京都でクリスマスや年末を過ごすなら?ホリデー気分を彩る至福時間の最適解|京都、どこ行けばいい? もしもし京都相談室Vol.12
滋賀県出身。京都在住3年目。アパレルブランド勤務、トランジットジェネラルオフィス、外資系ラグジュアリーホテルでのPRを経て、現在は、京都を拠点に、アート・ホテル・ライフスタイル・カルチャーなどをメインにフリーランスPRとして活動中。ハナコラボパートナー。インスタグラム:@aoi_nakamura
年の瀬ですね、今年も1年ありがとうございました。今年最後のご質問、どうぞよろしくお願いいたします。
はじめまして。京都でクリスマスや年末のわくわくを味わいたいのですが、おすすめはありますか?
東京や大阪のイルミネーションがはじまると、ああもう12月か、と季節の訪れを感じます。街中がホリデー気分の街とは違い、京都の街の中で小さなクリスマスを見つけると、うれしくなります。煌びやかではないですが、静かにホリデーのあたたかさを感じる最適解3軒、回答させていただきます。
ホリデー気分へと誘う、クリスマスモチーフのアフタヌーンティー
1軒目は、〈HOTEL THE MITSUI KYOTO〉のフェスティブアフタヌーンティー 。年に二度ほど、アフタヌーンティーに行くことを楽しみにしているのですが、どこのホテルもフェスティブシーズンは1年の中で特に力の入った魅力的なラインナップが揃いますよね。私的には2024年フェスティブシーズンの京都ナンバーワンは、ここです。
“Winter Aroma Elegance” (ウィンターアロマエレガンス)という、香りがテーマのアフタヌーンティー。
なんといってもポイントは、このビジュアル。みてください、センターに鎮座した、ジンジャーブレッドマン。オーナメント、スノーマン、トナカイなどクリスマスのモチーフが、こどもっぽくチープになりすぎない絶妙なバランスの「かわいさ」で表現されていて、さすがです。たまりません。
クリスマスが過ぎても大丈夫。2025年1月14日(火)まで楽しめるようなので、ぜひホリデー気分を味わってください。
住所:京都府京都市中京区油小路通二条下る二条油小路町284
TEL:075-468-3100
公式HP:https://www.hotelthemitsui.com
冬限定の選りすぐりな紅茶に出合うなら。
2軒目は、〈ミスリム〉。ホリデーシーズン、冬の紅茶が12月から提供されることを先日お店の前を通った時に知り、12月になったらすぐ訪れようと決めていました。
〈ミスリム〉さんのお店の前には、1本のイチョウの木が立っており、冬の紅茶とともに、こちらのイチョウが黄色く色づくことも心待ちにしていました。人気店ゆえ、混雑時は並ばれていることも多いのですが、タイミングよく入れることも。
先日は妹と、この日は1人で訪れました。冬の寒い季節、コーヒー派の私も、この季節に限っては紅茶がより一層恋しくなります。
2階席からはちょうど、窓からイチョウが美しく切り取られるのですが、1階席の窓側、レースの隙間から覗くイチョウの木も美しく、カップに注がれた黄金色の飲み物に映り込むゆらめく景色は、一人静かに訪れるからこそ気付くことのできる情景。静かな冬の、ささやかなホリデーを感じることのできる瞬間です。
提供される冬の紅茶は、3種類。リーフティーも販売されており、私はこのシーズンに会う人に渡すプチクリスマスギフトとして買い求めました。
住所:京都市上京区河原町丸太町下ル伊勢屋町400
TEL:075-231-4688
営業時間:13:00~19:00(L.O18:00)
定休日:木、金曜日(不定休)
公式X:@Misslimteaplace
クリスマス限定!贅沢な1ピースケーキを頬張る。
続いて3軒目は〈agnès b. CAFE 祇園店〉。2024年のクリスマスまでに食べたい! と思っているのが、agnès b. et PIERRE HERMÉ PARISとのコラボレーションクリスマスケーキです。
この祇園店では、アンディヴィデュエル(フランス語でプティガートーの意味だそう)、1ピースで提供されるクリスマスケーキ「アンフィニマン ヴァニーユ」が楽しめるそう。
「ヴァニーユ(バニラ)」が口いっぱいに広がるコラボレーションケーキだそうで、クリスマスケーキを頼んでみたいと思いつつも、ホールだと少人数ではなかなか難しいので、1ピースをカフェで楽しめるなんてうれしい。しかも、〈ピエール・エルメ・パリ〉とのコラボレーション!
カフェで楽しめるのは、25日(水)までとのことなので、この期間を逃さずいきたいと思っています(行こう行こうと思って、気付けば終わっている…ということ、よくありますよね)。
〈agnès b. CAFE 祇園店〉は、祇園の花見小路通、観光地のド真ん中に店を構えており、オープンからずっと大好きカフェ。(この周辺、意外と“カフェ”が少ないエリアなのです)
〈cenci〉のスーシェフ・渥美彰人氏監修のフードや、〈Camphora〉のパティシエ・丸橋理人氏監修のスイーツといったクオリティの高い豪華さを元々兼ね備えているお店なので、クリスマスでなくともホリデーで京都観光される方にはおすすめという情報も、追記しておきます。
2Fはコレクションラインや〈agnès b.〉のレアなヴィンテージアイテムもそろっており、1Fには他の店舗では販売されていないカフェグッズなども購入することができます。わたしは手ぶらでこの店を出てこられた試しがありません。
住所:京都府京都市東山区祇園町南側570-128
TEL:075-334-5202
営業時間:10:00~18:00
定休日:不定休
公式Instagram:@agnesb_cafe
ということで、2024年最後のご質問をありがとうございました。私が大好きな季節、京都で見つけた小さなホリデー。年の瀬なので、勝手に番外編もお届けです。
①〈RAU〉のデセール
〈GOOD NATURE STATION〉3階にある、リニューアルオープンしたばかりのパティスリー。見た目も中身も芸術作品。※クリスマスケーキは完売
https://www.instagram.com/rau_kyoto/
②〈Park Hyatt Kyoto〉のブッシュドノエル3種とシュトーレン、年始のガレット・デ・ロワ
わたしも2024年はこちらのクリスマスケーキをオーダーしたい!
https://www.instagram.com/parkhyattkyoto/
①〈フォーシーズンズホテル京都〉6mのクリスマスツリー
クリスマスの間に毎年1度は楽しみに行きます。
②〈ザ・プリンス 京都宝ヶ池〉
クラシックな雰囲気のクリスマスが素敵。
③〈コーヒーレストラン ドルフ〉
暖炉とクリスマス、サンルーフと大きな木、ドルフはクリスマスが特に好きです。
それではみなさん、また来年お会いしましょう!
text&photo_aoi nakamura