軽井沢で〈ひらまつ〉のイタリアンを味わう。 【この秋、とっておきの温泉宿へ。】#2 長野県/北佐久郡〈THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田〉

TRAVEL 2022.11.16

一瞬にして、別世界へといざなってくれる特別な宿があります。古民家、美食、ジオパーク…。ここでしか味わえない環境で、深まる秋を感じながら、ちょっと贅沢な温泉体験を。

浅間山のふもと、標高約900mに位置する〈THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田〉。東京ドーム約1・5 個分に相当する、6万 m2 を超える広大な敷地の中に佇む〝森のグラン・ オーベルジュ〞に、美食の旅へと誘うイタリア料理店が新たに誕生した。

全国に7つのラグジュアリーホテルやオーベルジュを展開する「ひらまつホテルズ」のフラッグシップがこちら。本館とヴィラを合わせて37あるすべての客室に、広々としたテラスと、そのテラスとつながるように半露天風呂を設えた。八ヶ岳の雄大な景色や森を眺め、たっぷりと湯をたたえた温泉に身を委ね、心ゆくまで過ごすことが可能だ。

〈ラ・ルミエール・クレール〉のディナーから。飯綱鴨のロースト。
〈ラ・ルミエール・クレール〉のディナーから。飯綱鴨のロースト。

今年6月、フランス料理の〈ル・グラン・リス〉に加え、イタリア料理の〈ラ・ルミエール・クレール〉が仲間入り。清らかな水と空気に育まれた高原野菜、果物、畜産物など、信州の豊富な食材を余すことなく用い、清新なひと皿へと仕上げていく。たとえば、地小麦と小諸産烏骨鶏の卵を使ったタリオリーニに、ホテルからほど近い小布施で収穫した栗を合わせ、飯綱町産の合鴨は、骨にゆっくりと火入れをすることで、しっとり軟らかな食感に。

イタリア料理〈ラ・ルミエール・クレール〉のディナーコースは8品。写真は手前から、信州産キノコや栗のタリオリーニ、幻豚のサルシッチャなどを使ったフィンガーフード。
イタリア料理〈ラ・ルミエール・クレール〉のディナーコースは8品。写真は手前から、信州産キノコや栗のタリオリーニ、幻豚のサルシッチャなどを使ったフィンガーフード。

「山の幸を知り尽くした達人もいれば、若い生産者も多く、食材に恵まれた土地。使ってみたいものが山ほどある」と料理長の前田祐介さん。フットワーク軽くキノコ採りの名人や合鴨農家の元へと足を運び、おいしさのピークを逃すことなくメニューをこまめに切り替えていく。

〈TAKIBIラウンジ〉では、ホットワインなどのアルコールや、紅茶なども用意。夕食前に立ち寄り、ゆったり過ごしたい。
〈TAKIBIラウンジ〉では、ホットワインなどのアルコールや、紅茶なども用意。夕食前に立ち寄り、ゆったり過ごしたい。

夕暮れが近づくと点火する〈TAKIBIラウンジ〉のアペリティフタイムも、楽しみのひとつ。森の中で焚火を囲み、鳥や虫の鳴き声に耳を傾け、非日常のひとときを過ごせる。

〈THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田〉

森の中に佇むように立つ。広大な敷地の中には、森の散策路や、ハーブを育成中の温室などがある。
森の中に佇むように立つ。広大な敷地の中には、森の散策路や、ハーブを育成中の温室などがある。

2泊してフランス料理とイタリア料理を堪能するプラン、ヴィラ限定のプライベートダイニングプランも。

住所:長野県北佐久郡御代田町大字塩野375|〈地図〉
TEL:0267-31-5680
室数:全37室(本館28室、ヴィラ9棟)
料金:1泊2名1室・1名44,600円~(2食付き)
公式HP:https://www.hiramatsuhotels.com/miyota/

※特集で紹介している宿の宿泊料金は、年末年始、GW、夏休み、お盆などのハイシーズンは変わることがあります。また、入湯税、サービス料の表記は各宿によって違いがあります。料金はあくまで予算の目安として、詳しくは宿にお問い合わせください。

photo : MEGUMI text : Yumiko Ikeda edit : Ai Sakamoto

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