熊元プロレスさんのおすすめ
『  あずきちゃん』MAX5巻!一気読みできるマンガ#4

CULTURE 2023.08.18

「絶対面白いのだけど巻数が多すぎて薦めづらい」漫画ってありますよね。そこで1日で一気読みできる「MAX5巻までの作品」を各界の漫画好きがリコメンド。夜や週末の予定が空いたときなどぜひ。

「いいなあ、こんな恋愛」と思える、少年少女たちの恋模様。

『あずきちゃん』著・木村千歌 原作・秋元 康
ある日、小学5年生の野山あずさ(通称あずき)は、転校生の小笠原勇之助にひと目惚れ。あずきの中学卒業までをほのぼのと描いたラブストーリー。(講談社/1巻429円、2〜4巻各417円、5巻429円)
『あずきちゃん』著・木村千歌 原作・秋元 康
ある日、小学5年生の野山あずさ(通称あずき)は、転校生の小笠原勇之助にひと目惚れ。あずきの中学卒業までをほのぼのと描いたラブストーリー。(講談社/1巻429円、2〜4巻各417円、5巻429円)

『あずきちゃん』を知ったのは、幼い頃に観ていたテレビアニメ。原作のマンガは、大人になってから出会いました。
 
主人公は平凡な女の子・あずき。転校生の勇之助にひと目惚れし、どきどきの毎日が始まりますが、ライバルのヨーコが現れるなど、恋は前途多難。ベタな設定ですが、恋のおまじないなど、当時流行っていたものが出てきて懐かしい気持ちになれますし、何より小学生から恋愛を満喫しているのはうらやましい!恋愛って大人になるとあれこれ考えてしまうけど、若いからこその、正直に想いを伝える登場人物たちの姿は見ていてまぶしいです。
 
作中には様々な恋愛のテクニックが出てきますが、特に驚いたのはヨーコの占い。勇之助を振り向かせるために、わざと「イニシャルにYのつく女の子と仲良くするといい」と、自分の名前が当てはまるような結果を伝えます。これは、恋愛のことしか頭になかった小学生時代の私でさえも浮かばなかったこと。わかりやすいからこそ、大人になっても相手をどきっとさせるための作戦で使えそうです。
 
中学校編になり、同級生の竜一が登場することで、あずきの恋愛はヒートアップ。誰と付き合い別れるのか、あずきの選択には驚きましたが、自分の想いに正直なのは、ある意味人間らしいのかも。
 
どろどろした恋愛マンガも好きですが、たまに気持ちが落ち込んだときは『あずきちゃん』の出番。甘いものとしょっぱいものを交互に食べるみたいな感じで、心をピュアに戻してくれます(笑)。

photo : Miyu Yasuda text & edit : Moe Tokai

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