あなたにとって働きやすい会社とは? #5 TVer 奥江 幸代さん、羅 呭希さん
WORK&MONEY 2024.02.26PR
福利厚生や待遇が良いにこしたことはないけど、「決定権や裁量権を若手にまかせてもらえる」「人生のステージの変化によるパフォーマンスの波を受け入れてくれる」など、人によって「働きやすさ」は多種多様です。この連載では毎回、女性の職場を訪問。人と会社のいい関係について考えます。第5回目は「TVer」の執行役員・人財戦略本部長の奥江幸代さんと、サービス事業本部でマーケティングを担当する羅 呭希（な せひ）さんです。(PR/TVer)
自由にまかせてもらっている分、結果を残そうって思える。
私は韓国の大学を卒業後に、いくつかの韓国企業と日本企業で働いてきました。前職はSEO専門のマーケティング会社で、TVerにきて1年になります。現在はTVerとTVerプラスのSEO・ASO（アプリストア最適化）担当、その他SNSなどマーケティングを担当しています。
私はTVerの前身企業、株式会社プレゼントキャストが設立したのとほぼ同じタイミングで入社し、現在は執行役員兼、人事部門の本部長を担当しています。人財戦略本部が立ち上がったのは実は2022年7月からで、これまで人事業務はコーポレート部門に包含されていました。TVerというサービスが成長していく中、採用をスピードアップする必要があったし、増えていく従業員に対しての人事サービスも強化する必要もあり、人事部門を独立させたんです。TVer社設立当初は50名ほどだった従業員も、今では190名ほどに増えました。現在は制度整備や会社のカルチャー醸成を含めた設計を行っています。羅さんにとってこの会社はどんな印象？
働きやすいです。1番いいなと思うのが、出社（フリーアドレス制）と在宅勤務を選べるところ。私は今、基本的に在宅で仕事をしています。それにスーパーフレックス制度もありがたいです。決められた就業時刻の中で働くよりも、業務の状況等に応じて働くことができるので効率的だと思います。もちろん自由にまかせてもらっている分、自分がちゃんと責任を取らなければいけないですが、だからこそもっと仕事を頑張ろう、結果を残そうって思えるところがあると思います。ある程度裁量が与えられている今の環境は自分に合っていますね。
これは面白いなと思った制度とかはある？
シャッフル食事会です。夜だったら飲み会になっちゃうんですけど（笑）。参加は完全任意の希望制で、食事代はもちろん補助ありなところも嬉しいです。とにかく社員数が多いじゃないですか。もともと自分が所属する部署以外のメンバーと交流を持つ機会が少ないし、在宅中心なので出社しても顔がわかる人が少なかったりする中で、初めて会ういろんな部署の人がごちゃまぜになって集まって食事をするのは楽しかったですね。
羅さんが入社したころはちょうどコロナ禍でリアルなイベントがなかったんだよね。この時期に入社した人たちの中には、リモート勤務続きで少し孤独を感じていた人もいたと思う。リモート勤務はいろいろな利点もあるけど、企業カルチャーをつくる上では実はなかなか難しい部分もあって、未だにそこは試行錯誤しているところ。帰属意識やお互いに協力し合う体制を醸成するためには、リアルな場となるオフィスの役割も重要なんだよね。
リモートは利点もあるけど、チームで協力し合うにはリアルな場も大切。
全社員が参加したイベントTVer Power Plant2023が昨年あったじゃないですか。改めてこんなにも大勢社員がいたんだとびっくりしました。Slackでやり取りはしているけど対面したことがなかった人とかとやっと会えて、こんなサイズ感だったんだと知りました（笑）。
コロナ禍を経て、ようやくリアルイベントが開催できて感慨深かった。どういう人たちが活躍して評価されているかを見える化させるためにも「MVP表彰イベント」って大切なんだなって実感したな。
人財戦略本部ってこういうことを考えるのも仕事なんですね。奥江さん自身の働き方も知りたいです。
私は子どもがいるから、17時にはお迎えに行かないといけなくて。会食が入ったりすると夫と役割をチェンジすることもあるけど、基本的にお迎えは私の担当。最近は主要な会議や採用面接がリアルになってきているから、週の半分は出社しているかな。子どものお迎え以降は子どもにかかりっきりだから、仕事はしないようにしてる、というか、できない（笑）。寝かしつけた後にやるかやらないか、みたいな感じ。
お子さんが生まれる前はどうでしたか？
それまではとにかく際限なく仕事をしてしまっていたかなぁ。今は強制的にでも子どもの時間をつくることでメリハリが生まれているから、以前よりも集中力が発揮できている気がする。だから、昔よりも今の方がワークとライフのバランスは良いかも。まあでも、優先順位は？と聞かれたら、なんの理屈も綺麗事もなく、子どもです（笑）。
私もワークライフバランスは大事にしたいけど、今はバリバリ働く時期かなと思っています。2023年12月、月間ユニークブラウザ数が3,100万MUBを超えたじゃないですか。それをさらに更新させるためにSEOでできることを考えながら日々働いています。動画サイトのSEOについてはいろいろと勉強しなければいけないことも多いので、そのあたりに時間を割いてますね。
羅さんはTVerオリジナルドラマのキャンペーンも担当してたよね。そのときはどうだった？
『潜入捜査官 松下洸平』ですね。宣伝担当として、ドラマのノベルティグッズをつくったり、ドラマ公式SNSアカウントを開設して運営をしたり、SNSでキャンペーンをしたりと奔走しました。
単局のドラマだと宣伝の幅も限られてしまうけど、TVerオリジナルを制作したことで、テレビ局をまたいで、複数の局でPRできる面白さがあったよね。
ドラマの宣伝時期は撮影現場や試写会にサポートで行ったりしていたので、仕事の時間が日によって結構バラバラだったんです。だけど、それもスーパーフレックス制度のおかげで対応しやすかったですね。
制度が生かされててよかった。ちゃんと趣味の時間は持ててる？
はい。私、日本語を勉強しだしたのも日本のドラマの影響で、今もドラマをよく観ています。ちょうど私が高校生ぐらいのときに韓国でも衛星放送で日本のドラマを視聴できるようになって、当時『ごくせん』（第1シリーズ）や『きみはペット』なんかを熱心に観ていました。だから撮影現場に行けた経験も嬉しかったです。
日本からみると韓国ドラマって人気だし、クオリティも相当高いけど、日本のドラマで日本に興味を持ってくれたのはなんか嬉しい。
好きな俳優が出ていると特に熱心に観ちゃいますね（笑）。あと、体を動かすことが好きなのでクロスフィットを10年くらいやっています。結構激しいトレーニングが中心なんですけど、もう生活の一部みたいになってますね。今でも週2でジムに通っています。
私も運動不足にならないようにテニスをしてる。あと、趣味で言うとミシンが好きで、最近はひたすら子ども服を作っていて。大人の服は作っても可愛くないから、子どものだけ（笑）。ミシンって結構集中できるし、服のパターン考えたりするのも、いい頭の運動になってます。
いろいろ仕事で悩んだり考えたりすることがあっても、走ったり汗をかいたりしていると意識がそっちに集中して切り替えられるんですよね。わかります！
休みもちゃんと取ってね。生理休暇もあるから。制度はあるだけじゃ意味がなくて、やっぱり知ってもらって、使ってもらうことで価値が生まれるんだよね。そうすれば従業員個々の働き方の選択肢ってもっと増やせるんじゃないかな。働きやすさの定義って本当に人それぞれでしょう？ きっと働きやすさって自分で設計していくことも必要なんだよね。どうしたら心身ともに健やかに働けるか、自分に合った働きやすさを作っていってほしい。そのためにみんなが活用できる制度やシステムは、これからもいろいろと取り入れていこうと思うので、うまく使ってほしいな。
私ももっと活用します！ 今はマーケティングを総括するリーダーの立場になりたいっていう目標があるんですけど、そのためにどんな働き方をしていったらいいのか考えてみようと思います。
頼もしい！ 次のMVP、期待してます！
TVer
インターネットを通してさまざまな視聴スタイルを提案し、テレビ局がつくったコンテンツの面白さを、新しい“テレビ”の価値とともに届ける会社。民放公式テレビ配信サービス｢TVer｣や、テレビ番組にまつわるトピックスを中心としたエンタメ情報をお届けするメディア「TVerプラス」などを運営している。
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