プレミアムな野外レストラン「DINING OUT」を体験! 世界を沸かせるシェフユニット「GohGan」による、最後のディナーショーが実現。『DINING OUT RYUKYU-URUMA with LEXUS』
「日本に眠る愉しみをもっと。」をコンセプトに、毎回日本のどこかで数日だけオープンするプレミアムな野外レストラン「DINING OUT」。2020年1月18日(土)、19日(日)、ダイニングアウト開催の舞台となったのは沖縄本島の中部にある沖縄県うるま市。この土地ならではの歴史や文化を体験できることはもちろん、沖縄らしい蒼く広がる海、自然あふれる「DINING OUT」に選ばれし地だ。そして、今回の開催で特に注目されてたの、世界的に活躍するシェフ二人によるポップユニット「GohGan」の最後のパフォーマンスと合わせてレポートする。
LEXUSで向かう、シークレットなレセプション会場
今回の宿泊先〈ハレクラニ沖縄〉からは、「DINING OUT」のオフィシャルパートナーとして参加するLEXUSに乗ってレセプション会場へと向かう。
LEXUSはその日その時しか経験できない「DINING OUT」の唯一無二の体験に共感し、第2回開催よりLEXUS車による送迎とドライビングプログラムの提供により本イベントをサポートしている。当日は沖縄県内を自由に巡りながら、LEXUSならではの快適な時間と空間を過ごすことができた。
〈ハレクラニ沖縄〉を出発して車で30分ほど、琉球の伝説にまつわる土地でもある〈浜比嘉島〉がレセプション会場となった。到着後、入り口では沖縄の人たちが普段から持ち歩くという塩が、ガラスの中に収められたお手製ブレスレットで迎えられた。
今回のホストであるコラムニスト・中村孝則氏の登場と乾杯の音頭でスタートし、浜辺でウェルカムドリンクであるシャンパーニュ「ニコラ・フィアット」を楽しんだ。
その後、〈浜比嘉島〉で男女の祖神が居住したといわれる「シミルチュー」へのお参りが特別に叶った。舞台となる土地の歴史や文化に触れることができるのも『DINING OUT』ならではある。
再びレセプション会場からLEXUSに乗り、サプライズでまだ場所を知らされていないディナー会場へ向かう。
当日までシークレットなディナー会場は、世界遺産〈勝連城跡〉
古くにはさまざまな国や人々、そして文化を受け入れ発展してきた土地として「気高さ、心の豊かさ」を意味する「肝高(きむたか)」の精神が根づいているといわれている。今回のテーマは「肝高」、そして「おもてなし」だ。階段を登ると、野外レストランならでは風景、白いテントと緊張感に包まれた厨房に迎えられた。
シェフユニット『GohGan』による、サプライズの連続
ディナーが始まろうとしたタイミングで、目の前に不揃いの小さな酒器がサーブされた。これは「ちぶぐゎ—」と呼ばれ、琉球王朝時代に貴重とされていた熟成した泡盛を少しずつ注ぎ、楽しまれていた。
今回は2017年泡盛鑑評会で、沖縄県知事賞を受賞した『忠孝酒造』の長期熟成した泡盛が、乾杯酒として振る舞われた。
ディナーの前に「これから『GohGan』が始まる。」そう実感した名物の絵文字メニュー。それぞれの絵文字から、これから出てくる一皿への想像力と気持ちが高まる。
1皿目は「ヨーグルト エクスプロージョン」。生地の中に入ったチップにゼリーをのせて口に入れると、口の中で”パチパチ”と弾けるサプライズ。
2皿目は「3種芋のリキットアップ」。
お皿を舐めて食べるスタイルの、ガガンシェフのスペシャリテだ。少し前に強めのお酒が登場した意味が、やっとここでわかる。
これまでさまざまな人種や民族の中で生きてきたガガンシェフ。「食べるという行為、時間だけは誰もが同じ、そして平等であるように」と想いが込められた一皿に、最初は戸惑いがあったゲストたちも、次々とトライしていった。
「チョコバナナ」
蕎麦粉とカカオマスのアイスクリーム、ココナッツカレーを加えたあん肝、シナモンやクローブを効かせたフローズンバナナチャツネが3層重なっている。
「スイートポテトヴィンダルー」
地元うるま産の黄金芋を切って石垣島の米酢でピクルスにし、唐辛子とニンニクが効いたビンダルーソースでマリネした。
「パープルフィッシュ」
沖縄の高級魚・マクブを軽く昆布締めにし、海苔のソースやハンダマのお浸し、海ぶどうを重ねてタルト仕立てに。ハンダマの色素をアガーで固めたゼリーがのっている。
「ブラックチャコール」
福山シェフの拠点・博多の名物である明太子を練り込んだベシャメルを、竹炭入りのドーナツ生地で包み揚げた。
「ジーマミーゲイヴァ」
タルトのような固めの土台に、ジーマミー豆腐とマッシュルーム、そして上にトリュフがたっぷりと添えられた一品。
「甘長唐辛子 豚肉の詰め物」
豚の肩肉や豚足をスパイスと一緒に煮込んだ後、甘長唐辛子に詰め、月桃の葉に巻き炭火焼きに。
「車海老のソムタム」
タイの名物料理でもある青パパイヤのサラダに、レアに仕上げた車海老と、その頭のフリットを添えられている。
「蒸し夜光貝 肝ソース」
大型の巻貝・夜光貝を使った、大胆な一品。濃厚な肝ソースに、隠し味の島唐辛子が。
「GohGan スパイシークラブカレー」
タマネギ、ショウガ、トマト、ココナッツクリームを加えたカレースープ。たっぷり身が詰まった蟹といただく。
「GohGan山羊カレー」
ガガンシェフが父親から受け継いだレシピ。南城市でハーブを飼料にして山羊を飼育する「ハーブ山羊」を使用。なんと、お代わりも提供された。
「パイナップルのスープ」
淡く甘さのあるスープに豆花やタピオカが入った一皿。華やかな花が添えられている。
「陰と陽」
沖縄のトロピカルフルーツであるフレッシュな「アテモヤ」を使った一皿。黒いパウダーは、チンスコウとホワイトチョコレート。沖縄県民に親しまれているコーヒー泡盛と合わせて。
デザートを手掛けたのは台湾で活躍する日本人パティシエ・平塚牧人氏。2017年から『GohGan』のポップアップでデザートを担当してきた平塚氏によるサプライズが。『GohGan』ポップアップの最後を迎えるにあたり、「新たな船出に向けてガガンシェフと福山シェフの結婚式を」とウエディングケーキが用意されていた。
ウエディングケーキの「サーターアンダギー製クロカンブッシュ」は、マンゴーチャツネが添えられ提供された。
これから伝説のポップアップとして語り継がれるであろう、まさに夢のような時間であった。最後はシェフユニット「GohGan」、沖縄のスタッフ、『DINING OUT』のスタッフや関係者たち、200人ものチームへの拍手で締められた。
【左】ガガン・アナンド/インド コルカタ出身。2007年にバンコクへ移住し、その後レストランの料理長を務める一方、エルブジで研修を積む。2010年に開いたレストラン「Gaggan」では、エグゼクティブシェフを務め、Progressive Indian Cuisine(進歩的インド料理)を打ち出す。世界的注目が集まる「Asia's 50 BestRestaurants」において4年連続1位に輝き、2019年の「The World's 50Best Restaurant」では4位を獲得。同年8月新たなチャレンジに向けてお店をクローズし11月に再始動をする。
【右】福山 剛 La Maison de la Nature Goh(福岡)/1971年生まれ。福岡県出身。高校在学中、フレンチレストランの調理の研修を受け、料理人の道へ。1989年、フランス料理店『イル・ド・フランス』で研鑽を重ね、その後、1995年からワインレストラン『マーキュリーカフェ』でシェフを務めた。2002年10月、福岡市西中洲に『LaMaison de la Nature Goh』を開店。
2016年には、九州で初めて「Asia's 50Best Restaurants 」に選出され、2019年には24位にランクインを果たす。
『DINING OUT RYUKYU-URUMA with LEXUS』
「日本に眠る愉しみをもっと。」をコンセプトに、毎回日本のどこかで数日だけオープンするプレミアムな野外レストラン「DINING OUT」。日本各地に眠る文化や食材を、匠の技によって新たな料理へと昇華させるシェフと、地元スタッフが一体となったおもてなしのイベントだ
■LEXUS DINING OUTページはこちら: https://lexus.jp/brand/dining_out/uruma
【主催】株式会社ONESTORY http://www.onestory-media.jp
【オフィシャルパートナー】 LEXUShttp://lexus.jp
【協力】うるま市、ハレクラニ沖縄