トルコ最大の祭典に行ってきた!Vol.2 【トルコ】食進化が目覚ましい!レストランからスイーツまで「最旬グルメスポット」

TRAVEL 2022.12.13

東西の食文化が交差し世界3大料理にはいる「トルコ」では、食の進化が目覚ましい。『ミシュランガイド・イスタンブル2023』の発売に向けて、2022年10月のイスタンブルで開催された授賞式では53店が選出、1店が2つ星を獲得し「トルコ料理」が再注目されている。そんな食の盛りあがりを魅せるトルコの都市、イスタンブルとアンカラから今、話題のグルメスポットを紹介。

トルコ初「ミシュランガイド2023」を公開。選出53店から5店が、新たに星!

初の『ミシュランガイド・イスタンブル2023』の発売に向けてイスタンブルで2022年10月に開催された授賞式を鑑賞。選出された53のレストランのうち、10店がビグルマン、4店が1つ星、1店が2つ星を新たに獲得し、会場が歓喜で包まれ大盛況だった。ミシュランの星獲得により、世界3大料理のひとつ「トルコ料理」としての知名度の向上と料理の質に期待がさらに集まり、食の進展が目覚ましいトルコ料理に拍車をかけるきっかけとなる授賞式だった。

今年オープン!シンプルでモダンなセンスが抜群 新しい職人技のフレーバーが楽しめる地中海料理

イスタンブルの文化と芸術の中心地AKMに、今年オープンした〈Divan Brasserie Fuaye(ディバン ブラッスリー フアイエ)〉は、トルコで名の高いディヴァングループのレストラン。地中海料理に独自のフレーバーを加えたシンプルでモダンなフードと豊富なワインリストや文化センターで上演されたオペラを参考にして作られた職人技のカクテルがフードメニューに添えられている。モダンなインテリアや食器も魅力で、モノクロームの絵画、マーブルのテーブルに、くすみカラーの食器。モダンな雰囲気の中に今の気分をとりいれた抜群にセンスがいい店内。イスタンブルで訪れたレスランの中で一番のお気に入りとなった。テラス席もあり、ランチやディナーだけでなく、ティータイムに利用できるのもうれしい。アート、建築、ファッション、音楽が好きな人にぜひ訪れてほしい。

「お皿を分け合う」がテーマ 移民をテーマに独自の解釈で形作ったアナトリア料理

今もっともイスタンブル注目されているエリア、カラキョイ地区ボスポラス海峡沿いのショッピングモール〈Galataport(ガラタポート)〉に今年オープンした〈ムット アナトリア タパス バー(Muutto Anatolian Tapas Bar)〉。常の満席のこの人気レストランは、「お皿を分け合うメニュー」がテーマで、気軽に食べられる居心地のよさとスタイリッシュさがコンセプト。移民をテーマに独自の解釈で形作られたアナトリア料理の前菜が人気で、次々と運ばれてくるは小皿をシェアしながら食べることで、コミュニケーションが生まれ場も盛り上がる。たくさん話して、笑って、おいしい料理をシェアしたいランチやディナーに最適だ。

プレートにデザインされた盛りつけが美しい 「アンカラで1番」と名の高いシーフード料理

2002年にオープンしたガジオスマンパシャ地区にある〈トリリーレストラン(Trilye Restaurant)〉は、アンカラで1番美味しいシーフードが食べられると評判のレストラン。焼き海老やホタテ、スズキの焼き物が評判で、デザートのチョコレートスフレも人気。ワンプレートに彩られるシンプルな盛り付けも、フォトジェニックで魅了される。白ワインとのペアリングが最高。ガラス張りの壁が目を引く石造りの建物と裏腹に、店内は植物であふれ、オーナー夫妻のホスピタリティのおかげでリラックスできる空間だ。

アンカラで最も活気あるケバブが有名なレストラン 多様なフレーバーが楽しめるケバブプレートが人気

アンカラのネハトゥン通りにある〈Develi Ankara(デヴェリアンカラ)〉は、アンカラで最も活気のあるレストランで、常に満席。ケバブやピードなどのガジアンテプ料理を得意とし、ゲバブ専門店と呼ばれるほど種類が豊富。日本では味わえないフレーバーのケバブが味わえる。またトルコでは日本と同様にピスタチオブームで、フードのソースにはもちろん、ピスタチオを使用したスイーツが人気。なかでもデヴェリで食べたピスタチオのパイはトルコで食べた中でも格別に美味しかったのでぜひ試してほしい。近代的なスタイリッシュなインテリアで程よい座席のスペーがあるので、ビジネスランチやディナーミーティングにも最適。

イスタンブル発のスイーツ「ハフィズムスタファ」 お土産映えするジャケも魅力!

チェーン展開するイスタンブル発のスイーツ店。いつも賑わいをみせている超人気店で、トルコ伝統スイーツのロクムやバクラバや、チョコレートやケーキに、コーヒーから茶葉、ティーカップやポット、そしてトルコで有名な薔薇水まで、ティータイムに必要なスイーツ案件はほとんどハフィズムスタファで揃えることができる。フォトジェニックなジャケットも人気で、店内はギフトを購入する観光客でレジ前は行列になるほど。またカフェスペースがある店舗では、トルコスイーツをお店で味わうこともできる。お土産で喜ばれた購入リストは最後の写真に。

トルコは何かにつけて紅茶を飲む!? デザインが可愛すぎるトルコの「チャイカップ」

トルコでは紅茶の呼び名は「チャイ」。チャイといっても、ミルクやスパイスは入れず、基本はストレートティで、砂糖はお好み。紅茶の作り方もトルコ流で、チャイダンルックという二段重ねのティーポットで作り、ガラスのチャイカップで飲む。最近は、コーヒー店も増え流行っているけど、日常的に回数を飲むのは、チャイ。イスタンブルでもアンカラでも、朝食に、休憩に、ランチやディナーのあとに、どんなレストランでもチャイを飲む。そんなチャイを飲む「チャイカップ」が、地元民にも観光客にも人気の〈Egyptian Bazaar(エジプシャンバザール)〉で可愛いチャイカップが数多く売られていた。胸が踊る可愛さなので、ぜひお土産に。

『ミシュランガイド・イスタンブル2023』の発表を皮切りに、さらに食の進化が期待されるトルコ。イメージしている「トルコ料理」の概念を大きく超えていくレストランのクオリティの高さを、イスタンブルやアンカラを訪れて堪能してほしい。

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