「エリス コンパクトガード」 | 「HERALBONY」がコラボレーション。 岸田奈美さんと考える、自分のために選ぶソーシャルグッドなアイテム。

SUSTAINABLE 2024.06.01PR

生理用ナプキン「エリス」は、「だれかではなく、あなたのそばに。」を掲げ、多様な価値観やライフスタイルを持つひとりひとりに寄り添うブランド。なかでも「コンパクトガード」はわずか1.9mmの極薄シートでもたっぷり吸収の安心感に加え、従来の生理用品に対するイメージをガラリと変えるカラフルなパッケージで、憂鬱な1週間をちょっと明るくしてくれる、と話題です。

今回のデザインは、アートエージェンシー「HERALBONY」とのコラボレーション。「HERALBONY」との縁も深い作家の岸田奈美さんと大王製紙 エリエールの「エリス」商品担当・小野郁子さんが、その魅力を語り合いました。(PR/大王製紙株式会社)

「エリス コンパクトガード」 | 「HERALBONY」

つらい生理に寄り添い、気分を上げてくれる「エリス コンパクトガード」。

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「エリス コンパクトガード」は、これまでに写真家・映画監督の蜷川実花さんが手がけるブランド「M / mika ninagawa」やフィンランドのテキスタイルブランド「フィンレイソン」と一緒に、革新的なパッケージデザインを展開してきました。今回タッグを組んだ「HERALBONY」は、「異彩を、放て。」をミッションに、主に知的障害のある作家を抱えるアートエージェンシー。今回のコラボレーションが実現した理由とは?

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岸田奈美
生理用品をデザインで選ぶということが今までになかったので新鮮です。とてもいいですよね。
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小野郁子
物が溢れている時代なのでひっくり返るような発明はできなくても、「こんなのあったらいいよね」という新しい価値を提供できたらいいなと、見た目も素敵な生理用ナプキンを作りました。
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岸田奈美
革命だと思います。コラボ相手もいいですよね。私は「HERALBONY」のブラウスを仕事着にしているほど愛着があるのですが、まずはどこで彼らのアートを知ったのかが気になります。
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小野郁子
JALさんとの業務提携や東京駅の装飾などがきっかけです。「HERALBONY」とは知らずに「素敵だな」と思って。
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岸田奈美
それって「HERALBONY」が理想とされている出会い方ですね。ブランド名や作家のバックボーンよりも、アートとして惹かれた、ということですから。
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小野郁子
次のデザインを何にしようか考えていたところに出会ったのも大きかったですね。そして、調べてみたら「エリス」の考えとマッチしていたんです。 
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岸田奈美
出会いは必然だったんですね。
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小野郁子
蜷川実花さんが手がけるブランド「M / mika ninagawa」とのコラボデザインは、SNSに上げてくれる人もいました。そんなふうにデザインでテンションを上げてくれるもの、という軸は外したくなかったのですが、「HERALBONY」はまさに元気になる作品がたくさん。岸田さんと「HERALBONY」の出会いについても聞いてみたいです。
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岸田奈美
私は元々ユニバーサルデザインやバリアフリーに関連するコンサルティング会社で働いていて、当時から面白い会社があるな、と「HERALBONY」をとても魅力的に感じていました。代表の松田崇弥さん、文登さん兄弟には自閉症のお兄さんがいたことからスタートしているのですが、「障害のある人をケアしたい、支援しなきゃ」という思いではなく、お兄さんのようなユニークな目線をリスペクトしているんですね、とてもフラットに。作家さんとの普段の向き合い方も同様なんです。私も家族に車椅子生活の母と知的障害のある弟がいるのですが、その姿勢に本当に感動してしまって、大好きになりました。
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小野郁子
今日お召しのワンピースも「HERALBONY」なんですよね。
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岸田奈美
2作目の本の表紙にも使わせてもらいました。「この動物なんですか?」と「HERALBONY」の担当者に聞いてみたら、「犬と答えるときと、猫と紹介するときがあって、説明ができないんですよ」という答えが返ってきました(笑)。アーティストにはアーティストにしかわからない世界があって、それを邪魔してはいけない、という思いがあるそうなんです。
『もうあかんわ日記』ライツ社
『もうあかんわ日記』ライツ社
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小野郁子
なるほど。実は今回の発表をするにあたり作品紹介も載せたいと「HERALBONY」に相談したところ、「見る人がどういうふうに受け取るのかを大切にしているので、アートの説明はしないんです」とのお返事がありました。モチーフについての情報が少なかったのは、そういうことなんですね。
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岸田奈美
「HERALBONY」がコラボするときって他の事例でも覚えのある作品が多い印象ですが、今回のはどれも初めて見ます。作品はどうやって決めたんですか?
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小野郁子
「コンパクトガード」はサイズ違いなどで7種あり、それぞれ違う色のパッケージにしているのですが、最初は使いたいカラーに近いものを希望して提案していました。でも先方のこだわりとして、「7種類なら7人の作家を送り出したい」という思いがあり選び直すことに。当社側で選んだら作家さんが被ってしまっていたので。
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岸田奈美
とてもいい機会ですね。新しい作家を送り出せるというのが! 「HERALBONY」の要望をスッと受け入れるところもすごいです。
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小野郁子
少しでもテンションが上がるデザインが第一の希望だったので、我々はその選び方に賛同しました。
高田祐さんによる作品《迷路》。29cm羽つきタイプ。
高田祐さんによる作品《迷路》。29cm羽つきタイプ。
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岸田奈美
パッケージは裁断部分によって色やデザインの出方が変わるのもいいですね。私からすれば天才の発想。こんなにかわいい生理用ナプキンがあるとは。
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小野郁子
もちろん元の作品はパッケージのサイズにぴったり合うわけではないので、一枚でそのアートを表現できるようにデザインしていただいたんですよ。
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岸田奈美
これは、一見生理用品とは思えないですよね。おしゃれなポケットティッシュにも見えます。

生理中を少しでも楽しく過ごすための準備。

―生理中は、個人差はあれど誰しも普段通りではいられないもの。岸田さんはどのように乗り越えていますか?

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岸田奈美
30歳を超えてから生理に限らず体調を崩すことがぐんと増えました。これまでは限界まで頑張ってバタッと倒れる、なんてことをしていたのですが、ある時“元気なうちに休む”って大切なんだなと気づいたんです。
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小野郁子
すごくわかります。私もここ数年やっと“休む”ことができるようになったなと思います。生理期間って自分を休めてあげる時間にすればいいですよね。
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岸田奈美
本当に! 生理中は可能な時はガッツリ休むことにして、その計画を立てるのがとても楽しくて。自分を初めて大事にできています。
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小野郁子
この1週間はどうやっても完璧に快適になるわけじゃないので、ちょっとでも楽しみがあるといいですよね。
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岸田奈美
前向きな諦めですね。しんどいのがわかっているので、開き直って休むぞー!と。そこにかわいい生理用品があれば、テンションが上がりますよね。これを買っておくのも、楽しい準備になります。

「いいな」と思ったものが、ソーシャルグッドにつながっていると自己肯定できる。

marinaさんによる作品《marina-moji5》は流れるように描かれたタイポグラフィ。36cm羽つきタイプ。
marinaさんによる作品《marina-moji5》は流れるように描かれたタイポグラフィ。36cm羽つきタイプ。

—「だれかではなく、あなたのそばに。」をブランドメッセージに掲げ、ひとりひとり違う生理に対する思いや悩みに寄り添うことを目指している「エリス」。生理をめぐる社会の問題について、お二人はどう考えるのでしょうか。

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小野郁子
先ほども話しましたが、蜷川実花さんが手がけるブランド「M / mika ninagawa」のコラボデザインはSNSに載せてくれる人がいました。これまで生理用品の写真を投稿するなんて、発想自体なかったのでは。生理のことも恥ずかしがらずに発信していく、社会が少しずつ変わっているなと思います。
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岸田奈美
みんなに紹介したくなるデザインということですよね。でも確かに、生理のことを堂々と話せるのってここ数年かもしれません。若い世代の知り合いはあまりいないのですが、SDGsについて興味関心が高いというよりは“当たり前”なんですよね。小さい頃から教育として自然と浴びてきているから、リテラシーが高いんでしょう。
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小野郁子
ダイバーシティの考え方が浸透しているんですね。私の15歳の息子を見ていても、そう思います。
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岸田奈美
そうですね。その上で、物を選ぶときの基準にもなっているんだと思います。SDGsのものが欲しい、というよりは、自分が選んだものがソーシャルグッドにつながっていると、「なんだ、自分見る目あるじゃん」って自己肯定につながりますよね。スタバのタンブラーだってそう。かわいいから持ちたいし、エコだし、という。
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小野郁子
そんなふうに「エリス コンパクトガード 」と「HERALBONY」のコラボデザインを通して、「エリス」や「HERALBONY」を知る方が増えてくれたら嬉しいです。

生理について語ることは、自分について語ること。

―エリスでは、生理用ナプキンを十分に入手できない学生に向けた「奨学ナプキン」という活動もしています。どのような思いがあるのでしょうか。

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小野郁子
1年間で2000人の学生さんに向けて、生理用品を送っています。学生の方には、そのときにしか楽しめない勉強やスポーツに集中してほしいんです。経済的な理由のほかに、そうですね、生理が来たことを親に話せない子もいるそうで……。
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岸田奈美
生理についての悩みを聞いていくと、親子関係や貧困など、とても大きな問題につながってくるんですね。私にもトランスジェンダーの友人がいて、「自分は男なのに生理が来るのがつらい」と漏らしていたことがありました。人には話しづらいけど、聞いてもらいたいことですよね。
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小野郁子
生理について社会で語ることは、ようやくできるようになってきました。でも、まだまだこれから。
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岸田奈美
今回の「エリス コンパクトガード」って、これを持っていれば生理について、「HERALBONY」について、そして自分について語るきっかけになると思います。

〈エリス コンパクトガード | HERALBONY〉
7人の作家によるアートで生理中を彩る。

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少ない日の昼用、多い日の夜用などの長さ、羽あり・羽なしで7種類展開する「エリス コンパクトガード」。わずか1.9mm※1の極薄シートなのにたっぷり2倍※2吸収。小さなカバンの日でも、そのまま入れておけるビジュアルだ。販売期間は6月1日から約2か月(数量限定)。


※1: 17cmタイプは1.4mm
※2: 「エリス 新・素肌感 多い昼〜ふつうの日用 羽つき」 (昼用)との比較 「エリス 新・素肌感 多いの日の夜用 羽つき」 (夜用)との比較。2倍吸収は17cmタイプを除く

photo_Tomo Ishiwatari text_Kahoko Nishimura

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