有名絵画をスイーツとモクテルで再現!『アフタヌーン・エキシビジョン』の第5弾。 〈メズム東京〉よりモネ『散歩、日傘をさす女性』がモチーフのアフタヌーンティーが新登場! LEARN 2022.03.01

JR東日本グループの日本ホテルと世界最大のホテルチェーン、米マリオット・インターナショナルとの初提携ホテルとして2020年春、東京・竹芝にオープンした〈メズム東京、オートグラフ コレクション(以下、メズム東京)〉。同ホテルの16階のバー&ラウンジ〈ウィスク〉にて『アフタヌーン・エキシビジョン』の第5弾として、印象派を代表するフランスの画家クロード・モネの代表作『散歩、日傘をさす女性(Woman with a Parasol)』の世界観を表現した『パラソル(Parasol)』が期間限定で登場しました。

アートや音楽、食などで五感を満たす新感覚のラグジュアリーホテル〈メズム東京〉。

上質で落ち着いた雰囲気のビストロノミーレストラン〈Chef’s Theatre〉内観。
上質で落ち着いた雰囲気のビストロノミーレストラン〈Chef’s Theatre〉内観。

“TOKYO WAVES”をコンセプトに、絶えず変化する東京の“今”に根ざしたサービスやコンテンツを展開することにより、ゲストに新たな発見を提供するラグジュアリーホテル〈メズム東京〉。山手線の中で最も海に近い浜松町駅より徒歩6分、大門駅より徒歩7分、竹芝駅より徒歩3分ほどにある、複合施設〈ウォーターズ竹芝〉のタワー棟16~26階に位置します。〈ウォーターズ竹芝〉は、〈メズム東京〉の他に、〈JR東日本四季劇場〉や商業施設〈アトレ竹芝〉で構成され、「グルメ」「芸術」などを満喫できるスポットとしても注目を浴びています。

〈メズム東京〉では、壮観な東京のベイエリアや歴史ある〈浜離宮恩賜庭園〉といった美しい眺望、そして五感にも心地よい刺激を与えるアートや音楽といった豊かな地域資源と、〈JR東日本四季劇場〉とコラボレーションして誕生したユニークなサービスを展開しています。

アーティストのアトリエがコンセプトのバー&ラウンジ〈ウィスク〉。

そんな〈メズム東京〉の16階にあるのが、芸術家のアトリエ(工房)をコンセプトに、絵画をモチーフにした五感をくすぐるコンセプチュアルなオリジナルミクソロジーカクテルをはじめ、自家製スイーツや軽食を味わえるバー&ラウンジ〈ウィスク〉。「ウィスク(=混ぜる)」の言葉通り、伝統と革新、刺激と趣、静と動が混ざり合う、ミクソロジストによって生み出される創造的なカクテルやモクテルを楽しめます。

デイタイムは美しい東京のウォーターフロントを一望する心地よい水辺のカフェのような空間、ナイトタイムは煌めく夜景と共に音楽やアートのライブパフォーマンスを堪能できるバーラウンジと変化。刺激と遊び心に満ちた新感覚のパブリックスペースになっています。

モネ『散歩、日傘をさす女性』の世界観を鮮やかに表現したアフタヌーンティー。

アフタヌーン・エキシビジョン第5弾『パラソル』一人5,350円(税・15%のサービス料込み)。
アフタヌーン・エキシビジョン第5弾『パラソル』一人5,350円(税・15%のサービス料込み)。

そんなバー&ラウンジ〈ウィスク〉にて平日限定で行われているのが、芸術性あふれる美食体験と、細部までこだわり抜いたコンセプトが特徴の『アフタヌーン・エキシビジョン』。

今回新たにスタートした『パラソル』は、19世紀後半〜20世紀初頭にかけて活躍したフランスの画家で印象派の巨匠と称されるクロード・モネの代表作の一つである『散歩、日傘をさす女性』が題材です。初夏の陽光と爽やかな風に包まれた心地よく神秘的な情景や、モネの生涯に思いを馳せる洗練されたティータイムを演出しています。

ちなみに今回の『パラソル』は、サルバドール・ダリの『記憶の固執』の世界観を表現した『メモリー(Memory)』、フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』を再現した『パール(Pearl)』、レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』の情景を表現した『サパー(Supper)』、エドゥアール・マネの『笛を吹く少年』をモチーフにした『ファイファー(Fifer)』に続く『アフタヌーン・エキシビジョン』第5弾です。

モネ『散歩、日傘をさす女性』を表現した美しいケーキとモクテル。

浜松町 メズム東京

今回のアフタヌーンティーで一際目を引くのが、モネの代表作『散歩、日傘をさす女性』の情景や、10年後に同様の主題で日傘をさす女性を描いた一連の作品から着想を得たケーキと、女性の背後に広がる晴れやかな青空や白い雲、射し込む陽光を表現したモクテル。

『散歩、日傘をさす女性』は、モネがパリ北西部のアルジャントゥイユで生活していたころに描かれた作品で、妻カミーユと息子ジャンとの散歩中に二人を後ろから呼び止めて振り返った瞬間が、鮮やかな色彩と多彩な筆致で写し取られています。

浜松町 メズム東京

風に吹かれ波打つ野原を、ふわふわとした食感のピスタチオビスキュイと可愛らしい食用花で再現。揺れる草花を映し緑色に染まる日傘をピスタチオクッキーで、野原に佇む女性と風になびくベールのシルエットをホワイトチョコでかたどっています。

浜松町 メズム東京

風で膨らみ、振り返る動きでふわりと流れる白いドレスは、フランスで親しまれている苺のケーキ「フレジェ」で表現。ケーキの内部は、ビスキュイ・ダマンド(アーモンドスポンジ)の層と、苺の果肉が入ったピスタチオクリームやピスタチオビスキュイの層で構成されています。ビスキュイ・ダマンドには、チェリーブランデーであるキルシュのシロップを染み込ませ、大人な味わいとしっとりとした食感に仕上げています。
また、バタークリームを使用したピスタチオクリームの濃厚な味わいと、春から初夏にかけて旬を迎える苺の甘酸っぱさとのマリアージュも魅力。さらに、ピスタチオクッキーをケーキのクリームにディップすることで、味の変化を楽しめます。

背景である青い空と白い雲を表現したモクテル。
背景である青い空と白い雲を表現したモクテル。

モクテルは、メインのケーキとあわせて絵画の情景を表しています。太めのストローでいただくことによって、雲のような綿あめ、牛乳ゼリー、マスカットゼリー、ソーダが混ざり合い、面白い食感とのどごしが楽しめます。春から初夏にかけての爽やかな青空を連想させるテイストが、清涼感あふれる一杯です。

モネの生涯をたどるスイーツ&セイボリー8種。

特製プレートの上に横並びになった8種類のセイボリーとスイーツは、モネゆかりの地やその時代に親しまれた食べ物がモチーフ。左から順番にいただくことで、モネの生涯をまるで年表をたどるように楽しめます。

(左から)「サントノーレ」「ピュイダムール」「サバラン」。
(左から)「サントノーレ」「ピュイダムール」「サバラン」。

一番左に位置する「サントノーレ」は、モネが誕生した1840年頃にパリの菓子職人によって考案されたお菓子。バターたっぷりのサブレ生地を土台に、表面にザクザクとした食感のクッキー生地をまとわせた軽い食感のミニシューに、キャラメルクリームを添え積み上げています。サントノーレは、フランスでは特別な場で提供されるお菓子。可愛らしい見た目と多彩な食感、キャラメルクリームのほろ苦い甘さで、エキシビジョンのスタートを華やかに彩ります。

モネは1845〜1858年に、ノルマンディー地方のル・アーヴルに移住し、少年時代から絵画に親しみます。そんな時代を表現したのが、ノルマンディー地方で18 世紀に考案された“愛の泉”という意味を持つ「ピュイダムール」。通常はパイの器の中にクリームをたっぷり絞り表面をキャラメリゼしますが、今回はカルバドス(ブランデー)を加えたアイス仕立てで爽やかに表現し、上に飴細工を載せています。リンゴを原料とし、 ノルマンディー地方で造られるカルバドスと、リンゴの果肉が加えられたアイスが、春の陽気にぴったりの爽やかさです。

1859〜1870年にはパリにて絵の勉強を始め1865年にサロン・ド・パリに初入選したモネ。同時期にパリの菓子職人が、有名な美食家ブリア・サバランに捧げるお菓子として「サバラン」を考案したことから、『パラソル』でもサバランがラインナップしています。ラム酒を含んだシロップに浸したドライフルーツ入りの生地が、口の中で溶けていくような食感が印象的。ラム酒の大人な味わいに、モネが立派な画家の仲間入りを果たしたことを感じさせます。

(左から)「スコーン」「ヴィクトリアサンドイッチケーキ」「フィナンシェ・サレ」。
(左から)「スコーン」「ヴィクトリアサンドイッチケーキ」「フィナンシェ・サレ」。

1870年にカミーユと正式に結婚したモネは、普仏戦争が勃発し、兵役を逃れるためロンドンに渡ります。この時代を再現したのが、イギリスのティータイムには欠かせない「スコーン」です。サクサクでホロッと砕ける食感と素朴な味わいに、ベーコンや胡椒がアクセントになっています。

1870年のロンドン滞在中、画家や画商と交流していたモネ。この時代を表したスイーツが、19世紀、大英帝国を繁栄に導いたヴィクトリア女王の名を冠したイギリス定番のお菓子「ヴィクトリアサンドイッチケーキ」です。スポンジケーキの間にジャムを挟んだシンプルな味わいは、最愛の夫アルバート公を亡くし悲しみに暮れていたヴィクトリア女王の心を癒したと言われています。スポンジ生地の優しい甘さと、自家製のラズベリージャムの酸味とツブツブ食感のハーモニーを味わえます。

(左から)「フィナンシェ・サレ」「ガレット」「ミルリトン」。
(左から)「フィナンシェ・サレ」「ガレット」「ミルリトン」。

1874年、パリ近郊で仲間たちと『第一回印象派展』を開催し、翌年『散歩、日傘をさす女性』を制作したモネ。この時代を表現したのが、19世紀後半にパリのサンドニ通りにあるラスネというパティシエによって生み出された人気菓子、フィナンシェです。今回はバターが香るフィナンシェに、手作業で一つひとつ種を取り除いたオリーブで塩味を添えた「フィナンシェ・サレ」に仕上げています。甘塩っぱい味わいが癖になる一品です。

1886年、ヨーロッパ各地の制作旅行でブルターニュ沿岸にある島ベル=イル=アン=メールを訪れたモネ。そんなブルターニュ地方はソバの栽培に適しており、ガレット発祥の地としても知られています。ソバ粉を焼き上げた生地で、玉ねぎやほうれん草などの食材を包んだこちらの「ガレット」は、生地の香ばしさとチーズの旨味が良く合い、お酒とも合いそうなしっかりとした味わいです。

1890〜1926年にノルマンディー地方のジヴェルニーへ移住し、晩年まで意欲的に作品を制作し、1926年に86歳で生涯を終えたモネ。そんな晩年の様子を表現したのが、ノルマンディー地方の郷土菓子「ミルリトン」です。フランス語で“騎兵の帽子”を意味し、その形が似ていることから名付けられました。サクサクのパイ生地でオレンジフラワーエッセンスを入れたペーストを包み込んでいます。オレンジフラワーの酸味が効いた爽やかな風味と、花のような華やかな香りが、モネが大切に育てたジヴェルニーの庭の花々と、晩年意欲的に描いた連作『睡蓮』を思い起こさせる一品です。

レモンティーがベースの和洋折衷な爽やかなペアリングモクテルも!

浜松町 メズム東京

『パラソル』ではスイーツやセイボリーに合わせ、ミクソロジストが考案したペアリングモクテルも用意されています。モネの故郷であるフランスの紅茶は、香りづけされたフレーバーティーが主流。
そして浮世絵に魅せられ、晩年には自身の庭に日本の植物や日本風の橋も取り入れた日本好きのモネにちなみ、和の要素も取り入れたペアリングモクテルに仕上げています。日本で人気のあるレモンフレーバーの紅茶をベースにソーダやセルフィーユを加え、すっきりと飲みやすく、どのスイーツ&セイボリーにも合わせやすい一杯です。さらに、アクセントとして加えた梅が酸味のあるフレーバーティーともマッチし、和と洋が混ざり合う爽やかなテイストを楽しめます。

浜松町 メズム東京

『アフタヌーン・エキシビジョン』いう名の通り、まるで午後のアート鑑賞のようにモネの作品や生涯に思いを馳せられる『パラソル』。芸術的でインスピレーションにあふれる午後のひとときを、美しいウォーターフロントの絶景とともに体験してみては?

アフタヌーン・エキシビジョン第5弾『パラソル』
■東京都港区海岸1-10-30 メズム東京 16F バー&ラウンジ〈ウィスク〉
■03-5777-1111
■14:00~、15:00~(2022年6月30日までの平日15食限定)
公式サイト

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