知る人ぞ知る!超名物ピーナッツ菓子「花生酥」のルーツ、台湾・ポンフーへ。
2019.03.06

一度食べたら止まらない!? 知る人ぞ知る!超名物ピーナッツ菓子「花生酥」のルーツ、台湾・ポンフーへ。

“台湾のハワイ”との呼び声も高い澎湖(ポンフー)名物といえば、「花生酥(ホヮーシャンス)」というピーナッツ菓子。人気店のものはいまや入手困難。大ブレイク中のローカルおやつのルーツをめぐってみよう。

編集部 / Hanako編集部

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離島発のローカルおやつに話題集中。

ポンフーの馬公市内から見える海。ハイシーズンは、バカンス客でにぎわうというビーチも冬から春にかけては静か。朝焼けとサンセットの景色は写真におさめたくなる美しさ。

台北の松山空港から飛行機で約1時間。台湾随一の離島リゾート、ポンフー発のローカルスイーツがいま、〝嵐〞を巻き起こしている。

市内から車で30分ほどの場所にある大菓葉玄武岩。1,000年以上前、溶岩が爆発した後、海水によって急速に冷やされたことでできたという六角状の岩は、一見の価値あり。
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馬公市内の〈新清泰餅舖(シンチンタイビンプー)〉は90年続くお菓子屋さん。家族経営で、日本の駄菓子店のような和やかさ。タロイモともち米粉を混ぜて揚げたマーラオをお土産に。
台湾の冬至に食べられる湯圓(タンユエン)のお店も。湯圓とは伝統的な小吃(シャオチー)で、温かい白玉団子のこと。日本のお汁粉よりも甘さひかえめの小豆をかけて食べることも。
市内からは車でしか行くことができないため、花生酥ファンからは“幻”と呼ばれる〈玉春海產行〉。パケ買い必至の可愛さだが、味も抜群。事前に連絡すれば宿泊ホテルへの配送も可能。

もともとピーナッツの生産が盛んなポンフーで生まれた花生酥(ホヮーシャンス)は、すりつぶしたピーナッツに砂糖や塩、水飴などを加えてぎゅっと焼き固めた素朴なお菓子。ポンフーに拠点を置くさまざまな工場から発売されているが、なかでもファンが「2トップ」と口をそろえるのが、自分の店で製造・販売をしている〈正義餅行(ジョンイービンハン)〉と〈正一食品(ジョンイースーピン)〉だ。

量産せずに、一貫して手作業で行う〈正義餅行〉。

台北のセレクトショップや食品店など、取り扱い希望店が殺到中の〈正義餅行〉。それゆえ、店に行っても購入することが難しい状況。事前に連絡をすれば運よく購入できるかも!?

興味深いのは、この人気を盛り上げているのが日本人だということ。〈正義餅行〉の場合、台北でそのセレクトに定評のある店に卸していたことをきっかけに人気が爆発。

大人気の〈正義餅行〉では、ちょうど花生酥の焼き上がりに遭遇。家族経営の店とあって、焼き上がった花生酥を電光石火の早ワザで包むのは、息子さんの役割なのだとか。
量産せずに、一貫して手作業で行う〈正義餅行〉。息子さんが包んだ花生酥を袋に詰め計量するのは、お母さんが担当。オレンジ色のレトロなはかりも大活躍。
店内で見かけたビニール袋。いまは花生酥を購入できればラッキー、な〈正義餅行〉とあって、このビニール袋はさらにレア。大袋いっぱい買えるのは夢のまた夢!?

ネット上でも「正義の花生酥を探している」といった書き込みを目にするのは、実際に店舗に足を運んでも、絶対に購入できるという保証がないから。〈正義〉では、すべての工程を手作業で行っているため大量生産は不可能。商品の行き先はすでに決まっているため、たとえ本店に飛び込んでも購入できる見込みはない。

台北の有名カフェで売られて人気爆発!〈正一食品〉。

〈正義餅行〉と人気を二分する〈正一食品〉。昼に売り切れた場合は、次に棚に並ぶのは夕方から夜。それでも「絶対に正一の花生酥を買いたい!」という人が後を絶たない。

そしてもうひとつの人気店〈正一食品〉。こちらも台北の有名カフェで売られていることで知られた存在。棚に並んだ瞬間から飛ぶように売れていくという現象が起きている。

〈正義餅行(ジョンイービンハン)〉

■澎湖縣馬公市水源路2-14號 
■06-927-5065 
■8:30~18:00 不定休

〈正一食品(ジョンイースーピン)〉

■澎湖縣馬公市恵安路6號 
■06-927-3008 
■7:00~22:00 無休

Hanako『やっぱり私は、お茶が好き。』特集では、おいしい台湾のお店を多数ご紹介しています。

(Hanako1170号掲載/photo : Norio Kidera text : Keiko Kodera)

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