一生愛せる!インテリアのプロが特注したシェルフ、オーダー先を公開。
わたしの一生もの。
一生愛せる!インテリアのプロが特注したシェルフ、オーダー先を公開。
LEARN 2024.11.22
引っ越ししても、ライフスタイルが変化しても、年月を重ねても、手放すことがないと思う「一生もの」の1点をインテリアスタイリストの大谷優依さんに教えていただきました。
photo_Keisuke Fukamizu text_Hikari Torisawa edit_Kana Umehara
profile
おおたに・ゆい/エディトリアルデザインからスタイリングの世界に身を投じ、2012年に独立。雑誌でのスタイリングを中心に、広告、空間演出なども手がける。
MOBLEY WORKS(モーブレーワークス)のShelf
ウッドワークを多く手がけ、〈パドラーズコーヒー〉の内装も担当した〈MOBLEYWORKS〉に特注。ラタンの質感と、オークと天板の明るい色味によって軽やかな印象に。扉の数や開き方、棚板の数などを詳細にオーダー。部屋の対面にもデザイン違いのシェルフを置いている。
部屋選びのポイントになりそうな世界に1台だけの特注シェルフ。
新居へ引っ越すタイミングでシェルフをオーダーした大谷優依さん。
「この家の壁や床の色や質感、天井の高さ、光の入り方などにぴったり合うシェルフを探したのですが見つけられず、一念発起して、〈MOBLEY WORKS〉さんに希望に合うものをイチから作ってもらうことにしました」
ラタンの扉、オークの木目を際立たせる両サイドのアール、プロジェクターを壁に投影するのにベストな高さ、使いやすい幅と奥行き、コーリアンと呼ばれる人工大理石の天板の色味に至るまで細やかにオーダーした、世界にひとつだけのシェルフ。
「家具を手にいれるとき、自分はこれを一生好きでいられるだろうか……と迷ってしまうタイプなのですが、このシェルフは特注しても手に入れたかったんです。この一台がリビングダイニングの中心に置かれたことで、家具の配置や色調が決まっていきました。次に引っ越すときは、このシェルフに合う部屋を探すことになりそうです」