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次世代型アップサイクル調味料も。大分発のユニークなサステナブルアイテムたちが熱い!
エシカル、サステナブル、SDGsなど、これからの暮らしにつながるアクションが日常となりつつあるなか、大分県では持続可能な社会のために配慮した活動を行う地元企業とタッグを組み、新たなサステナブル商品を開発しています。地域の食文化や自然の恵みが詰まったアイテムは、私たちの未来を担う銘品になること間違いなし。今からでも使いたい、土地の魅力に触れる10品を紹介します。(PR/大分県)
1.いつものごはんに大分の食文化をプラス
① 由布院ピクルス
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大分県の中心に位置する由布院は、人やモノが行き交い、つながるハブの街。「由布院ピクルス」を作る〈草庵秋桜四季工房〉も、その架け橋となっているお店のひとつ。車で約30分、半径約30kmの生活圏=ご近所で収穫された野菜や果物の瓶詰めは、生産者と消費者をつなぐ“語り部”的存在。野菜は橙酢、穀物酢、白ワインをベースに、果物はりんご酢を使うことで、食材本来の生き生きとした色みを保ち、由布院の旬の味を季節や場所を越えて楽しめるように。
② 辛ぽん/甘ぽん
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大分県日田市にある1859年創業の〈マルマタしょう油〉。これまで培ってきた醸造の歴史と技術を軸に「共に生きる」を目標に掲げた2021年には、新しい食文化を提案したいと「甘ぽん酢」をスタート。特産品のかぼすを使い、九州醤油のような甘みが特徴の甘ぽんと、さらにラー油やトウガラシを加えた辛ぽんの二種を一貫醸造体制で作っている。しゃぶしゃぶや寄せ鍋のつけダレにも合う“甘おいしい”新感覚ポン酢を試してみて。
③ ギャバ入りニラ醤油
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卵かけご飯や冷奴、ラーメンにも合う万能ダレは、これまで廃棄していたニラの茎を活用した次世代型アップサイクル調味料。フードロス商品の第一歩として2019年に誕生したのをきっかけに、ラーメン事業も営む〈LogStyle〉は仕入れたニラのロス率ほぼ0%を達成。麦焼酎「いいちこ」の製造過程でできる大麦の搾りかすから偶然発見された「GABA」を加えた新商品は、同じように廃棄されてしまう大分ならではの素材を掛け合わせた新定番になる予感!
④ ごまだし
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漁師町としても知られる佐伯市の郷土調味料「ごまだし」が、ソフトパウチの食べきりサイズになってリニューアル。焼いた魚に、ごま、醤油などを合わせ、うどんなどにかけていただく漁師飯としてふるまわれてきたタレは、エソ、カツオといった原料となる魚によって異なる風味を楽しめる。料理のアレンジもしやすく、出汁の代わりに味噌などと合わせて使ってもよし、漬けダレや焼きおにぎり、ツナマヨ感覚でマヨネーズと和えてもおすすめ。
2.自然の息づかいを感じる、リラックスアイテム
① FOREST MIST 青の霧
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耶馬溪(やばけい)の林業の際に出る間伐材を使用して、蒸留所での抽出から充填、ラベルの貼付まで、すべて手作業で作られたミストスプレー。遠くの山を見た時に景色が青く見える“ブルーヘイズ”という現象に由来にするこの商品。その青さを作り出すフィトンチッドの中には、リラックス成分である「αピネン」が含まれている。寝る前の空間、枕などの寝具に一吹きすれば、森の香りと情景に包まれ、身体の緊張を緩やかにほぐしてくれるはず。
② 3種のフレーバーティー

地元生産者とのつながりから生まれた3種のフレーバーティーは、創業130年という老舗ながら、喫茶室のオープンやパッケージ開発など多方面で日本茶の文化・価値を発信する〈丹羽茶舗〉が製作。カカオハスク(カカオ豆の種皮)や無農薬の生姜、農園オリジナル柑橘の皮、とアップサイクルや大分ならではの食材から日本茶へとアプローチする。手に取りたくなるような、漫画家・堀道広さんによるほのぼのとしたパッケージイラストにも注目。
3.デザインも面白い!大分の変わりダネ
① ふぐひれ

水産業が盛んな佐伯市から福を広げるように、ふぐをより身近に感じる体験をしてほしいと15年前に生まれた商品をリブランディング。手土産にも喜ばれそうなサイズ感と愛らしい形の「ふぐひれ」は、熱々の日本酒に入れて30秒ほど蓋をすれば、ひれの香ばしいかおりが広がって良い飲み頃に。ひれにあう地酒探しも一緒に楽しんでみては?
② しいたけ読本
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全国の生産量の半分を占める、大分県の乾椎茸。味、栄養面だけでなく、原木での自然栽培による森林環境の整備や育林など、森の循環の役割も担っているという。乾椎茸ならではのおいしさがそのまま詰まったスライスタイプで、通常は水で5時間かかる戻し工程も30分〜1時間という手軽さがうれしい。椎茸にまつわる豆知識を載せたオリジナル解説冊子「しいたけ読本」付き。
4.センスのいい、とっておきの手土産
① うすきさんど
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手焼きのうすいせんべいに、かつて一大産地だった生姜と合わせた蜜を刷毛で一枚ずつ丁寧に手塗りすることから“食べられる工芸品”として愛されている銘菓。創業100年を超える〈後藤製菓〉では、そのせんべいの間に小倉餡をサンドし、やわらかい食感へとアレンジ。「うすきさんど」を通して、地域の食文化を未来につなげるアクションを行なっている。ユネスコ食文化創造都市の認定都市となった臼杵から届く、粋な手仕事の味を感じてみて。
② 車えびかりんとうプレミアム
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国東半島の沖合に位置し、ジオパークにも認定されている離島・姫島は海の幸の宝庫。その価値を島外にも伝え、島の子どもや移住者たちの持続可能な暮らしを支えたいと生まれたのが、天然のあおさと車えびを丸ごと使ったスナック感覚のお菓子。新たに上品なパッケージと個包装タイプにしたことで、ちょっとした手土産としても最適。子どもから大人まで一緒に楽しめて、島の味を感じる銘品に。
大分県
県産品魅力再構築推進事業として、サステナブルな取り組みを行う10社を選定し、県産品のリブランディングで商品価値の向上などを行う。お問い合わせは097-506-3280(大分県商工観光労働部 商業・サービス業振興課)