【山代温泉】日帰り温泉〈古総湯〉周辺の絶品グルメスポット3選
山代温泉 古総湯/立ち寄り湯
1,300年の歴史を刻む、山代温泉の象徴、共同浴場。
北陸新幹線で金沢から2駅、加賀温泉郷のひとつに数えられる山代温泉。街の中心にしてシンボリックな存在が〈古総湯〉だ。明治期に建て替えられた総湯を2010年に復元したもので、昔ながらの温泉街の風景を作っている。浴室は、木目が美しい拭き漆の板壁に、九谷五彩(くたにごさい)と称される緑、黄、赤、紫、紺青の5色のステンドグラスを配し、床や腰壁のタイルは当時の絵柄や様式を再現した九谷焼のタイルを使用。湯につかり眺めながら、かの時代へと思いを馳せるのも一興だ。カランやシャワーの設備はなく、入浴方法も当時と同じで、かけ湯をして湯船につかるだけの「湯浴み」スタイル。湯浴み後は、2階で体を休めて街散策に出かけるのがおすすめだ。
住所:石川県加賀市山代温泉18-128
TEL:0761-76-0144
営業時間:12~2月7:00~21:00、3~11月6:00~22:00
定休日:第4水6:00~12:00休
北陸新幹線の加賀温泉駅からバスで約15分。木造2階建て。入湯料700円。
茶寮 なか尾/カフェ
四季の移ろいが楽しみ。庭園を愛でて時間を過ごす。
この地で25年にわたって親しまれた懐石料理店がリニューアル。ゆっくりとお茶を飲みながら過ごせる場にしたいと、和を基調にしたカフェへと生まれ変わった。山本輝一(てるかず)さん・真由美さん夫妻がまず取り組んだのは、元々あった美しい日本庭園を生かすこと。大きなガラス窓を設えることで、どの席からも庭を眺めてくつろぐことができるように。“大人のサロン”のために用意したメニューは、料理店の時と同様にきちんと手をかけたもの。寒い時期のおすすめは、ほどよい甘さに炊き上げたぜんざいと、地元米で作ったお餅を香ばしく焼いて合わせた「焼き餅ぜんざい」。
山中塗の漆器、九谷焼の皿など、器使いでも楽しませてくれる。
住所:石川県加賀市山代温泉桔梗丘4-29
TEL:0761-77-0015
営業時間:11:30~17:30(17:00LO)
定休日:水、第4木休
席数:23席
空間や家具にもこだわったくつろぎのスペースが広がる。季節のお弁当4,180円(要予約)も人気。
割烹加賀/割烹
香箱蟹1杯を使うスペシャルセット、ご当地グルメの「カニごはん」を!
北陸新幹線開業を記念して、2015年に加賀の新たなご当地グルメとして生まれた「加賀カニごはん」をご存じ? ズワイガニの雌である香箱蟹を1人前につき1杯使い、各店が趣向をこらしたメニューを考案するもの。2024年度版は、加賀を代表する4軒の飲食店が参加し人気を集めている。そのうちの1軒がこちら。メインのカニご飯は石焼きビビンパをイメージ。まず、アツアツの石鍋の中でご飯、塩茹でした香箱蟹の身、内子、外子の醤油漬け、温玉を混ぜ、焼きつけて食べる。次に、大葉やワサビを加えてさっぱりと。さらにカニ鍋のスープで雑炊に。香箱蟹デビューの人にも、食べなれたグルマンにもおすすめの、ここだけの味だ。
住所:石川県加賀市山代温泉桔梗丘2-73
TEL:0761-76-0469
営業時間:11:00~14:00(13:30LO)、17:00~21:00LO
定休日:月夜、火休
席数:50席
「加賀カニごはん」は昼夜OK。内容は季節替わりで、写真のものは2025年3月31日まで。