「ヨーグルト」に「温泉」を掛け合わせたら、おなかが整った話 | 休日別府旅
ダイエットをするにしても美肌を目指すにしても、避けて通れないキーワードが「腸活」。腸内細菌は性格や個性と相関があるなんてことも聞いた。腸活といえば「ヨーグルト」だが、昨今、そんな腸活トレンドに「温泉」が加わったらしい。
九州大学都市研究センターの調査「温泉入浴で腸内細菌に変化、疾病リスク改善実証実験結果発表」(2022年)によると、温泉入浴することで腸内細菌のバランスが整い、善玉菌の増加や疾病リスクの改善に役立つことがわかったのだとか。しかも、泉質別に異なる疾病リスクにアプローチをするらしい。腸活は、もはやお通じをよくするだけじゃない、健康的な人生を送る上で不可欠なミッションのようにすら感じる。
そんな腸活の新定番を体験できる特別な宿泊プランがあると聞いて、Hanako編集部一健康オタクの藤田が、温泉大国・別府市へ行ってきた(PR/明治)。
至るところから湯けむりが立ち上る、別府・鉄輪の情景。
大分空港から空港バスに揺られ約1時間、別府駅に到着。せっかくなら風情ある温泉街を堪能しようと、まずは別府市・鉄輪(かんなわ)エリアへ向かった。
訪れたのは〈湯けむり展望台〉。別府湾を一望できるほか、街の至るところから立ち上る湯けむりが見てとれる。
海風にさらわれては消え、そしてまた立ち上る様子をぼうっと眺める。ああ、温泉街にやってきたんだと心が躍る。
温泉には10種類の泉質があるが、別府には7種類もの泉質を持つ温泉郷が揃っている。加えて日本一の湧出量を誇るというのだから、別府は最強の温泉地だ。それだけ温泉のバリエーションが豊富なら、さまざまな疾病リスク改善にも期待できそうである。
レトロな別府駅周辺を散策しながら、腸活ウォーキング。
鉄輪エリアを堪能したら、別府駅周辺をのんびり散歩し、腸のぜん動運動を促す。歩くことだって立派な腸活だ。
別府駅周辺にワイルドな湯けむり風景はないが、都会的な風景の中に突如昭和な空間が広がったりするから楽しくて、思わずウォーキングが捗る。
竹と椿のお宿〈花べっぷ〉で「別府 温泉腸活ステイプラン」を体験。
しっかり5,000歩ほど歩いてから、宿泊する〈花べっぷ〉へ向かった。
今回体験する「別府 温泉腸活ステイプラン」は、株式会社 明治の「明治ブルガリアヨーグルト」が別府市とタッグを組み、新しいおなかの健康習慣として“温泉×ヨーグルト(※)”を提唱した「別府 温泉腸活プロジェクト」の一環だ。
(※)ヨーグルトとは、明治ブルガリアヨーグルトLB81 プレーンのことを指します。
冒頭でも述べた通り、腸活はさまざまなことに影響する壮大なミッションだ。温泉とヨーグルトのWのアプローチで私の腸内細菌バランスが整ったら、きっと生まれ変わるんじゃないか。中庭から差し込む日に照らされたエントランスで、ふとそう思った。
素足が気持ちいい、畳にベッドのくつろぎ空間。
竹と畳のぬくもりを感じるお部屋。自宅では冷たいフローリングにスリッパだから、素足ってこんなに気持ちがいいんだと実感する。
腸活ポイント①「お風呂上がりの牛乳」ならぬ、「お風呂前のヨーグルト」!
冷蔵庫を開けると、ウェルカムドリンクならぬ、ウェルカムヨーグルトが入っていた。本プロジェクトでは、入浴前にヨーグルトを食べることを推奨している。温泉腸活プロジェクトの冊子によると、乳酸菌の生育に最適な温度は35〜46度らしい。だから入浴前なのか。なるほど、ちゃんと理にかなっている。
明治ブルガリアヨーグルトに添えてあるのは、柑橘の一種である「ざぼん」を使った特製ジャム。果肉たっぷりのほろ苦い大人のジャムだ。プラスチックや金属加工のスプーンで食べるより、この特製の竹製スプーンで食べると口当たりも良く、まろやかに感じる。このスプーンも伝統的工芸品である竹細工で、持ち帰ることができる。
温泉入浴で腸内細菌バランスを整える。
入浴前のヨーグルトを食べたら作務衣に着替えて、いざ温泉へ。乳酸菌を活発化させるぞ、と意気込み暖簾をくぐる。
花べっぷの温泉は“美肌の湯”とも呼ばれる「ナトリウム炭酸水素塩泉」。やわらかな湯ざわりで、肌がつるつるするのがわかる。温度も熱すぎないから、肩までゆっくりつかっていられる。
腸活ポイント②入浴中におなかをマッサージ!
入浴中は温まることで腹筋がゆるむらしく、マッサージをすると腸活になるらしい。腸の流れに沿っておなかをなでるように時計回りでマッサージを行うと、体の末端まで血流が良くなって、指先がジンジンした。
温泉腸活SPAで仕上げる。
腸活ポイント③プロによる腸を刺激するマッサージ!
この宿泊プランでは、なんと20分のSPAまで受けられる。もちろん、温泉腸活プランなので徹底的におなかだけを攻められる。直接腸をつかむかのように、指先を立ててググッとおなかを刺激された。マッサージ師によると、「あなたの腸の動きは悪くなさそうよ」とのこと。明日のトイレが楽しみである。
大分名物を堪能しながら腸食ディナーをいただく。
夕食は、全国の生産量の9割以上を占める「大分県産かぼす」を使った食前酒から始まり、湯布院サーモンのサフランソースがけや、豊後牛の赤ワイン煮込み、大分平政のお造りなど、大分の名産を使った主役級の料理が並ぶ。和も洋も全部あるから、迷い箸必至だ。
腸活ポイント④ヨーグルトソースでおいしく腸活!
なかでも大分県民のソウルフードである「とり天」がおいしかった。唐揚げよりも軽い食感を楽しめる。明治ブルガリアヨーグルトでつくった特製タルタルソースをかけていただく。ほどよく酸味が効いており、さっぱりいただけた。
朝ヨガで腸活エクササイズ。
翌朝。腸食前に朝ヨガを受けることに。これもこの宿泊プランの一環だ。
腸活ポイント⑤朝ヨガでおなかまわりを刺激!
40分間、おなかをねじる動きをメインに、ひたすら腸の動きを促していく。
腸食で〆る。
運動で小腹を空かせたら、腸食ビュッフェをいただく。
腸活ポイント⑥ヨーグルト漬けでおいしく腸活!
地魚を醤油や酒、みりん、ねりごまなどでつくったタレに漬け込んだ大分の郷土料理「りゅうきゅう」もまた、ヨーグルトアレンジが。タレの中にヨーグルトを軽く混ぜており、まろやかに仕上がっている。
ヨーグルトって、私の中ではスイーツ的な立ち位置だったが、こんなにも違和感なく料理に使えることに驚いた。つい2杯目のごはんをよそってしまった。
「別府 温泉腸活ステイプラン」を終えて。
あっという間の一泊だった。
最近は年末進行で忙しくしていたから、ごはんを単なるエネルギー補給としてせかせかおなかに詰めていた気がする。しっかり湯船につかったのだって久しぶりだ。でもきっとそれって、おなかにもよくないし、ひいては自分自身を大切にできていなかったんじゃないか。
「別府 温泉腸活ステイプラン」を体験して、おなかと向き合いながら過ごすうちに、こころが解きほぐされていくのを感じた。メンタルとも連動しているのだろう。腸内細菌のバランスを整えることの大切さを、改めて実感した。
“温泉×ヨーグルト”の新定番腸活は、今後もできるだけ続けていきたいと思う。温泉は難しくても、明治ブルガリアヨーグルトは気軽に取り入れられるし、せめて湯船には毎日つかろう。
<information>
竹と椿のお宿〈花べっぷ〉
住所:大分県別府市上田の湯町16-50
電話:0977-22-0049(受付10:00~19:00)
宿泊プラン名:【温泉腸活のフルコース】温泉とヨーグルトでおなかすこやか 温泉腸活ステイプラン(1泊2食付き)
料金:月〜木曜、日曜日 29,000円(入湯税250円別)・土曜日 32,000円(入湯税250円別)/大人1名料金
実施期間:2023年12月1日(金)~2024年3月31日(日)
※先着20組限定(ゆのくにゆのたび別府温泉公式宿泊予約サイトはこちら)
別府の温泉が持つ“整う力”と、明治ブルガリアヨーグルトが持つ“整腸作用”のシナジーを体感できる「別府 温泉腸活ステイプラン」詳細はこちらをチェック。