沖縄サステナブルツアーへ! やんばるの森 (読谷村)
亜熱帯の気候が育む豊かな森、サンゴに囲まれたビーチ、愛する沖縄の風景がいつまでも失われることがないように。自然に触れてその大切さを学び、再発見する旅に出よう。
世界自然遺産の森、やんばるを散策。
南国固有の植物や、絶滅危惧種の生息地となっている、本島北部の「やんばるの森」へ。ヤンバルクイナが生息する深い森の中を、豊かな生態系と歴史文化に触れながら散策する。
生物たちの気配を感じながら、奥深い森へ分け入る。
2021年にユネスコ世界自然遺産に登録された国立公園の一部「やんばるの森」。〈星のや沖縄〉が提供するツアーは、限られたガイドのみ案内可能なこの区域を歩く、1日1組限定という貴重なプライベートプログラムだ。早朝5時にホテルを出発し、ネイチャーガイドと合流して伊部岳の静かな森に足を踏み入れると、国指定天然記念物のヤンバルクイナや国指定特別天然記念物のノグチゲラなど、世界でもここにしか生息しない鳥の鳴き声が、すぐそばから聞こえてくる。姿こそとらえるのは難しいが、確かにそこに存在しているのを感じられる。その後も、かじられた琉球松の実に、絶滅危惧種のケナガネズミの痕跡を見つけたり、所々で立ち止まり、亜熱帯の植物のことをガイドしてもらいながら、森の奥へと進んでいく。ツアーでは雄大な景色から小さな変化にまで着目し、自然の尊さを、身をもって感じることができる。この日は少し雨が降った後で、大きな虹にも迎えられた。
また、ガイドさんの解説でやんばるで起こったこと、沖縄の戦争を含めた歴史文化に触れながら、いかにして森が守られたかを知ることができたのも大いなる体験だった。最後はヤンバルクイナのいる施設を訪れ、保護された生体を見ながら知識を深める。人間に課せられた森の未来についても考える時間となった。
青い空と共に過ごす、ラグジュアリーホテル。
2020年7月にオープンした〈星のや沖縄〉。沖縄の史跡を思わせる壁が美しい、沖縄を代表するリゾートは「グスクの居館」がコンセプト。100室全てが海に沿って作られたオーシャンフロントで、一年中楽しめるインフィニティプールや、海を眺める客室など、どこにいても沖縄の美しい海を感じられる贅沢な造り。客室のダイニングで、好きなタイミングで楽しめる「ギャザリングサービス」など、リゾートならではの食事サービスも。1泊1室136,000円〜。