古民家とバレルサウナの素敵な出会い。 房総の高級旅館〈はなれ橘〉でプライベートサウナと温泉、旬の食材を堪能!

LEARN 2021.10.13

東京からアクアラインで約1時間。千葉県・房総に佇む、完全プライベートの温泉旅館〈はなれ橘〉に伺いました。木漏れ陽が降り注ぐ露天風呂と、プライベートバレルサウナ、江戸時代の深井戸から汲み上げた天然水風呂を心ゆくまで独占!古民家を一棟まるごと貸切った、贅沢な空間を詳しくご紹介します。

温泉で整う。至福のプライベート時間!

本館でチェックインを済ませたら、道を挟んで向かいに位置する完全プライベートの離れへ。〈橘〉のお部屋は、古民家を一棟丸ごと客室に仕立て上げたもの。扉を開けると、どこか懐かしく、心地よい木の温もりに包まれます。

玄関を開けるとほんのりお茶の香りが。風情ある茶香と、色とりどりの生花が出迎えてくれました。お部屋用の浴衣も揃っているので、どの色にするか迷ってしまいそう。扉を開けた瞬間から、ワクワク胸が高鳴ります。

玄関を抜けると広々としたリビングが。縁側にも出れるので、お風呂上がりに冷えたドリンクを飲みながら、ゆっくり休憩するのもおすすめ!

ウェルカムドリンクは「ライチのお茶」と「黒ゴマのムース」が登場!絵が趣味だった先代が中国で出会ったのが「ライチ」。ライチの味に感動した先代の想いを引き継ぎ、今でもウェルカムドリンクは「ライチのお茶」。この日はアイスでいただきましたが、寒い日はホットで出してくれるそうですよ!

リビングのお隣にある、ベッドルームから振り返った庭園は格別。一枚の絵のように素晴らしい眺めに、思わずうっとり!

天井が高いのも古民家ならでは。梁がそのまま残されているのも、風情があっていいですよね!都心とは違う時間の流れ。ここにいるだけで、豊かな時間に包まれます。

驚いたのは、ダイニング!お茶やコーヒーなどドリンクが充実しているのですが、お部屋に備え付けのビールは、なんと飲み放題。お酒好きにはたまりません。サウナや温泉の後に飲む一杯は絶品!

冷蔵庫にはソフトドリンクやアイスもあるので、小さなお子さまも楽しめますよ。

ご飯の前に、お風呂を楽しもうと浴室エリアを覗いたら、まず目に飛び込んできたのは天然温泉。地下600mから汲み上げた源泉は、ほんのり茶色い美肌の湯。地元では、安房温泉と呼ばれて親しまれています。源泉は20度程度ですが、加熱して程よい温度に。

そして、なんといっても存在感抜群なのがバレルサウナ。バレルとは樽のこと!北欧で親しまれている樽型のプライベートサウナです。樽型は、熱風の均一性を守ってくれるので、北欧ではご自宅に設置している方も少なくないそうですよ。入り口に置いてあるアロマ水を熱した石にかけると「ジュジュッ」といい音が響き渡ります。室内の温度も一気に上昇。心地よい広さと木の香りで何度も入りたくなるサウナでした。

サウナのすぐそばには、冷んやりとした井戸水が。お水は、元々敷地内にあった井戸から引いているそうですが、冬は暖かく夏は冷たい天然水をかけ流しで楽しめます。バレルサウナと水風呂に入れば、スッキリ整うこと間違いなし!

海の幸・山の幸に舌鼓!旬の食材を味わい尽くす。

食前酒は、優しい酸味の自家製梅酒。口当たりがまろやかで、ググッと一気に飲み終えてしまいました!前菜の「銀鮭菊花寿司」「合鴨ロース煮とカマンベールチーズ」「海老・銀杏南瓜和え」は、どれも旬の素材の味が生きています。銀杏南瓜和えは、優しい甘みに包まれて幸せ気分に。

「地魚の盛り合わせ」は上から時計回りにまぐろ、モンゴウイカ、鯛、スズキといった旬の魚がズラリ。厚めの身とほんのり甘みのあるイカは絶品!沖縄の塩、自家製ポン酢、醤油に合わせていただくのですが、ポン酢は、鯛の上品な味わいをグッと引き出し、思わず笑顔になってしまいます。旬のむかごを使用した「エンザラむかご真丈 栗摺り流し」は、ほっとする味わい。寒くなってくると、真丈ってより一層美味しいですよね!心の底から温めてくれる一杯でした。

目の前で焼いてくれる炭火焼きは、伊勢海老や鮑、地野菜、地魚、伏姫牛など見ているだけでもワクワクするラインアップ。鮑を網に置いてレモンを絞ると一気に踊り出しました。伊勢海老もまだ動いている新鮮なものをそのまま炭火へ。鮑と伊勢海老をじっくり焼いている間に、甘長唐辛子や椎茸、太刀魚をいただきます!

炭火でじっくり焼いた太刀魚は、香ばしく身はふんわり柔らか。鮑はコリっと食感で、磯の香りが鼻を抜けていきます。伊勢海老は、温めたバジルソースをかけていただくのですが、濃厚なミソと相性抜群!

黒胡椒と岩塩をかけた伏姫牛は、奇麗な霜降りでとっても柔らか。焼いたトマトと合わせたら、じんわり甘みが染み渡ります。

炭火を堪能した後は、なめこたっぷりの「鯛味噌冷やしとろろかけご飯」と「ほうじ茶ブリュレ」をいただきます!「ほうじ茶ブリュレ」は、巨峰やメロン、シャインマスカットが入っていて秋の味覚満載。甘すぎないオトナのスイーツという印象。

ここまで食べたら、お腹いっぱい!食後はゆっくり休んで、また温泉を楽しんでくださいね。

はなれ橘

夕食後、ダイニングに目をやるとお夜食に嬉しいお稲荷さんとレモン水がそっと置いてありました。スタッフの方の細やかな気遣いが嬉しいですね!

〈はなれ橘〉から徒歩3分ほどのところに系列店の〈さざね〉。夜はこちらのラウンジを23時まで使用することができるんです。ちょっとお得な気分!

ラウンジには、コーヒーやお茶などのホットドリンクはもちろん、ビールやジンなども揃っているんですよ。ひとつひとつ可愛いカップが並んでいるので、ぜひ見てみてくださいね!

夜道なので、スタッフの方が懐中電灯を貸してくれます。各館の入り口に雨傘もあるので、突然の雨も大丈夫!

朝は体が喜ぶスムージーからスタート!炊き立てのふっくらご飯も見逃せない。

はなれ橘

朝一番でいただくのは特製スムージー!かぼちゃ、赤ピーマン、トマトのピューレ、にんじん、ブロッコリー、りんごがギュギュッと詰まっています。ちょっとした苦味と酸味が、寝起きの体に染み渡ります。

他にもだし巻き卵や、アサリの味噌汁、明太子など。ご飯が進むおかずが盛りだくさん!

朝の炭火焼きは、大きくて身も厚いアジの開きや、ベーコン、エリンギ、なす、アスパラなど。アジの開きは、いつも食べているものの1.5倍くらいの大きさで、思わず目を奪われてしまいました!

土鍋で炊いたご飯はつやつや。蓋を開けた瞬間の蒸気がたまりません!お米は地元の長狭米を使用。一粒一粒が、ふっくらと立ち上がっているんです。噛むほどに甘みが広がり、白米だけでもどんどん箸が進みます。

はなれ橘

デザートには、牛乳プリンとコーヒーをいただいました。ダイニングでもリビングでも、好きな場所に用意してくれるので、ゆったりと過ごせます!

今回の取材では、もうすぐオープン予定の系列店にもお邪魔しました。海の目の前に建設しているのは、ペットと一緒に泊まれるお宿。ワンちゃん用のバスタブもあるんですよ。

こちらでも地元の食材を使ったお料理を楽しめるはず!室内にはキッチンもついていて、長期滞在のワーケーションに伺いたくなるような場所でした。

はなれ橘

誰にも邪魔されないひとときを、暮らすように楽しむ完全プライベートの離れはいかがでしたでしょか?普段頑張っている自分へのご褒美はもちろん、密を避けて旅行したい女子旅や家族旅行にもぴったり。

サウナで整えたあとは、美肌の湯でしっとり美活も楽しめる。ちょっと贅沢な大人の空間を体験してみてくださいね!

〈はなれ橘〉
■千葉県鋸南町竜島970-6
■0470-55-1571
■1泊2食付き44,800円~(2名様1室利用、1名あたり)
公式サイト

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