【東尋坊三国温泉エリア】冬季限定!越前がにを求めて全国からファンが訪れるお店2選
1. 三国温泉 内湯の宿 おおとく
産地随一と評判の料理旅館で、お値打ち蟹を堪能。
日本海に浮かぶ「神の島」、雄島のすぐ目の前。名物の蟹料理を目指して全国から人が集まる、レストラン併設の料理旅館がこちら。11月上旬に漁が解禁となった、三国港や越前港から直送される越前がに。その蟹みそをアク抜きしてクリーミーな味わいに仕上げた名物「蟹みそのしゃぶしゃぶ」や、塩水を使うことで甘みを引き立てる「茹で蟹」など、ひと手間を加えた味わいで、界隈でも随一と評判だ。セイコガニの身出し、焼き蟹、蟹刺しなど全10品の夕食が付いて1人1泊3万円台からという驚きの価格や、最もおいしい状態で味わえるようにと「みそしゃぶ」「茹で蟹」「蟹雑炊」はスタッフがサーブするなど、どこまでも客思いの宿なのだ。
窓から雄島を望む大浴場は、ナトリウムやカルシウムなどミネラルが豊富な東尋坊三国温泉。
〈内湯の宿 おおとく〉の向かいにある〈海のレストランおおとく〉。レストランとしてはもちろん、宿泊者はここでウェルカムドリンクを楽しめ、朝食後のカフェ利用も。
住所:福井県坂井市三国町安島24-51-2
TEL:0776-82-6668
部屋数:全8室
宿泊料金:1泊2名1室・1名33,000円~(2食付き)
HP:https://ootoku.com/
越前がには11月初旬から3月末まで。ほかの時期は紅ズワイガニが楽しめる。
2. 越前蟹の坊
内子の濃厚な味わいが際立つ、1月末まで限定の贅沢丼。
松葉、間人(たいざ)と並ぶ三大ズワイガニといわれる越前がに。中でもメスの「セイコガニ」は資源保護のため11~12月の2カ月間のみの漁期で、オスに比べ小さいながらも、濃厚な味わいと赤いダイヤとも評される内子のおいしさでファンが多い。こちらではそんな「セイコガニ」をまるごと2杯使って作る「せいこ丼」9,020円(写真、価格変動あり)が名物。明治創業の料理旅館〈望洋楼〉が営むだけあって、契約農家が育てた福井・阿難祖(あどそ)産コシヒカリ米や、敦賀〈奥井海生堂〉の昆布だしで作る蟹酢を合わせていただく、贅沢な味わいだ。1月末まで提供予定で早期終了の場合も。
住所:福井県坂井市三国町宿1-16
TEL:0776-82-3925
営業時間:11:00~14:30(土日祝~15:00)、18:00~19:00LO ※夜営業は11月初旬~12月下旬のみ
定休日:火休ほか不定休あり
席数:50席
三国港の向かい、えちぜん鉄道三国港駅からすぐ。蟹の立体看板が目印。定食からコースまで揃う。
One more spot 浜坂鮮魚店
地元民の台所を支え、70年愛され続ける鮮魚店。
連日観光客でにぎわう食事処〈浜坂鮮魚店 ゆあぽーと前店〉から歩いて約5分の場所にある本店。70年以上続くお店は、風情ある佇まい。2代目の浜坂博之さんが、昼頃から炭をおこして焼く魚が地元民の食卓の味として親しまれている。焼き魚は、通年7~10種類ほどが揃い、今の時期なら三国漁港で揚がるカレイやメギス、福井の中央市場から届く銀ダラ、サンマなどが登場。「炭火焼きは魚の生臭さが消え、風味もいい。そのうえ時間が経っても身がふっくらしているんです」と、浜坂さん。翌日でもおいしくいただけるので、旅のお土産にもおすすめだ。焼き魚は予約なしでも買えるが、魚の種類や数量はあらかじめ電話で確認&注文がベター。
住所:福井県坂井市三国町宿1-12-25
TEL:0776-81-2707
営業時間:7:00~16:30
定休日:日休
2~3種をブレンドして使う国産の炭のいい香りが店中に漂う。テイクアウト専門で、蟹は地方発送も。