工芸茶
2021.07.02

美しいうえに、安全でおいしい。 お湯の中で花が咲く!見て・飲んで・楽しめる美しい工芸茶9選

中国茶独特のティーセレモニーや器の楽しみ方を知れば、芳しいお茶の世界に浸れそう。今回ご紹介するのは、美しい工芸茶。ハーブティーのような優しさのある味わいだ。美しいうえに、安全でおいしい工芸茶をご紹介します。Hanako特別編集「私が知りたいお茶のこと、すべて。」よりお届け。

お湯を注ぎ入れると、少しずつ茶葉がほどける。そこから花がふわりと開いたり、小さな花びらがゆらゆら浮き出したり。工芸茶の特徴は、もちろん、その見た目の美しさだ。このお茶が生まれたのは、1986年。中国で汪芳生(おうほうせい)氏が考案し、瞬く間に広まって日本へも輸入された。だが「きれいだけど味はイマイチ」と言われることも。汪氏の模倣品が出回ってしまったためだった。

「汪さんやそのお弟子さんたちの工芸茶は、茶葉にこだわっているからおいしい。その味を伝えたいと思って、直接やりとりして仕入れています」と〈クロイソス〉の合田由佳さんは話す。現地でオーガニック認定されている茶葉を入念にチェックし、さらに、日本から医療用の安全な糸を送っているという。一つで2〜3名分、3煎まで楽しめ、ハーブティーのような優しさのある味わいだ。美しいうえに、安全でおいしい。イマイチなんてもう言わせない。目も口も幸せにしてくれるお茶なのだ。

1.「財源茂盛(ざいげんもせい)」真ん中のふくらみから、連なって浮かび上がる3つの菊。

「財源茂盛(ざいげんもせい)」
「財源茂盛(ざいげんもせい)」
「財源茂盛(ざいげんもせい)」
「財源茂盛(ざいげんもせい)」

お湯を注ぐ前に見えているのは、3つの小さなバラのつぼみ。ゆっくり待っていると白いふわふわの菊が顔を出す。これは貢菊(こうぎく)というもので、甘く爽やかな味わい。漢方薬としても使われることがあり、目の疲れにも効果があるとされている。菊は金運とも関係があることから「財源はますます人生の隆盛を極める」という意味の名前。620円。

2.「玉免茶(ぎょくとちゃ)」うさぎの姿から一変、ジャスミンと蓮の花が広がる。

「玉免茶(ぎょくとちゃ)」
「玉免茶(ぎょくとちゃ)」
「玉免茶(ぎょくとちゃ)」
「玉免茶(ぎょくとちゃ)」

汪さんは、茶葉を結んだ状態の美しさやかわいらしさも大事にしている。これは中国で縁起のいい動物とされているうさぎの形に仕立てたお茶。お湯を注ぐと、少しずつ茶葉が開き、中からジャスミンと金蓮花がふわりと開いたかと思うと、香りも一気に広がってくる。ジャスミンにはリラックス、金蓮花には風邪の予防の効果があるとされている。520円。

3.「 神龍茶(しんりゅうちゃ)」「使者」と名付けられたお茶は、縁起物として贈り物にも。

「 神龍茶(しんりゅうちゃ)」
「 神龍茶(しんりゅうちゃ)」
「 神龍茶(しんりゅうちゃ)」
「 神龍茶(しんりゅうちゃ)」

艶やかなサンザシの花が目となり、緑茶の葉で見事に龍の形に仕立てたお茶。これは開いて変形することはなく、お湯の中で膨らむタイプ。サンザシは消化を促進し、血流を改善する作用があるとされるので、食後茶として飲むのがおすすめ。また龍のモチーフは、富や幸せを運んでくれる縁起のいいものとして重宝されているので、プレゼントにしても。1,550円。

4.「康藝満球(こうげいまんきゅう)」丸い球の中から、優雅な花が開く上品なお茶。

「康藝満球(こうげいまんきゅう)」
「康藝満球(こうげいまんきゅう)」
「康藝満球(こうげいまんきゅう)」
「康藝満球(こうげいまんきゅう)」

中国ではセレブに愛されるお茶だけあり、赤く大きな百合と白く小さなジャスミンの組み合わせが上品。お湯を注ぐ前は素朴なころんとした姿にもかかわらず、ここまで見事な花が開くと、驚きとともに華やかな気持ちにもなれる。百合にはビタミンやミネラルが豊富で美肌効果があるうえに、ジャスミンと一緒に飲むとリラックス効果も強くなるそう。520円。

5.「花茗大王(かめいだいおう)」大輪のカーネーションが開く。ぜひ大きなグラスやポットで。

「花茗大王(かめいだいおう)」
「花茗大王(かめいだいおう)」
「花茗大王(かめいだいおう)」
「花茗大王(かめいだいおう)」

「王様のお茶」と名付けられた一品は、お湯を注ぐと少しずつカーネーションが開き、見事な大輪の姿で楽しませてくれる。花の色が濃く、時間とともにお茶自体も少し赤みがかってくるほど。カーネーションには、胃腸や肝臓をいたわる効能があるそう。母の日やバレンタインの贈り物として人気。カーネーションは、このほかに茶葉をハート形にまとめたものもあり。1,030円。

6.「花藍(はなかご)」緑茶のかごに咲き乱れる花々。お祝いや記念日にどうぞ。

「花藍(はなかご)」
「花藍(はなかご)」
「花藍(はなかご)」
「花藍(はなかご)」

千日紅(せんにちこう)にバラ、金盞花(きんせんか)、貢菊と4種の花がふんだんに盛り込まれたお茶。お湯を注ぐ前は花籠の形で、そのままでもかわいらしい。お湯の中では花がひとまわり大きく膨らみ、貢菊は糸で繋がりふわりと浮き上がる仕掛け。美肌やリラックス、毒素排出、眼精疲労回復などの効果あり。大きく開くのでたっぷりとしたグラスやポットで。831円。

7.「オーバーザレインボー」その華やかな変身に歓声が上がること間違いなし。

「オーバーザレインボー」
「オーバーザレインボー」
「オーバーザレインボー」
「オーバーザレインボー」

ゆっくりと浮かび上がる花がアーチ状に広がり、その名前の通り、虹が空にかかったように見える。大輪の白いジャスミンの花の頂点には、真っ赤な千日紅が咲く。そして下には大きな金盞花が鮮やかに広がって、なんとも華やかだ。これぞ、工芸茶たる姿。金盞花には利尿作用や毒素排出、千日紅には美肌と、効能もさまざまあってうれしい。360円。

8.「ブライダルブーケ」花が舞い散る儚い一瞬を逃さぬようお湯を注いだら、目を離さずに。

「ブライダルブーケ」
「ブライダルブーケ」
「ブライダルブーケ」
「ブライダルブーケ」

きのこ型にまとめられた茶葉にお湯を注ぐと、少しずつ開いた隙間から、小さな金木犀の花が次から次へとふわふわ浮き出てくる。これがなんともかわいらしく、同時に茶葉の上ではオレンジ色の百合の花が優雅にゆっくりと開いていく。この百合は姫百合という種類の小ぶりで可憐な花。新陳代謝を活発にしてくれ、咳止めなどの効果もあるそう。360円。

9.「萬代紅(まんだいこう)」存在感ある大きなバラが一輪。シンプルで潔い美しさ。

「萬代紅(まんだいこう)」
「萬代紅(まんだいこう)」
「萬代紅(まんだいこう)」
「萬代紅(まんだいこう)」

糸で繋がれたバラのつぼみがゆっくりと浮かび上がる、シンプルながらも力強いお茶。大きなバラを選んでいるだけあり、一輪だけでも十分見ほれてしまう愛らしさがある。この大輪のバラは、代々の栄光を象徴するものとして仕立てられている。また、バラは香りでストレスを緩和し、さらにビタミンも豊富で美肌効果もあるので、女性にこそおすすめ。410円。

〈クロイソス銀座本店〉

無農薬でオーガニックの茶葉を使った工芸茶を扱う店。常時100種の工芸茶がずらりと並び、1個から購入することができる。一つ一つ丁寧に花の種類や味について説明してくれ、試飲も可能なので、初心者でも選びやすい。自由に詰め合わせを作ることもでき、プレゼントにもおすすめ。オリジナルのガラスポットやグラスもあり。
■東京都中央区銀座7-10-10 セレンシービル1F
■0120-1-96104
■11:00~20:00 不定休
■5席(試飲のみ)

(Hanako特別編集『私が知りたいお茶のこと、すべて。』掲載/photo : MEGUMI styling : Mari Nagasaka text : Kaori Hareyama)

編集部
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