雪国ならでは「食」。 グルメも温泉も欲張りたい女子旅に!【新潟・越後湯沢】おすすめ温泉宿3軒
新潟・越後湯沢には、土地のおいしいものがいっぱい。温泉とグルメのセットで、この街の虜になる人が増えています。長い冬を越すために培われた、雪国ならでは「食」の知恵。土地の素材と技が活きた、おいしいごはんが食べられる温泉宿3軒をご紹介。
1.ゆったり露天風呂付き客室と、作り手の顔が見える安心ごはん。〈松泉閣花月〉
「このあたりでは新参者です」と若女将が笑う、〈松泉閣花月〉の創業は昭和30年。
露天風呂付き客室の数が多く、3世代が泊まれるほど広い部屋もあることから家族連れに親しまれている。
食事のお米は、会長のお兄さんが作る自家精米の魚沼産コシヒカリ。また会長が中心となって畑で育てている無農薬野菜は、メニューの一部にも使われている。
〈松泉閣花月〉
■025-784-2540
■新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢318-5
■IN14:00、OUT11:00
■露天風呂付き客室1泊26,000円〜
2.素材選びから誠実に行い、持ち味を活かしながら調理する。〈越後湯澤HATAGO井仙〉
レストラン〈むらんごっつぉ〉が入った、レトロモダンな雰囲気が素敵な宿。駅の目の前というアクセスの良さから、仕事を終えて新幹線に乗り、週末はここでのんびり...という使い方もできそう。
宿の料理はほぼ魚沼産の食材を使用しており、メインのにいがた和牛に至っては一頭買い。食材の持ち味を活かした調理法と味付けで提供している。
〈越後湯澤HATAGO井仙〉
■新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢2455
■0120-85-0039
■IN14:00、OUT11:00
■1泊14,000円〜
3.しみじみおいしい郷土料理で、元気がみなぎる朝ごはん。〈雪國の宿 高半〉
約900年の歴史を持ち、かつては田植えを終えた人々の疲れを癒す温泉だった、越後湯沢でも最古のお宿。川端康成が『雪国』を執筆した宿としても知られ、改装後の現在もその部屋が当時のまま移築されている。
特筆すべきは朝ごはん。季節の野菜を盛り込んだ「のっぺ」や、栃尾の油揚げを使った煮物などの郷土料理をはじめ、品数がとにかく豊富で元気が蘇る宿だ。
〈雪國の宿 高半〉
■新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢923
■025-784-3333
■IN15:00、OUT10:00
■1泊13,650円(税・入湯税込)
(Hanako1168号掲載/photo:Mina Soma text:Satoko Nakano)