花井悠希の「朝パン日誌」パンを愛するヴァイオリニストが毎朝奏でる。
ソロのほかビートルズカヴァーで人気の〈1966カルテット〉メンバーとしても活躍する、ヴァイオリニストの花井悠希(はないゆき)さん。実は大のパン好き!そんなパンラヴァーの花井さんが毎朝食べる愛しのパン達への想いを、まるでラブレターのようにつづる「朝パン日誌」。東京だけではなく全国のパン屋さんを巡って出会ったパンの数々をお届けします。 1966カルテットの情報はコチラから
- 織物の街・群馬県桐生市で出会った!素敵なエピソードとともにいただく〈THE BAKERY〉のパン群馬県桐生市は1,000年以上の歴史を誇る織物産地。〈PANORMO〉の次のコレクションにむけて、桐生ならではの繊細なジャガード織りなどの生地を探しに機屋さんを訪ねました。打合せの合間、ふとパンの話で盛り上がり、担当の方が教えてくれたいちおしのパン屋さん。素敵なエピソードと一緒におすすめして下さったとっておきの店をご紹介します。LEARN 2021.06.17
- 朝の空気もごちそうです!横浜元町のパン屋〈O to U〉と〈ecomo bakery〉を巡る朝9時。すっかり横浜の虜になった私は、気合いを入れて朝から元町のパン屋さんへ。そこで出会ったのは清々しい朝の元町の姿と、パン屋さんに流れるハツラツとした空気でした。LEARN 2021.06.03
- 日本橋で人気パティスリーの味を〈Pâtisserie ease〉のパンをテイクアウト日本橋の兜町がいま注目の飲食スポットなのは聞いたことのある方も多いのでは?複合施設〈K5〉を皮切りに、話題の飲食店が続々オープンしているエリアなのです。〈Pâtisserie ease(パティスリー イーズ)〉もその一つ。外観から内装、ショーケースに並ぶスイーツまで、どこを切り取ってもソリッドでかっこいい。そんなお店でパンを見つけちゃったからにはパンハントするしかないでしょう!LEARN 2021.05.20
- 〈ブラフベーカリー〉のパンをテイクアウト!駅から2分で手に入る横浜元町の味。5月3日まで「PANORMO」のポップアップストアをそごう横浜店でやっていた関係で、毎日のように横浜にいた私。横浜と聞いたら浮かんでくるパン屋さんは数知れず。だけど買いに行く時間は残念ながらありません。そんなとき、耳寄りの情報が飛び込んできたのです。高島屋の地下のベーカリーコーナーであの〈ブラフベーカリー〉のパンが買える!?帰り道に早速寄ってみました。LEARN 2021.05.06
- 経堂の街で探す幸せの1ピース。あの人気店の姉妹店〈onkä〉のパンをテイクアウト経堂の街をテクテク10分ほど歩くと出会えるパン屋さん。名前は〈onkä(オンカ)〉。アイヌ語で“発酵する”という意味のこちらのお店のアイコンは、パズルの1ピース。パズルのピースのようにささやかな幸せをつなげていけたらという気持ちが込められていると知り、いそいそと幸せを探しに行きました(他力本願)。LEARN 2021.04.15
- 春のパン祭り!新生活に食べたい、絶品食パン専門店3選。春ですね。この4月から環境が変わった方も多いのではないでしょうか?“新生活”と聞くと、真っ白な部屋に真っ白な心で(ここ大事)朝日を眩しく浴びながら、食パンを頬張る風景が思い浮かびます。食パンってフラットな気持ちにリセットしてくれる食べ物な気がするんです(私調べ)。とはいえ、昨今の高級食パンブームでその選択肢は無限に!今回は食パン専門店の食パンにクローズアップします。LEARN 2021.04.01
- トースト盛り合わせに大満足!【宮崎】〈cafe coconoe〉で1日の始まりをtotonoeru (整える) 。先日、Hanakoの取材で宮崎県へ行ってきました。その模様は今月28日発売の5月号に掲載されるのでぜひご覧くださいね。宮崎県に着いたその日はまるっと1日食を巡る予定と聞いていました。なのにも関わらず、“せっかく朝、宮崎に着いたなら朝パンしたい!”という欲望に負け、空港に着いたその足でオススメしていただいたパン屋さんに向かった私。そう、全ては朝パン日誌のため(という大義名分)!LEARN 2021.03.18
- 【熊本】阿蘇に行くなら立ち寄りたい!小国町にある森のパン屋さん〈そらいろのたね〉。3月といえば、まだ寒さを肌で感じながらも、温かくなったら(そしてコロナが少し落ち着いたら)どこへ行きたいかなあ…と思いを巡らせるのが楽しい季節。気持ちはつい外へ外へと向かってしまいます。お仕事で訪れた熊本で、車移動中に立ち寄ったあのパン屋さんはそんないまの気分にぴったりかもしれません。LEARN 2021.03.04
- 池袋の外れで甘えたくなる?〈ロンロネ〉で、心がホッとする焼き菓子をテイクアウト。さて、2月後半はどんなパンを食べようか。そう考えながら向かった先は、またしても焼き菓子屋さんでした。焼き菓子を朝パンにするのが常日頃好きな私ですが、2月は甘い物に溢れる街のムードになおさらそそのかされてしまうようです。こうなったら“ホットドリンクがおいしい寒い冬の間に”を免罪符に、とことん甘くいってみようじゃないか。LEARN 2021.02.18
- 焼き菓子はバレンタインにぴったり!西荻窪〈Amy’s Bakeshop〉へ。バレンタインって甘くておいしいお菓子をいただくための日ですよね?(※違います)そうは思っていなくても、この時期でしか手に入らないものを求めて、ここぞとばかりにスイーツハントする方も多いのではないでしょうか?お世話になっている方々へのプレゼントに加えて、日頃酷使している自分のカラダと脳を甘いもので労るいい機会。バレンタインに先駆けて、朝パンの視点でおやつをリサーチしに行ってきました。LEARN 2021.02.04
- 四日市市観光大使おすすめ!創作サンドが楽しい、コッペパン専門店〈miku.〉。上京して10年以上が経ちますが、お正月に実家に帰らなかったのは今年が初めてな気がします。昨年12月、コンサートが地元で開催されて実家に立ち寄れたのでまだよかった。今回はその際に、私に食べさせたいと母が買っておいてくれたパンを紹介します。涙なしには食べられません(笑顔で完食した)。LEARN 2021.01.21
- 1月だけ楽しめるフランスの伝統菓子。おすすめ「ガレット・デ・ロワ」3選!「ガレット・デ・ロワ」は、1月6日のキリスト教の祝日「公現祭」をお祝いして食べるフランスの伝統菓子。切り分けられたピースにフェーブが入っていた人は王冠をかぶり「王様」としてみんなから祝福を受け、その幸運は1年続くと言われています。現在は当日だけでなく、1月の間楽しまれるものとなり、日本でもよく見かけるようになりました。新年最初の「朝パン日誌」はそんなガレット・デ・ロワの総集編!これまでの連載で紹介したものに加えて、新たに今年用にお取り寄せしたお店もご紹介します。LEARN 2021.01.07
- 江古田の洋菓子店〈バトー (Bateau) 〉へ。1日2時間だけ開く絶品お菓子への扉!冬至も近づき、1年の間で最もお日様が早く帰ってしまうこの季節。もう夜がすぐそこまでやってきた頃、江古田の街に静かにできる行列があります。そこには一期一会のお菓子との出会いが待っていました。LEARN 2020.12.17
- ビートルズ好きのオーナーシェフが手がける、鎌倉のベーカリーショップ〈BREAD IT BE〉へ。あの曲を口ずさみながら出かけましょう。小旅行気分で降り立った鎌倉の街で出会えたとびっきりのパン。ビートルズ好きのオーナーシェフ・森田さんが作るこだわりのつまったパンは、ジョン・レノンのようにストイックに尖って、ポール・マッカートニーのようにロマンティックに心を掴む!?LEARN 2020.12.03
- 吉祥寺で体験する「死者の日」。ベーカリー〈A.K Labo〉でメキシコのパン「パン・デ・ムエルト」をいただく。「死者のパン(パン・デ・ムエルト)」を知っていますか?11月1日と2日、メキシコでは「死者の日」という祭日があり、亡くなったご先祖様や家族を楽しく弔う日があります。そこで祭壇にお供えしていただくのが「死者のパン」。それがなんと吉祥寺の〈A.K Labo〉さんでいただけると知り、早速行ってきました!LEARN 2020.11.19
- 憧れベーカリー〈ブーランジェリーヤマシタ〉は、海の近くの森の中に…?テイクアウトとイートインの欲張りコース。ずっと憧れていたお店。でも立地的に遠い存在だったお店。なのに先日、引き寄せられるようにして訪問が叶ったのです。ふとあのときMAPを開いてみた私よ、グッジョブ。森の中に迷い込んだような素敵なパン屋さんは、想像よりずっと海の近くにありました。LEARN 2020.11.05
- 渋谷〈hotel koe bakery〉から「フィナンシェ食パン」が登場。渋谷の丘の上で”初めての食パン”に出会う。ここ数年の食パンの発展は目覚ましい。故に、もうこれ以上新しい食パンなんてないだろう…そう思っていたのに!「フィナンシェ食パン」というキラーワードが舞い込んできたではありませんか。食パンムーブメントに追いつけていなかった私はいてもたってもいられず、クンクン鼻を鳴らしながら行ってきました(←異常)。LEARN 2020.10.15
- 京都・河原町にあるベーカリー〈Walder〉へ。本格的なドイツパンから、京を感じるパンも。今回は、久しぶりに東京以外で『朝パン日誌』!京都の河原町にある〈Walder(ワルダー)〉さんに行って参りました。久しぶりの京都の街、当たり前にいたはずだった外国のお客様がいないのがとても不思議にうつります。それでも朝からお客様が訪れ、たくさんのパンを手に帰られる活気のある店内を見て、なんだかうれしくなりました。LEARN 2020.10.01
- 北海道の恵を感じるベーカリー〈満寿屋商店〉へ。【都立大学】北海道十勝産小麦100%、十勝発のパンを求めて。キリッと澄んだ空気、地平線の先まで真っ直ぐ続く道、白樺林がどこまでも続きなだらかな平地が広がる雄大な風景ーー。 あぁ、北海道が恋しい。夏は言わずもがな、秋に入り冬にむけて透明感を増していくあのヒヤリと冴え渡る風が大好きなのです。「9月となればそろそろそんな空気も感じられる頃だろうなぁ」って、きっと北海道まで続いているであろう空を見上げる今日この頃(センチメンタルか)。これまでコンサートなどで年に1度は訪れていた北海道ですが、今年は行けそうにないので、せめて食だけでも感じたい!と、都立大学にある〈満寿屋商店〉さんに駆け込んできました。そうなんです、こちら北海道十勝産小麦を100%使っている十勝発のパン屋さん。訪れてみると、北海道産小麦粉や乳製品に加えて、十勝産のお野菜なども並んでいるではありませんか!北海道に飢えていた私にはパラダイス!鼻息荒く、隅から隅まで舐め回すように見て選んできました(怖いわ)。LEARN 2020.09.17
- 住宅街のベーカリーを訪ねて…〈& TAKANO PAIN〉と〈ahiru snack〉てくてくてくてく。歩けば歩くほど、見渡す限り家ばかり。この地図あってるのかな?って不安が期待を飛び越えそうな頃に、見つけましたよ。ドキドキしながら歩いているからこそ、その出会いとの喜びはひとしお。お店がまるで救世主のような輝きを放って見えます(ぴかーん)。今回はそんな住宅街の中に静かに佇む素敵なお店のお話。LEARN 2020.09.03
- キュートなパンあります…〈麻布十番モンタボー〉と〈小竹製菓〉梅雨で遅れをとった分、取り戻そうとしているのでは!?と疑いをかけたくなるほど、絶好調に暑さを放つ今年の夏。皆さまいかがお過ごしでしょうか?ちょっと外に出ると、比喩じゃなく溶けちゃうくらいの危険を感じて、頭はぼんやり。食欲もげんなり。って方も多いのではないでしょうか。 そんな中、かの有名な『ちびまる子ちゃん』の「永沢くん」も日焼けしちゃったらしいよ、と聞きつけて〈麻布十番モンタボー〉へ。永沢くん?日焼け?モンタボー?と、一見どれもイマイチ関連性のなさそうなワードですが、ご覧いただければお分かりいただけるかと!今回はルックス100点!食欲がなくても手を伸ばしたくなっちゃう可愛いパンを紹介します。LEARN 2020.08.20
- 寝ても覚めても…〈Princi〉と〈jicca〉いつでも美味しいパンが食べられたらいいのに。そう願うパン好きさんも多いのではないでしょうか?「寝ても覚めても」とはいつでもという意味ですが、「夜寝る前にも、朝目覚めても」という所から来ているのかしら?とふと思い及んだある日の夕刻。というのも日も暮れて辺りが夜に差し掛かって来た頃、〈代官山 T-SITE〉にある〈Princi〉に初めて立ち寄ってみると、綺麗に磨かれたガラスのショーケースに宝石のように美しいパン達がずらりと並んでおりました。ちょうどお客さんが少ない時間だったので、スタッフの方が細かくパンの説明をして下さり、一個ずつじっと見つめていくと、それはもう食欲が加速!朝パン用をゲットしただけでは止められず、思わず夜パンをその場でイートインしてしまった所から本日の物語は始まりました(大袈裟)。加えてここは朝8時から夜22時まで営業していて、言葉通り「いつでも」の欲をほぼ叶えてくれる営業時間の長さ&イートイン付きではありませんか!寝ても覚めてもパンが好きなあなたへ。はじまり、はじまり。LEARN 2020.08.06
- ご近所さんの言う通り!…〈Tournage〉と〈丸栄ベーカリー〉知らない街をぶらぶらうろうろ。思いがけず素敵なパン屋さんに出会えたら最高ですが、そう甘くはないのが現実。ましてや今は、思い立ったらすぐ検索してあれやこれやを調べられる時代。「今日はこの街に行くからちょっくら調べてみよう」が、目的地まで向かう道中のお決まりみたいになっています。それでも、画面に同じような表情でつらつらと並ぶ情報達を見れば見るほど、それぞれのお店の特色やキャラクターが分からなくなってくることもしばしば。となると、やっぱり口コミ(リアルの)が1番じゃないの?と、振り返ってみたわけです。パン好きを公言する私にオススメを紹介してくれた友人達の、近所のお気に入りパン屋アドレス。そこには、そこはかとない落ち着きと間違いのない美味しさが静かに佇んでいました。LEARN 2020.07.16
- 引き戸なパン屋さん…〈パーラー江古田〉と〈根津のパン〉「ごめんくださーい!」通る声でそう呼びかけながら開きたくなってしまう引き戸の扉。ゆっくりと引けばガラガラガラと振動が腕を伝い、なんとも懐かしい音が響きます。紛れもなくパン屋さんであることは脳で理解しているのに、どこかのお宅にお邪魔するような少しドキドキする気持ちと、よそ行きな声で挨拶したくなる感じ。引き戸一つでこんなにも情景が広がり気持ちが動くのは、日本人ならではの感覚なのかしら。外観はもちろん、そんな引き戸が映える昔ながらの日本家屋を基調とした落ち着いた佇まい。だけど、中で陳列されたパンは昔ながらのものとは違う(むしろ今っぽい)小麦などの材料の良さを最大限に活かした、職人さんの拘りがキリッと光るパン達ってところがミソなのです。外観とのアンバランスさが、ソリッドなパン達に親しみやすさを、また反対に懐かしい温もりを感じさせるお店をさらに気になる存在にしてくれているのかもしれません。今回は古民家スタイルの今をときめくパン屋さんに、「ごめんくださーい!」LEARN 2020.07.02
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