PUTTING IN THE BAG 旅慣れている人の、旅のもちもの。#10小谷実由 (モデル)

TRAVEL 2024.06.17

モデルの小谷実由さんの旅のもちものと、旅のプラン。

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本やバッグは多めに持参して異国の地でも心地よく過ごす。

色とりどりの小物が目を引く、小谷実由さんのキャリーケースの中身。「コームやアクセサリーパーツなど、こまごまとした美しいものを探し集めるのが旅先での楽しみのひとつ。戦利品を持ち帰るためのポーチは多めに持参します。洋服もその日の気分で選べるように色々持って行きますが、毎回重宝しているのは、〈MameKurogouchi〉のシャツワンピース(①)。寒さ対策も日除けもできるし、飛行機に乗る時にもラク。着回しもしやすいんです」
 約4年ぶりの渡航先に選んだのは、台湾。映画監督のエドワード・ヤン氏の回顧展が開催されると知り、観たい気持ちを抑えきれず現地へ赴いた。「旅が決まったら、行く先にまつわる本を読んで気分を高めます。前回の台湾旅で手に入れたスカーフ(⑧)は、真知子巻き(頭にかぶるように巻く)にするのが好き。日本だと少し照れるスタイルも旅行中は試したくなりますね」
 ローカルなお店を食べ歩きしたり、問屋街に足を運んだり、いつも東京でやっているようなことをして過ごすのが理想だと語る小谷さん。異国の地でもリラックスできるよう、携行品にバリエーションを持たせることを大切にしていると教えてくれた。

DESCRIPTION
①〈Mame Kurogouchi〉のシャツワンピース。②シンガポールのブランド〈BeyondTheVines〉のバッグ。③〈NewBalance〉×〈AURALEE〉のコラボスニーカー。④サングラス。⑤アクセサリー。左の2つは現地で集めたパーツで小谷さんが手作りしたもの。ポーチに入れて持ち歩く。⑥〈YUKI SHIMANE〉のカーディガン。⑦〈MARROW〉のレザーポシェット。⑧台湾で購入したヴィンテージスカーフ。行き帰りはこれに服を包んで収納。⑨足裏用冷却シート「休足時間」。⑩シートマスク。肌の状態によって選べるように数種類を持参。⑪温めて使えるかっさ。⑫コーム&ミラー。⑬今回の旅でゲットしたコーム。⑭リップや日焼け止めなどはポーチに。⑮〈hince〉のアイシャドウなどのコスメ類。⑯お茶。⑰好きな歌詞を表紙に刻印した〈HININENOTE〉のノート。⑱旅の気分を高める文庫本。気分に応じてチョイスできるよう、3冊ほど入れておく。⑲ベトナム土産の巾着。⑳友人にもらった〈ZARA〉の巾着。どちらも現地で買った小物を収納する用。㉑エコバッグも複数持参。㉒ヘッドフォン。㉓台湾で購入したトートバッグ。㉔〈RIMOWA〉のキャリーケース。

PLAN 台湾映画の世界観を堪能。

DAY1

台北市立美術館

早朝に到着し、回顧展が開催された台北市立美術館へ。大好きなエドワード・ヤン作品の世界観にどっぷりと浸る。そのあとは同監督の作品『ヤンヤン 夏の想い出』のロケ地巡りへ。ランチは毎回訪れる牛肉麺のお店〈永康牛肉麵館〉で。夜は、YouTubeでリサーチしていた台湾料理屋で食事を楽しんだ。


DAY2

長白小館

2日目もロケ地巡りからスタート。デッドストックの手芸用品が揃う〈朝陽服飾材料街〉で、アクセサリーのパーツ探し。フルーツパーラーでおやつ休憩を挟み、豚バラ肉と白菜の漬物を使った鍋が有名な〈長白小館〉で夕食。ドラッグストアに立ち寄り、シートマスクなどの台湾コスメをお土産用に購入。


DAY3

洪瑞珍

サンドイッチ専門店〈洪瑞珍〉と、豆乳を使った朝ごはんが食べられるローカルのお店をはしご。台湾映画を観て憧れていた、緑豆ののった豆花もいただく。骨董品店や土産物店を巡り、おやつには蒸しパンを。ガチョウ肉や混ぜ麺なども食べ、深夜便の出発時間まで台湾グルメを味わいつくした。


ALWAYS TOGETHER

〈RICOH〉のデジタルカメラ

心動かされた景色や街並みを残しておくため必ず持ち歩く。大好きなキャラクター、ポチャッコのネームタグつきで、さらに愛着が。

photo_Hikari Koki text_Riho Nawa

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