【ソウル】写真家・川島小鳥の韓国初の個展が〈ソウル美術館〉で10月まで開催中!

発売中のHanako2025年4月号『韓国・ソウルの楽しみ、全部。』を手に、ソウルを旅する予定のみなさまへ。ソウルで現在開催中の気になる展覧会、人気の写真家・川島小鳥の写真展『사란란(サランラン)』をコメントとともにご紹介します。
写真家・川島小鳥の韓国初の個展が、2025年2月26日から〈ソウル美術館〉でスタートした。デビュー作「BABY BABY」、韓国でも人気を誇る「未来ちゃん」、第40回木村伊兵衛写真賞を受賞した「明星」、俳優仲野太賀と世界を旅して作った「(世界)²」。そして2023年9月から2024年3月まで、半年間ソウルで撮影を続けた最新作「s(e)oulmate」「사랑랑(サランラン)」まで、300点以上の作品を堪能することができる。




本展では、ソウルで撮影した最新作を含む韓国で初の個展を開くことになった川島小鳥。
「ソウルには、古く伝統のあるものと、新しく建設中の建物が混在しています。撮影中はソウルの成長し変わり続けるエネルギーに、自分の感覚もどんどんフレッシュになっていくのを感じました。写真を長年やってきましたが、初心に帰り、ただ写真を撮るということを楽しみ、何を見てもおもしろく、きれいだなと思える時間をソウルで過ごしました。カメラがあることによって、いろんな人と出会えて、写真やカメラの持つ魔法のようなものを、もう一度感じる時間にもなりました。
今回僕がソウルで撮ったものは偏っているかもしれません。川島小鳥を通したら、こういう風に見えるけれど、同時にお客さんの数だけ違った世界がある。違うということは悲しいことだけれど、それが魅力でもあって、人と人が出会う意味でもあると思います。見てくださった方の持ってる世界や、その人の周りにいる他者のそれぞれの独自なおもしろさ。写真はそれを自分で見つけたり、人に共有したりできるメディアだと思います。今回の展示を通して、そういった写真の持つ力みたいなものを感じていただけると嬉しいです」(川島)。

川島小鳥
早稲田大学第一文学部仏文科卒業。2014年発売の『明星』で第40回木村伊兵衛写真賞を受賞。写真集に『BABY BABY』(2007)、『未来ちゃん』(2011)、『おはようもしもしあいしてる』(2020)、『(世界)²』(2021)、『vocalise』(2024)『s(e)oulmate』(2024)などがある。
川島小鳥写真展『사란란(サランラン)』
会期:2025年2月26日~10月12日
場所:ソウル美術館
休館日:月・火
住所:4−1 Changuimun-ro 11-gil, Jongno District, Seoul
서울 종로구 창의문로11길 4-1
ソウル鍾路区創意門路11ギル4-1
電話番号:+82 2-395-0100
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