コラージュのヒントもいっぱい! 海外への買い付けでつい買ってしまう。コラージュ作家・オギハラナミさんおすすめのラッピングテクニック!
雑貨店を営むコラージュ作家・オギハラナミさんが、海外への買い付けの度に集めてしまう文房具とは?プロならではのコラージュやラッピングのヒントも教えてもらいました。
コラージュ作家・オギハラナミ/世田谷・経堂で海外で買い付けた紙もの雑貨や文房具、手作りの布小物などがそろう雑貨店〈stock〉を営む。著書に『雑貨&フードラッピングブック』(誠文堂新光社)がある。
オギハラさんのお店〈stock〉にも文房具がたくさん並ぶ。マスキングテープ(130円~)は人気アイテム。「マステは柄に注目しがちですが、幅をいろいろそろえておくと便利ですよ」。
雑貨店を営むオギハラさん。買い付けで海外の文房具店や卸の業者を巡る中で、毎回自分用のアイテムとして買ってしまうというのが、この事務用の伝票なのだとか!
買い集めた東南アジアやトルコ、ロシアなどの伝票コレクション。数字が厚紙にプリントされた素朴なナンバーチケットはチェコのもの。
「現地の人たちにとっては、実用的な日用品です。たいてい、わら半紙とか安い紙でできていて素っ気ない。かわいくしようとかまったく媚びずに、その国の雰囲気がそのままに出ているところがとても面白い。伝票は、いろいろなサイズがあるし、用途によってデザインもバラエティ豊か。かなり集めがいがあります」
買い集めた伝票は、ラッピングのプロだけに様々なアイデアでオギハラさんの日常に活かされている。
「いくつか組み合わせて封筒にアレンジしたり、便箋として使ったり。小さなプレゼントならそのまま包んだりもしますね。本来の使い方として、お店の伝票にすることもたま〜にありますよ」
数種類の伝票を組み合わせ、のりづけしてあっという間にコラージュ封筒が完成。
ロシア、トルコ、ドイツの事務用伝票を封筒に。「マステや切手をアクセントに使うとかわいく仕上がります」
スタンプもつい買ってしまう文房具だそう。「タイは教材用スタンプがすごく充実している国。図形や野菜など面白いものがあるとつい気になって買ってしまいます」。
無地の紙にランダムにスタンプを押して、ラッピングペーパーにオリジナルのアレンジも。「ちょっと懐かしい風合い。簡単だし、おすすめのラッピングテクニックですよ」
(Hanako1163号掲載/photo : Nobuki Kawaharazaki text : Kana Umehara edit : Rie Nishikawa)