第84回 チュートリアル福田充徳の「はじめてパパのなんでも〈新発見〉!」 【チュートリアル福田の育児エッセイ・84】 “あ”からはじまるもので、息子が真っ先に答えたのは?
2017年12月、待望の第一子となる男の子が誕生! 新米パパとして、まだまだわからないことだらけだと言う福田さんの育児日記です。子どもとの毎日の暮らしの中でみつけた発見や感動、ときにするどい(!?)ツッコミを赤裸々に語っていただきます!
『アンパンマン』のあいうえお表よりハマったもの。
みなさん、お子さんは「ひらがな」を何歳くらいで覚えましたか?
うちの息子はまだまだ「ひらがな」の概念がつかめてないようです。一応、お風呂にはあいうえお表を貼っています。それが『アンパンマン』の表で、『アンパンマン』にそんなに興味のない息子は、残念ながら関心をまったく示さなくて……。
そのあいうえお表には、50音順に『アンパンマン』に登場するいろんなキャラクターが描かれています。キャラクターの名前を通して「あいうえお」を覚えられる仕組みになっているのです。でも、息子は『アンパンマン』のキャラクターを知りません。そこで、息子の好きな恐竜で同じことをやってみようと思いました。
息子に「“あ”のつく恐竜は?」と聞くと「アロサウルス!」「アルゼンチノサウルス!」と即答で返事がえってきます。「“い”は?」「イグアノドン!」「……じゃ、“か”は?」「カルカロドントサウルス!」
……これやっていて気付きましたが、こっちが正解を知っておかないといけないのが、めちゃくちゃしんどい! 恐竜はとにかくたくさん種類がいるので、なにが正解でなにが不正解かよくわかりません。大人が恐竜に精通してないとあかん。50音分の恐竜の名前を調べるのは、なかなか時間がかかりそうです。しかも、息子はまだ「ひらがな」の概念がないので「じゃ、パパ! “てぃら”からはじまる恐竜なんだ!?」と問題をだしてきます。「それ、ティラノサウルスしかおらんやろ……」と思うのですが「しりとり」のシステムも理解してないので仕方ありません。
それにしても息子は恐竜の名前をたくさん覚えています。すごいなと思うのは動画でみたものと、図鑑でみたもの、それが同じものだとすぐ理解できるところ。恐竜は、当然写真はありませんし、それぞれの想像で描かれているものなので、動画や本、図鑑などものによって色や形、大きさが違うんです。それでも「ほら、これがスピノサウルスだよ」と字も読めない息子が、テレビを見たあとで同じ恐竜を図鑑で探し当てたとき、絵の情報だけでこれだけ理解するってすごいなって感心してしまいました。
大人とはきっと、見るときの集中力が違うんでしょうね。