大銀座から始まる東京小旅行
#ゴッドハンドに癒されたい

「銀座のゴッドハンドといえば？」と聞かれて、最初に思いついたのが、〈歌舞伎座〉から徒歩3分の〈リキュア〉。実は最近、ジムでギックリ腰になったときに、美容ライター仲間から「院長・金井良友さんの施術は神業」と聞いて駆け込んだ（這いずって行った）整体サロン。相当痛みを伴う施術かと思いきや、金井さんは背骨に軽く触れて、撫でるように動かしていくだけ。これだけで良くなるの? と半信半疑のまま施術は終了。ところが翌日には驚くほど腰の痛みが取れていたのです。触ることで筋肉や筋膜、内臓などに引っ張られてズレた背骨を読み取り、本来の正しい位置にミリ単位で整えるのが〈リキュア〉流。なんとなく放っておいた体の悩みがあるのなら、体の不調を根本から改善する熟練の技を体験してみては。

即効性を求めるなら、〈松屋銀座〉のすぐそばの中国式足ツボサロン〈足壺健香庵〉へ。ふくらはぎをしっかりほぐしたら、足裏の深部をゴリゴリとマッサージ。ツボ押し・経路・反射区の3つの要素を取り入れた本場中国式の手技は、とにかく、激痛! 痛さでのたうちまわっているにもかかわらず、院長の包強さんは「このツボが痛いのは、胃の調子が悪いからです」と冷静。ツボに連動している内臓の状態を教えてくれるのですが、すべて身に覚えが。痛みに耐え抜き、施術が終わる頃にはどっと溜まっていた疲れもすっきり。血の巡りがよくなり、体がものすごく軽くなっているのを感じられるはず。

最後は、〈日比谷シャンテ〉内にある〈ウビクエ〉。毛穴に詰まった角栓をうにょ~っと押し出す施術が受けられるんです。角栓が気になると、ついつい自分で押し出したくなるけれど、肌を傷つけて色素沈着してしまったり、余計に毛穴が目立つようになってしまったりすることも。だからプロに任せるのが正解。店長・田中麻衣さんは、肌を触ればどちらの方向からどれくらいの力で押すと角栓が出せる、というのがわかるそう!程よい指圧で、鼻、おでこ、顎の角栓を出していきます。フルーツ酸を塗布して角質をやわらかくしてから行い、美容液導入とコラーゲンパックでしっかりアフターケアをするから、施術後は毛穴知らずの艶肌に。