まるでホテル級の心地よさ。日常を格上げする、とっておきの上質タオル
学生時代から、エシカルな暮らしやオーガニックの食品に関心を持ち、地元葉山でのウェルネスな体験型ツアーの企画や、企業のリブランディングプロジェクトに携わる。また、食にまつわる資格を複数保有し、ヴィーガンスイーツのプロデュースなど、多方面で活躍する。ハナコラボパートナー。Instagram:@haluchn
タオルは毎日の暮らしに寄り添う、もっとも身近なファブリックのひとつ。どんなタオルを選ぶかで、その後10年の心地よさが変わるかもしれません。
愛媛県今治市に拠点をおく〈IKEUCHI ORGANIC(イケウチオーガニック)〉は1953年に創業し、「最大限の安全と最小限の環境負荷」を理念に掲げ、オーガニックコットン100%のタオルづくりを続けてきたブランドです。工場の電力はすべて風力発電由来。人体に安全で、環境負荷の少ない染色をし、排水も瀬戸内海の環境基準を満たす高度浄化を経て自然へ還元される。そんな“透明性のあるものづくり”を徹底する姿勢は、世界でも稀有な存在と言えるでしょう。
今回取り上げるのは、そんな〈IKEUCHI ORGANIC〉の代表的な2種類のタオル。長く愛される「オーガニック120タオル」と、新しい風合いを持つ「バンブー120タオル」の比較をして行きます。
5年、10年先も使いたくなる。ロングセラー「オーガニック120タオル」
まず紹介したいのは、ブランドを代表する「オーガニック120タオル」。
このタオルを初めて体験したのは、あるホテルの客室でした。ふと手にとった瞬間、やわらかさだけでなく、しっかりとした安心感に驚かされたのを覚えています。ホテルで何度も洗濯されているはずなのに、くたびれた印象はなく、むしろ使い込むことでしなやかさを増しているようでした。

〈IKEUCHI ORGANIC〉は“10年使えるタオル”をひとつの基準にしています。大量生産・大量消費が当たり前になった現代において、タオルを10年単位で考えること自体が新鮮です。毎日使うものだからこそ、買い替えを前提にするのではなく“育てていく”。その思想が「オーガニック120タオル」には宿っています。
ふわりと包み込む柔らかさの奥に、糸の密度が高く織り上げられた確かな強さがある。経年劣化が少ないので、使えば使うほど味が出て、吸水性、速乾性、肌馴染みの良い風合いもずっと長く続く──タオルを単なる生活消耗品から“パートナー”へと変えてくれます。
竹から生まれる、新しい質感。「バンブー120タオル」
一方で、挑戦的に生み出したのが「バンブー120タオル」。
こちらはバンブーレーヨンを使用し、コットンとは違うさらりとした質感と艶感を持っています。

バンブー素材の特性は、何よりも吸湿・速乾性の高さ。夏の汗ばむシーズンや、ジムやサウナ後のシャワータイムにとても相性が良い。触れたときにひんやりと感じる軽やかさは、コットンとはまた違った魅力があります。
また、竹は成長が早く、農薬や化学肥料をほとんど必要としない植物。環境への負荷が小さい点からも、次世代の素材として注目されています。〈IKEUCHI ORGANIC〉が竹に目を向けたのは、自然と共生しながら多様なライフスタイルに寄り添うタオルを提案したい、という意思の表れでもあるのです。
改めてふたつのタオルを比較してみると、同じブランドの哲学から生まれながら、それぞれが異なる生活シーンにフィットするよう設計されています。
万が一、タオルの状態が悪くなってきてしまったら、有料のメンテナンスサービスもぜひ活用を。自社工場に送ると、タオルメンテナンスについて日々研究を続けている「タオルドクター」が購入時と同じような状態にお直ししてくれるので安心です。

タオルを贈る楽しみ、育てる楽しみ
〈IKEUCHI ORGANIC〉のタオルは、自分用だけでなく大切な人へのギフトにも最適です。イニシャルや名前を刺繍で入れることができ、しかもフォントは6種類、文字数も1文字から2〜3文字、さらに4〜8文字まで対応。糸のカラーも11色から選べるため、世界にひとつだけの“オリジナルタオル”を贈ることができます。

例えば、色違いのバスタオルを誕生日や結婚祝いに。小さなハンドタオルなら入学や卒業のお祝いに。ベビー向けには出産祝いとしておくるみや、よだれかけにも最適。ちょっとしたお礼や日頃の感謝を伝えるギフトとしても喜ばれます。名入れをすることで、贈られた人にとっても“特別な一枚”に。ギフトだけでなく、自分の愛用品としても愛着が一層深まります。

さらに嬉しいのは、ラッピング。シンプルで上品な箱入りから、環境にも優しい風呂敷包みまで用意されており、贈るシーンに合わせて選べるのも〈IKEUCHI ORGANIC〉ならではです。
暮らしを変える「相棒の一枚」を
日々の生活に欠かせないタオルだからこそ、選び方は私たちの暮らしや価値観を映します。
「オーガニック120タオル」のように、長く育てていく喜びを味わうのもよし。
「バンブー120タオル」のように、新しい素材の可能性を日常に取り入れるのもよし。
どちらを選んでも共通しているのは、“人と地球を思いやるデザイン”であるということ。

〈IKEUCHI ORGANIC〉には、今回紹介した2種類のほか、バスタオル、フェイスタオル、ウォッシュタオル、タオルケットといったサイズ違いから、サウナやスポーツに特化したシリーズまで、驚くほど多彩なラインナップが揃っています。素材や厚み、色合いも実に豊富。まるでワードローブを選ぶように、自分のライフスタイルに合わせて「相棒の一枚」を選ぶ楽しみがあるのです。
10年先の自分と一緒に時を重ねられるタオル、あなたも使ってみませんか?
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