第57回 チュートリアル福田充徳の「はじめてパパのなんでも〈新発見〉!」 【チュートリアル福田の育児エッセイ・57】特別企画・チュート福ちゃんが読者のお悩みに答えます! その③
2017年12月、待望の第一子となる男の子が誕生! 新米パパとして、まだまだわからないことだらけだと言う福田さんの育児日記です。子どもとの毎日の暮らしの中でみつけた発見や感動、ときにするどい(!?)ツッコミを赤裸々に語っていただきます。
子どものしかり方、どういう役割分担してますか?
連載も早くも2年目に突入! パパとして毎日を楽しむ福田さんにHanakoママ読者からのお悩み相談に答えていただく特別企画をお届けします。アンケートを募集したところ、たくさんのお悩みが寄せられました。
第3回目のお悩みは……
Q 子どもをしかるとき、パパとママでどういう接し方をすればいいですか? 一緒にしかる、一方はしかり一方は何も言わない、受け止め側に回る、など……。という、6歳の男の子のママさんからのご質問です。
難しいですよね、しかり方って僕も試行錯誤しています。ひとつ思うのは、大きな声で怒鳴るのは違うなっていうこと。「なにしてんねん!」「こら!」と怒っても、子どもにとっては、ただ、ただ怖いだけですから。何が悪いか理解できるわけではない。よく、スーパーとかでめっちゃ感情的に怒っているお母さんとか見かけることありますけれど、ああいうのをみるとこっちが悲しい気持ちになってしまいます。まあ、お母さんがそういうテンションになってしまう理屈もある……というのもちろんわかりますし「しからない子育て」なんていうのも「そんなん、机上の空論すぎるやろ!」とも思います。
ただ、やっぱり自分の感情だけで怒ってはいけないなあといつも思います。この間も、手間暇かけてイチから作ったグラタンを息子がひと口も食べてくれなかった。で、めちゃくちゃ腹たったんですけど、でも息子にしたら「知らんがな。グラタン食いたいなんて言ってないし」ってことだと思うんです。
勝手に僕が作りたくて作ってやったんだから、これは怒ってもしゃーない。なんでも、食べればいいか……と、思い直しました。 怒る時に気をつけていることは、もうひとつあって。それは夫婦で同じ方向をみておくこと。足並みは揃えて怒らないと、子どもたちは路頭に迷うんじゃないかなと思うんです。それで、片方が大で怒ったら、もうひとりは小で怒る。「お前が悪いで、ママに謝らなあかんで」と。でも、これときどき僕も失敗して「ママ、怖いな、怖いな、もう大丈夫やで……」と息子がかわいそう&かわいいあまりに息子側に立ってフォローしてしまいます。自分の加点ばっかりあげてしまうところがあります。