【岡山】「うさぎ穴」って？ここでしか観られない現代アートとホッと一息できる茶亭。
岡山の注目アートスポット1. 〈ラビットホール〉
窓の外に街の気配を感じながら、空間ごと、現代アートを体感。
岡山県出身の起業家で現代アートのコレクターとして知られる石川康晴氏が、愛する故郷にアートの風を吹き込もうと立ち上げた現代美術館。3階建ての邸宅を改修したスペースの窓からは、岡山城や隣接する〈林原美術館〉を一望。3年の予定で開催中の開館記念展では、階ごとのテーマに合わせ、400点にのぼるコレクションの中からセレクトした36 点を公開している。空間全体を使ったダイナミックな展示も多く、街を散策していて迷い込んだ“ウサギの穴”で、未知なるものと出会うようなアート体験ができる。
住所：岡山県岡山市北区丸の内2-7-7
TEL：086-230-0983
営業時間：10;00～17:00
定休日：月火水休（祝の場合は開館）
入場料：1,500円（18歳以下無料）。
HP：https://www.ishikawafoundation.org/
Instagram：
ファサードのひさしは、フィリップ・パレーノの作品。「イシカワコレクション展:Hyper real Echoes」は、2028年春まで3年間の開催予定。
岡山の注目アートスポット2. 〈ラビットホール別館 福岡醤油ギャラリー〉
明治に開業した醤油蔵の跡地で、遊び心に満ちた作品の数々を。
岡山後楽園の玄関口に、醤油蔵として使われていたシンボリックな建物の佇まいを生かしてつくられた〈ラビットホール〉の別館がある。メインの展示室はかつて樽が並んでいた地下スペースにあり、開放的な本館とは対照的に、静かに作品と対峙し、没入できる空間に。開催中のイギリス人の現代アーティスト、ライアン・ガンダーの個展では、鑑賞者に反応して壁の目がキョロキョロと動いたり、ネズミが壁の穴から顔を覗かせて語りかけてきたり、観る側の想像力をくすぐるようなユニークな作品と出会える。
下記は全て、ライアン・ガンダーの個展で展示中の作品。
住所：岡山県岡山市北区弓之町17-35
TEL：086-222-3106
営業時間：10:00～17:00
定休日：月火水休（祝の場合は開館）
入場料：1,000円（18歳以下無料）。
HP：https://www.ishikawafoundation.org/
明治時代から市民に親しまれてきた建物を改修。「ライアン・ガンダー：Together, but notthe same」は、2028年春まで3年間の開催予定。
〈SABOE OKAYAMA〉で味もスタイルも更新する、新しい日本茶体験。
伝統的な日本茶の文化に、現代に合う新しい感性を取り入れた茶亭。果実や穀類をブレンドしたオリジナルのお茶や和菓子、茶器などを扱う売店に、蔵を改装した茶房を併設。岡山の茶産地として知られる美作（みまさか）市の農園の味も楽しめるのが魅力。茶房のカウンターの目の前で美しいお点前を眺めて過ごす時間は、なんとも優雅。お茶とお酒を融合させたカクテルなど、驚きのある一杯にも出会える。美術館の後に、お茶の概念を塗り替えるような、アートなひとときを。
住所：岡山県岡山市北区弓之町17-35
TEL：086-207-2779
営業時間：売店11:00～17:00、茶房13:00～23:00（日祝～17:00）
定休日：月火水休（祝の場合は営業）
席数：8席
Instagram：@saboe_tea_okayama
No. 1247
