元気で長生きの功徳あり。 健康運にご利益のある寺社5選!【都内近郊】健康祈願に“飲むお守り”って…?

TRAVEL 2020.08.19

今日、新型コロナウイルスで健康面に不安を抱く人も多いのではないでしょうか。健康運は、老若男女誰もが気になること。そこで今回は、健康運にご利益のある都内近郊の寺社をご紹介します。

INDEX

1.朱の鳥居の向こう、奥之宮の御神砂の言い伝えにあやかる。〈穴守稲荷神社〉/羽田

〈穴守稲荷神社〉/羽田

文化元年の頃、堤防決壊で被害を受けた村が稲荷大神を祀ると、その後堤防に穴が開くことがなくなり、実りがもたらされたのが起源。この奥之宮に伝わるのが御神砂の言い伝えだ。昔々、老人が大漁を得たが、持ち帰ると魚籠には砂ばかり。村人はこれを狐の仕業としたが老人は狐を許して解き放った。以来、老人が海に出ると大漁になり魚籠には多くの魚と少しの砂が残るように。この砂を家に撒いたところ老人は富を得たという。おじいさんにあやかって福をいただきましょう。

〈穴守稲荷神社〉
御神徳は商売繁盛、家内安全、 心願成就、病気平癒、災厄除 けなど幅広く、芸能界からの 崇敬も厚い。毎月午の日には 「午の日祭」が行われ、社頭 は終日にぎわう。
■今大田区羽田5-2-70
■社務所9:00〜17:00 終日参拝可

2.あかあかと燃える護摩の炎厄を払い、願いを天に届ける。〈成田山 新勝寺〉/成田

〈成田山 新勝寺〉/成田

開山以来1,000年余り、1日も欠かさず行われているのが御護摩祈祷。護摩壇で焚かれる火が悩みを焼き尽くし、願いを清らかなものにして御本尊の不動明王に届けるのだという。江戸の昔、その霊徳にあずかったのが初代市川團十郎。江戸歌舞伎の頂点に立ちながら子宝に恵まれなかったが、成田山で心願成就。その恩に感謝して屋号を「成田屋」としたのだとか。御護摩祈祷では、一般の参詣客も持ち物を御護摩の炎にかざしてご利益をいただける。真言を唱えて願いを心に刻みましょう。

〈成田山 新勝寺〉
御護摩祈祷は、御本尊不動明王御宝前で護摩木という特別な薪を焚いて心願成就を祈る修法。成田山では家内安全・商売繁昌・交通安全など、様々なお願いを受け付けてくれる。御護摩受付所で申込みを。
■千葉県成田市成田1
■0476-22-2111
■終日参拝可

3.飲むお守りで、体の中からご利益をいただく。〈帝釈天 題経寺〉/柴又

〈帝釈天 題経寺〉/柴又

柴又といえば映画『男はつらいよ』。その劇中にたびたび登場し「帝釈天様」と親しまれるのが題経寺だ。団子にせんべい、川魚など誘惑の多い参道を抜け、まずはお参り。御本尊の帝釈天は病魔や災難を退散させる仏の守護神であることから、今も昔も境内は健康祈願の参拝客でにぎわっている。開山当時から伝わる、飲むお守り“一粒符”や、風封じと呼ばれる除疫守、恵方へ向けると幸運をもたらす加太守など、ほかでは見たことのないお守りに出会えるのも面白い。

〈帝釈天 題経寺〉
今も多くの人が授かりに訪れる一粒符。加太守は毎年1月1日〜7日と初庚申の時のみ授与される。初詣で手に入れて福を呼び込んで。
■葛飾区柴又7-10-3
■03-3657-2886
■5:00〜20:00、庭園拝観 9:00〜16:00(拝観料400円)

4.諸病平癒に健康長寿、 おまけにイボ退治まで!〈西新井大師〉/大師前

〈西新井大師〉/大師前

関東三大厄除け大師のひとつにして、江戸時代は女性の厄除け祈願所として知られた寺院。弘法大師が流行病に苦しむ人々を救うため十一面観音を彫り、昼夜の別なく祈祷を捧げたところ水が湧きだし、病がたちどころに消えたとか。以来、井戸は枯れることなく、無病息災や病気平癒を祈る人も後を絶たない。山門をくぐって左手の祠に塩まみれでたたずむ塩地蔵はイボ取りにピンポイントでご利益あり。ピカピカと光る延命水地蔵尊は真言を唱えて祈れば元気で長生きの功徳あり。

〈西新井大師〉
毎年1月21日は初大師の縁日。 門前には露天商がずらりと並 び、華やかな雰囲気になる。
■八足立区西新井1-15-10
■6:00〜20:00、本堂8:00〜18:00、お守り各種受付9:00〜16:30 年末年始は公式サイト参照

5.日蓮聖人ゆかりの霊場は、心にも体にもやさしい。〈池上本門寺〉/池上

池上本門寺/池上

日蓮聖人入滅の霊場として730年余りの歴史を刻む大伽藍。境内に佇む五重塔は関東に現存する最古のもので、少年時代の2代将軍・秀忠の病気平癒祈願が叶って建立されたものだという。また自身も目を病み、眼病に悩む人を救うと言い遺した名僧・日朝上人は「眼病守護の日朝様」と信仰され、その堂宇近くに鎮座する浄行菩薩は病や痛み、厄難を取り除いてくれるとも。広々とした緑豊かな境内はストレスとも無縁。健やかな毎日のためにお参りがてら散歩を楽しんで。

〈池上本門寺〉
「福嶋守」は1月1日〜2月3日の限定授与品。2月3日に行われる節分会は毎年10,000人もが訪れ、撒かれる豆の総重量は1トンにも及ぶ。参加すれば、この先1年の厄災消去、開運招福に。
■大田区池上1-1-10
■03-3752-2331
■終日参拝可

(Hanako特別編集 合本・完全保存版『幸せをよぶ、神社とお寺。』掲載/photo:Hiro Nagoya, Michi Murakami, Yoko Tajiri text :Mutsumi Hidaka)

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