妊娠中期のバランスごはんⅢ「ワンパンで簡単コーンクリームスープスパ&かぼちゃのデリ風サラダ」
妊娠中期(妊娠21週頃)で出産までちょうど折り返し地点となりました。赤ちゃんに出会える日まで待ち遠しい反面、毎日バランスの良い食事や体調管理は大変ですよね。
前回に引き続き、妊娠中期におすすめのバランスごはんをご紹介します。
妊娠中期はバランスの良い食事管理が必要で、妊娠前と比べて1日あたりのエネルギーは+250kcal、たんぱく質は+10g、鉄分は+15mg、葉酸は+240µg多く摂取する必要があります。
一方、妊娠中は免疫力が下がってしまう上に、胎盤を通して母体から胎児へたくさんの栄養が運ばれるため、風邪や貧血など体調を崩してしまっている人も多いのではないでしょうか。
妊娠中の薬の管理
妊娠中は薬を服用することで胎児に影響があるのではないかと不安だと思います。確かに、赤ちゃんの臓器が形成される時期の薬の服用には注意が必要です。
しかし、自己判断でそれまで服用していた薬を中断したり、症状が重いのに病院へ行かなかったりすると、かえって母体や胎児に悪影響を及ぼす可能性もあります。
大切なのは自己判断しないことです。
国立成育医療センターの「妊婦と薬の情報センター」では、妊婦さん向けに専門の医師や薬剤師が薬の相談にのってくれますよ。
赤ちゃんが元気に育つためには、妊婦さんが元気であることが大切です。まずは、毎日バランスの良い食事をとって、体調管理にお気を付けください。
ワンパンで簡単コーンクリームスープスパ&かぼちゃのデリ風サラダ
エネルギー817kcal ★★★★★
たんぱく質32g ★★★★★
鉄8mg ★★★★★
カルシウム377g ★★★★★
葉酸395g ★★★★★
食物繊維12g ★★★★★
※1食に必要な栄養成分充足度を★の数で表しています。(★5つで100%以上)
ワンパンで簡単コーンクリームスープスパ
【材料(1人分)・調理時間20分】
スパゲティ(1.6㎜)・・・60g
無調整豆乳・・・200ml
牛乳・・・200ml
コーンクリーム缶・・・大さじ3
ウインナー・・・2本
ほうれん草・・・2茎
しめじ・・・1/4株
オリーブオイル・・・小さじ1
塩・・・小さじ1/2
塩こしょう・・・適量
【作り方】
①しめじは石づきを切り落とし、ウインナーは斜め切り、ほうれん草は5㎝幅に切る。
②フライパン(直径21~23㎝程度)にオリーブオイル、しめじ、ウインナーを入れて中火で軽く焼き色がつくまで炒める。
③牛乳と豆乳を加えて軽く沸騰したら、半分に折ったスパゲティ、ほうれん草、塩(小さじ1/2)を加えてよく混ぜ、弱火から中火で吹きこぼれないように時々混ぜながらアルデンテの固さになるまで茹でる。(茹で時間の目安は袋の表示時間+0~3分程度)
④コーンクリームを加えて混ぜ合わせ、塩こしょうで味を調えたら器に盛りつける。
【コメント】
牛乳と豆乳の両方を加えることで、タンパク質、鉄分、カルシウム、葉酸などの栄養素をバランスよく補給できます。
栄養たっぷりのスープなので、飲み干してくださいね。
お好みで最後に粉チーズをかけてもおいしいですよ。
かぼちゃのデリ風サラダ
【材料(1人分)・調理時間10分】
冷凍かぼちゃ・・・80g
レーズン・・・10g
スライスアーモンド・・・10g
【A】無糖ヨーグルト・・・大さじ1
【A】マヨネーズ・・・小さじ2
【A】はちみつ・・・小さじ2
【A】塩こしょう・・・少々
【作り方】
①冷凍かぼちゃを耐熱皿に入れて600Wの電子レンジで3分程度加熱する。
②温かいうちにフォークなどで形が残る程度に軽くつぶす。
③材料【A】を加えて混ぜ合わせる。
④レーズンとスライスアーモンドを加えて混ぜ合わせたら器に盛りつける。
【コメント】
レーズンとはちみつの甘さに、ヨーグルトの酸味が加わり後味さっぱり食べられます。
スライスアーモンドの食感も癖になる味わいです。
かぼちゃは代表的な緑黄色野菜で、カロテンやビタミンB群、ビタミンCに加えて食物繊維も豊富な野菜です。
たくさん作って毎日食べても良いですよ。
<参考>
国立成育医療センター「妊娠と薬情報センター」
https://www.ncchd.go.jp/kusuri/