〈マリメッコ〉のカプセルホテルも!? 欲張りひとり旅に!【京都】進化型×おしゃれカプセルホテル&ゲストハウス4選
ひとり旅行のここ強い味方でもあるカプセルホテル&ゲストハウス。でもやっぱりおしゃれさや安心感ははずせない!そんな方におすすめの京都の進化型おしゃれカプセルホテル&ゲストハウスをご紹介します。年々サービスも上昇中のカプセルホテル&ゲストハウスにぜひ注目して。
1.北欧好き必見!世界初出店カフェも併設する、最新カプセルホテル〈MAJAHOTEL KYOTO〉
木の優しい手触りと温もり。細部にまで手を抜かないデザイン性。そしてどこか懐かしさを感じさせるほっとする味。北欧と日本はあらゆる点で親和性が高い。そんなことを改めて感じさせてくれる場所が、2019年12月に開業した〈MAJAHOTEL KYOTO〉だ。プロダクトデザイナー、ハッリ・コスキネン氏が手掛けるホテル(それもカプセルホテル!)であり、さらにその1階には世界初進出となる〈CAFE AALTO〉が同時にオープン。
国内外の北欧好き女子にとっては、たまらない空間になっている。小屋に見立てた三角屋根が特徴的なデザインの“hut”と呼ばれる2つのタイプのカプセルは全60室。森を思わせるグリーンのグラデーションのロールカーテンは、ハッリ氏がデザインし〈マリメッコ〉が制作。コンパクトながらも心地よいのは木の温もりに加え、タイマー式調光やハンガーなど、彼が細部にまでこだわったデザイン性ゆえだろう。
階下に降り立てば、フィンランドを代表する建築家、アルヴァ・アアルトがデザインした照明や椅子、木のテーブルが配されたカフェで、ツーリストからローカルまで、みんなが思い思いの時間を過ごしている。河原町散策の新しい定番スポットとなりそうだ。ホテルのロゴ入りトートはチェックイン時にゲストに渡される持ち帰りOKなアメニティ。
〈MAJAHOTEL KYOTO〉
カフェ利用はビジターも可。2階よりフロントと共用スペース、客室となる。「烏丸御池」駅から徒歩6分。
■京都府京都市中京区槌屋町92〈MAJAHOTEL KYOTO〉
■1泊1室4,950円〜(税込)
〈CAFE AALTO〉
■7:00〜21:00LO(朝食〜11:30LO)無休
■58席/禁煙
(Hanako特別編集『今、泊まりたいのはライフスタイルホテル。』掲載/photo : Yoshiko Watanabe text & edit : Yoshie Chokki)
2.コワーキングスペース併設の進化系カプセルホテル。〈The Millennials Kyoto〉
所有とシェアを合理的に使い分けるミレニアル世代の生活スタイルに合わせて作られたカプセルホテル。
所有とシェアを合理的に使い分けるミレニアル世代の生活スタイルに合わせて作られたカプセルホテル。敷地の大部分をロビーやキッチンなど共用スペースとしており、コワーキングスペース「andwork」も併設。無料でコーヒーやビールが楽しめるサービスもうれしい。
客室はコンパクトながらリクライニングと照明の点灯で起こしてくれるアラームなど、最先端システム「スマートポッド」によって便利で快適な宿泊が!
〈The Millennials Kyoto〉
スマートフォンの動画コンテンツをスクリーンで楽しめるプロジェクター付きの部屋も。
■京都府京都市中京区山崎町235
■075-212-6887
■1泊1室4,000円(税別)~
■全152室
(Hanako特別編集『Hanako TRIP ひみつの京都 完全版』掲載/photo:Kunihiro Fukumori text:Ai Kiyabu)
3.レトロ好きにはたまらないお茶屋ゲストハウス〈祇園ゲストハウス一空〉
花街である宮川町の路地に静かに佇む定員8名の小さなゲストハウス。
階段ダンスが珍しい1階の共用スペース。掘りごたつがあり、宿泊者同士がしっぽりと交流する場所となっている。「素朴な和の雰囲気を味わってほしい」と、オーナーの川内宏章さん。もともとお茶屋だった築100年以上の建物は、時が止まったかのように昔懐かしい趣を残している。
2階の客室はオーナーの祖母の家にあったという家具が部屋の雰囲気にマッチしている。一部屋4~6畳程度の客室は、鍵付きでプライバシーが保たれており、清潔感もあるので女性も安心。1階の客室は小さな庭に隣接している。
清水寺や八坂神社など観光地や、町中へのアクセスもよく、低予算でも大満足できる。風情ある石畳の新宮川町通の路地奥に位置する。宿の近くで舞妓さんに遭遇する確率も高い!
〈祇園ゲストハウス一空(ぎおんゲストハウスいっくう)〉
近隣には〈大黒湯〉や〈旭湯〉など銭湯が多く点在しており、地元の人も通う。
■京都府京都市東山区新宮川町通松原下ル西御門町440-6
■TEL 075-741-6544
■1室6,500円~。
■1棟貸切28,000円
■全4室(1室2名定員)
(Hanako1141号掲載/photo:Kunihiro Fukumori text:Ai Kiyabu)
4.写真とアート作品がひしめく風変わりな空間で過ごす〈ゲストハウス Talbot〉
2016年に閉店したゲストハウス〈パンとサーカス〉を運営していた山田晋也さんと榎本大輔さんが、三条会商店街の中に新たにオープンした宿。名だたるアーティストの作品が飾られている1階のエントランス。積み重ねられている写真集や作品集も手にとって閲覧可能。
旅先で撮った写真を旅先で焼いて大切な人に送るというテーマの「泊まれる写真ラボ」として、1階部分に暗室を備え、写真現像のワークショップなどを行う。暗室ワークショップのほか、写真家のブックサイン会なども実施。フィルムカメラのレンタルも可能。宿のいたるところに細江英公や五木田智央などの貴重なアートピースが飾られており、美術愛好家の交流の場にも。
チェックインカウンターは、宿泊客以外も立ち寄れるバーにもなっており、ドリンクや軽食をオーダーできる。〈ゲストハウス Talbot〉
宿の名は写真技術の先駆者の一人で、カロタイプの発明者ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボットから。
〈ゲストハウス Talbot〉
■京都府京都市中京区西ノ京池ノ内町1-2
■TEL:080-7085-0102
■1名3,000円~
■ドミトリー10床、個室1室
(Hanako1141号掲載/photo:Kunihiro Fukumori text:Ai Kiyabu)