渋谷の定番#3 注目スポット4選
photo_Yu Inohara, Hikari Koki, Yuki Sonoyama, Kanta Torihara text_FIUME Inc.
1,大都会では見られない、非日常の輝きを辿る星空旅。〈コスモプラネタリウム渋谷〉(コスモプラネタリウムしぶや)
渋谷で“プラネタリウム”
高低差のある渋谷の街歩きでちょっと疲れた……という時にもおすすめなのが〈コスモプラネタリウム渋谷〉。東急文化会館にあった〈五島プラネタリウム〉の閉館後、その歴史を受け継ぎ桜丘に新たに誕生した。現実には見られない渋谷のビル群と満天の星の共演を体感できるのはここだけ。思いがけず夢のようなひと時になるはず。
渋谷唯一のプラネタリウムは、当日夜の星空解説に加え、天文学にまつわるストーリー仕立てのプログラムなど豊富さが魅力。個性豊かな星空解説員による生解説は必聴。観覧料600円。
住所:東京都渋谷区桜丘町23-21 渋谷区文化総合センター大和田12F
TEL:03-3464-2131
営業時間:開館時間12:00(土日祝10:00)〜20:00
定休日:月、年末年始休
席数:120席
2,哲学的な建築を活かした展示を、渋谷の真ん中で。〈渋谷区立松濤美術館〉(しぶやくりつしょうとうびじゅつかん)
設計の、噴水のある吹き抜けや曲線が印象的な美術館。絵画や彫刻、工芸を中心とした企画展を年に4回のペースで行う。9月14日から美術における「空」の表現の変遷をテーマにした「空の発見」展を開催。
住所:東京都渋谷区松濤2-14-14
TEL:03-3465-9421
営業時間:10:00〜18:00(金のみ〜20:00)
定休日:月休(月が祝の場合は翌火休)
3,人と文化の交差地点。都会の大人のための銭湯。〈改良湯〉(かいりょうゆ)
100年以上の歴史を持つ〈改良湯〉が、2018年にリニューアルオープン。没入感に浸れる暗めの浴室やポップな銭湯絵、開放的な外気浴スペースなど様々な工夫が施されていて、老若男女が楽しめる。ジャンルレスなイベントやワークショップなど、入浴以外でも楽しめる企画も人気だ。
住所:東京都渋谷区東2-19-9
TEL:03-3400-5782
営業時間:12:00〜23:30
定休日:土休
4,渋谷遺産”的な存在でもあるクラシック専門の名曲喫茶。〈名曲喫茶ライオン〉(めいきょくきっさライオン)
1926年創業、1950年の再建を経て98年もの間、渋谷を見守る。オリジナルで作った、2階に突き抜けた巨大なスピーカーを一目見ようと、海外から訪れる人も多いそう。クラシックレコードは5,000枚以上あり、スピーカーからインパクトのある音が流れる。
住所:東京都渋谷区道玄坂2-19-13
TEL:03-3461-6858
営業時間:13:00〜20:00
定休日:無休
席数:120席
各スポットを紹介してくれた渋谷の案内人
長尾悠美
〈Sister〉代表
セレクトショップ〈Sister〉のディレクター兼バイヤー。映画やアートにも造詣が深く、その幅広い知識を活かして多方面でコラボレーションを展開。近年はフェミニズムにまつわる企画などに積極的に取り組む。@yuminagao_
鈴木天夏
〈BUY ME STAND渋谷本店〉店長
前職の飲食店経験を経て2022年、昔から大好きだったという〈BUY ME STAND〉の店長に就任。お店がある渋谷にはほとんど毎日自宅から自転車で通っている。近隣店舗同士の交流も盛んで、街の新情報も会話の中でキャッチ。
田村結衣
〈SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS〉広報
〈SPBS本店〉で店舗スタッフを経験し、昨年4月から広報を担当。現在は〈SPBS本店〉で展開している「本屋好きのための古着」のバイイングも行う。事務所のある奥渋谷エリアのおいしいものに日々アンテナを張っている。
藏所知司
〈ウェルカム〉事業開発室 統括
〈DEAN & DELUCA〉などを運営し、食とデザインを軸に良質なライフスタイルを提案する〈ウェルカム〉にて、ブランド事業で培った経験を活かした様々な開発事業や街づくりを担当。渋谷とは30年以上の付き合いがある。
渋谷#1 ごはん屋さん7軒
渋谷#2 ほっと一息スポット6選
渋谷#4 お買い物スポット2選