「山崎12年」に生八つ橋が合う!プロが教える意外なスイーツ・おつまみペアリング4選
ささき・たいち/国内最難関といわれる「マスター・オブ・ウイスキー」初代合格者。サントリー株式会社HOSグローバル推進部・シニアスペシャリスト。ウイスキーの啓発活動に注力。著書に『絵とマンガでわかる ウイスキー1年目の教科書』(KADOKAWA)がある。
ハイボールが食中酒として親しまれるようになって久しいが、「ウイスキーの個性を知り、それに合った飲み方や合わせるフードを工夫すると、ウイスキーとフードのペアリングの面白さが格段に深まります」と、佐々木さん。
「基本的な考え方はワインペアリングと同じ。果実やカラメル、バニラなどの甘さやスパイス感、スモーキーさやハーブ香など、料理と同じ味わいを持つウイスキーを選ぶことが第一歩です」
加えて大事なのが飲み方。甘み強めのコクがあるタイプかキレのある辛口かを踏まえ、希釈度合いや温度などにも由来するウイスキーの「ボディ」を、フードの強さに合わせるのだという。定番の一つが、「ボウモア」のハイボールと牡蠣の燻製の組み合わせだ。「ピートのスモーク感と牡蠣が持つソルティフレイバーやミネラル感が合う」と、佐々木さん。
和食とのペアリングもぜひ、と話す。「アタックは穏やかながら繊細かつしなやかな旨味を持つ『知多』は、お湯割りにしてじんわりだしを含んだ料理に合わせるのが最高」とのこと。この味覚体験を知ってしまったら、ウイスキーの魅惑からもう逃れられない。
1. オレンジピールチョコ×「メーカーズマーク」のロック

滑らかさ、オレンジの香り。
小麦由来のまろやかさに加え、ほのかなオレンジの香りがあり、オレンジピールチョコと素晴らしく合う。「お菓子の甘さに負けないよう、ロックがおすすめ」だそう。
2. 燻製牡蠣×「ボウモア」のソーダ割り

海と潮の香りの相乗効果。
ピート香のあるスコッチウイスキーのベストペアリング。「よりミネラル感の強い生牡蠣や、衣の香ばしさのある牡蠣フライなど、どんな食べ方でも合います」
3. だし巻き玉子×「知多」のお湯割り

だし系の和食と文句ナシ!
軽やかな飲み心地の奥から、柔らかな甘みが現れる「知多」は、素材の味を主役に、繊細なだしの風味を持つ和食によく合う。「熱すぎないお湯割りで温度も寄せて」とのこと。
4. 生八ツ橋×「山崎12年」のハーフロック

甘みに香り、ボディも調和。
「山崎」は餅やあんこなど、和菓子の甘さと合い、ニッキの香りを持つ生八ツ橋なら完璧。ロックだと強すぎて甘みを覆ってしまうので、同量の水を加えたハーフロックで。
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