前田有紀の『週末・気分転〈花〉』~第49回~ 秋の大人の自由研究。「フラワーデッサン」でお花を愛でよう。

LEARN 2019.10.26

10年のアナウンサー生活を経て、フラワーアーティストとして活躍する前田有紀さん。そんな彼女が世の頑張る女子の気分転換になるようなフラワーライフのアイデアを紹介してくれる連載。第49回はフラワーデッサンのお話です。

大人になってから最後に絵を描いたのはいつですか?

フラワーデッサン

皆さんは、大人になってから最後に絵を描いたのはいつですか?
私は花の仕事でクライアントにデッサンを見せて提案することも少なくないため、普通のお仕事に比べても比較的絵に触れている方かもしれません。でも、子どもの頃のようにずっと絵を描いて楽しい時間を過ごすことは大人になって、全くなくなってしまいました。ひたすら夢中になって、ワクワクしながら鉛筆を走らせる。小学校の休み時間に友達とノートを広げて絵を描いていたことを思い出したら、そんな時間が恋しくなってきました。

フラワーデッサン
フラワーデッサン

そこで、この秋、私のブランド〈gui〉では、”秋の大人の自由研究”と題して、気軽に花に触れられるワークショップを開催しました。その一つが「フラワーデッサンの基礎を学ぶ」という企画でした。つい先週末に行われた企画では、デザイナーの落合玲奈さんを講師にお迎えして、クロッキーという書き方でデッサンを体験していきました。花瓶にたくさんの花を並べて。

フラワーデッサンの3つのポイント。

フラワーデッサン

フラワーデッサンのポイントはこの3つでした。
①鉛筆をできるだけ長く削って尖らせておく。
②紙よりも花をよく見ること。とにかくじーっと見つめる。
③花びらのような柔らかいところは薄い線で、
茎などの硬そうなところははっきりした線で描く。

フラワーデッサン

私も参加してみたのですが、実際に描き始めてみると、立体的な花姿を、平面の紙の上で奥行き感を表現するのが難しく試行錯誤。それでも落合さんは「花をもっとよく見ると、奥行きによって見え方が違っているのがわかるはず。」とアドバイスをくれて、とにかく花の姿をよく見ようと集中しました。
ただ無心になって花をじーっとみると、「こんなに花びらがねじれていたんだ」「この花は薄い毛がはえている!」と、意外な発見がたくさんありました。私も参加してみたのですが、実際に描き始めてみると、立体的な花姿を、平面の紙の上で奥行き感を表現するのが難しく試行錯誤。
それでも落合さんは「花をもっとよく見ると、奥行きによって見え方が違っているのがわかるはず。」とアドバイスをくれて、とにかく花の姿をよく見ようと集中しました。ただ無心になって花をじーっとみると、「こんなに花びらがねじれていたんだ」「この花は薄い毛がはえている!」と、意外な発見がたくさんありました。

私は花の仕事をして、日々花に触れてなんでも知っているつもりになっていたけど、知らないこともまだまだ多いんだなと。そして花が好きだという気持ちを再確認しました。参加者の方々も「こんなにじっくり花を見つめたのは人生ではじめて。」と、素敵な笑顔を浮かべていらっしゃいました。
ぜひ皆さんも、お出かけの予定がない週末に、一輪の花と紙と鉛筆を用意して花の絵を描いてみてください!花とあなたの距離がぐっと縮まるとてもいい時間になりそうです。

☆前回の記事「秋は菊の花がおすすめ。菊のおしゃれな飾り方やアレンジ、長持ちの秘訣をご紹介。」はコチラから
☆連載「前田有紀の『週末・気分転〈花〉』」

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