【熱海】全室オーシャンビュー！断崖絶壁にそびえ立つ〈ホテルニューアカオ〉
かい・みのり／旅、散歩、手土産、クラシックホテルや建築などを主な題材に書籍や雑誌に執筆。著書に『一泊二日 観光ホテル旅案内』（京阪神エルマガジン社）、『歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ』（エクスナレッジ）など。
東海道新幹線の開通以来、首都圏だけでなく、東海・関西圏からも人が押し寄せ、一大温泉街へと発展した熱海。海や山に囲まれた自然豊かな環境や、年間15回ほど開催される花火大会、縁結びのパワースポットも人気だが、老舗の喫茶店、スマートボールや射的を楽しめる遊技場と、古くから続く店や施設がまちなかに残り、昭和の時代にタイムスリップしたような心地が味わえる。
そんな昭和遺産といえる熱海の風景の中で、ひときわ存在感を放つのが、ホテルの屋上にレトロな字体の赤い看板を掲げた〈ホテルニューアカオ〉。火山の噴火により紺碧（こんぺき）の海に沿って形成された断崖絶壁の景勝地・錦ヶ浦に、昭和48年に築かれた大型ホテルだ。海と崖の高低差を巧みに利用した2棟の客室棟は、全室オーシャンビュー。開業時からの古きよき佇まいを継承する海洋上の「オーシャン・ウイング」と、華やかなローマ建築に彩られた断崖上の「ホライゾン・ウイング」、双方を探検気分で行き来できる。市街地から少し離れた立地である分、敷地内で存分に寛ぎ、遊興できるよう、施設やアクティビティが大充実。1泊では時間が足りないと思えることが、繰り返し通いたくなる理由でもある。
ホテルニューアカオの楽しみかた その1. 屋上庭園で迫力の大自然散歩。
火山の名残を感じられる景勝地・錦ヶ浦の大自然に囲まれた屋上庭園。眼下には洞窟や奇岩が迫り、美しい海の先には初島（はつしま）が浮かぶ。緑豊かで、撮影スポットとしても人気が高い。
ホテルニューアカオの楽しみかた その2. 海を眺めながら季節のパフェを。
ホテルから徒歩3分ほどの距離にある、海を見晴らす絶景カフェ〈Restaurant＆Sweets花の妖精〉。旬のフルーツを使用した「季節のパフェ」1,900円（内容・価格は季節替わり）が看板メニュー。
ホテルニューアカオの楽しみかた その3. 絶景のラウンジで優雅なおもてなし。
ホライゾン・ウイング内にある180度ガラス張りの「ロイヤルラウンジ」では、海を眺めながら、コーヒーなど無料のウェルカムドリンク（時間限定）を味わえる。夜は無人のワインバーに。
ホテルニューアカオの楽しみかた その4. 露天風呂で、海と一体化した気分に。
湯船の水面が海に続いて感じられるよう設計された露天風呂「スパリウムニシキ」。相模灘の眺望を楽しみながら、海のミネラルたっぷりの温泉でリラックスできる。
ホテルニューアカオの楽しみかた その5. 宮殿のようなレストランで舌鼓。
夕食・朝食ともにライブキッチン付きのビュッフェスタイル。会場は国内最大級のクラシカルなシアターレストラン。海と山に囲まれた伊豆ならではの食材を使った料理がずらり。
ホテルニューアカオの楽しみかた その6. 湯上がり・食後は、昭和レトロなバーで。
昭和レトロな設えの〈缶詰BAR 缶蔵～KANZO～〉。オリジナルラベルのクラフトビール1,200円や約80種類の缶詰400円～のほか、ジェラートもラインナップ。
ホテルニューアカオの楽しみかた その7. レトロなオリジナルグッズを持ち帰る。
ホライゾン・ウイングにある〈ショップ エール〉には、ホテルのロゴ入り土産が充実。クッキー900円、T シャツ4,180円～、トートバッグ1,760円、サイダー1本390円。
住所：静岡県熱海市熱海1993-250
電話：0557-83-6161
客室数：全350室
宿泊費：1泊2名1室・1名15,800円～（2食付き）
リニューアルを経て2023年7月にオーシャン・ウイング館がグランドオープン。JR熱海駅から無料送迎バスも。
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