蛙亭イワクラ「宮崎の街、いたるところにイワクラがいる日を夢想してます」 | 連載【即断すぎて周りがとめる】 vol.10

LEARN 2024.07.22

蛙亭イワクラさんは一見おっとりしているようだが、実は意志が強く、即断即決の人(早すぎて周りが「ちょっと待って、一回考えよう」と止めることもあるそう)。でも「イワクラを見ると周りが何かしてあげたくなる」ようなほっとけなさもある。「お笑いが人生を楽にしてくれた、自由にしてくれた」という彼女が見てきた景色、最近思うことについて少しずつ話してもらう連載です。
イラストはコンビの相方、中野周平さんが担当。

九州のイントネーションを聞くと、落ち着くんです。

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イワクラ
  地方出張があるとウキウキしてしまいます。現場では誰と一緒かな、知ってる後輩はいるかな、誰と一緒にご飯を食べようかな、お買い物できる時間はあるかな。つい仕事以外の「楽しみ」を考えてしまうんです。東京にいるときと同じ気持ちで仕事に臨むのは言うまでもないことなんですが、気分的にはどこか楽しんでる。撮った写真を見返すと一目瞭然。はしゃいでるなって思いますね。
  九州への出張があるとうれしいです、やっぱり。まず、耳に入ってくる周囲の言葉のイントネーションが東京とは全然違うから、すごく落ち着く。それだけでもゆったりした気持ちになれるんです。
  九州はどこへ行ってもうれしいですが、もちろん、一番は地元・宮崎。それ以外だとやっぱり福岡。おいしいものがいっぱいありますからね。
  福岡へ行くと、「ああ、華丸大吉さんのホームだな」ってつくづく思います。駅や空港に着いた瞬間、どこを見ても華大さんがいるんです。大型ビジョンの広告、お店の看板、お祭りや野球などさまざまな地元イベントのポスター。もう、めちゃめちゃカッコいい。わたしもいつかこうなりたい。宮崎へ行くといろんなところにイワクラさんがいる!ぐらい占領してみたい。
  博多へ行くと、必ず寄るお店があります。『屋台ともちゃん』。華大さん行きつけのお店で、串焼きやおでん、ラーメンが名物。2月にPayPayドームで『華大どんたく』が開催されたとき、舞台裏のケータリングに出店していて、しかも華大さんの大サービスで食べ放題だったので、ここぞとばかりにめちゃめちゃ食べてしまいました。
  今後行ってみたいのは沖縄。以前、沖縄に吉本の劇場があったときは、周りの人たちが結構行ってたんです。でも、その頃のわたしは仕事が全然ない時期。声がかかることがなく、めちゃめちゃうらやましかった。「空き時間はプールで泳げるんだよ」って聞いて、「いいなあ!行ってみたいなあ!」って。一度だけ、仕事で宮古島へ行ったことがあるんです。海が信じられないぐらい透き通ってて、宮古島ラーメンも絶品。でも、弾丸だったから島を楽しむ時間がなかったのが残念でした。次回はもう少し余裕を持って訪れてみたいなあ。
  そういえば、先日、ロケで静岡へ行ったんです。同期のコットンが出演している『コットンCLUB』というレギュラー番組のお仕事で、彼らと一緒に『伊豆わさびミュージアム』へ行きました。わたしはもともとわさびが大好き。入った瞬間わざびのいい匂いが! どこもかしこもわさびだらけで、そこの食堂で食べた「わさび丼」のおいしさたるや。ごはんの上にすりおろしたばかりのわさびとかつお節を乗せるというシンプルな丼なんですが絶品。これはまた食べたいです。あと、三島からロープウェイに乗って『伊豆パノラマパーク』も行きました。テラスから富士山がみえて絶景。寝転んだりできるスペースもあって、ホント、のんびりできました。
  静岡、また行きたい。次回は、『ちびまる子ちゃんランド』に行ってみたいです。
蛙亭 イワクラ
博多華丸・大吉さん行きつけの屋台、行ってみたい!
博多華丸・大吉さん行きつけの屋台、行ってみたい!
illustration_Shuhei Nakano(kaerutei) edit_Izumi Karashima photo_Koichi Tanoue

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