一生手放せません! 料理のプロたちが愛用する“推し”キッチンツール4選

LEARN 2024.06.18

なくても事足りるかもしれない、自分だけのこだわりかもしれない。でも、使うと気分が上がって、おいしさも増幅する…。料理の目利きたちに“推し”キッチンツールを教えてもらいました。

INDEX

1. 〈ボブ・クレーマー〉の包丁…料理人・小川呂美さんの推しツール

〈ボブ・クレーマー〉の包丁

“世界一切れる”との評判に偽りなし。
世界最高峰のナイフ職人といわれるボブ・クレーマー氏がプロデュースした〈ツヴィリング社〉のラグジュアリーナイフ。「一目惚れしたのは白いハンドルの『ボブ・クレーマー キュミュラス』シリーズ。普段、店では野菜、魚、肉、パンと食材によって包丁を替えていますが、自宅ではこれ一本。スーッと刃が入っていくあの滑らかな感覚がたまりません。スーパーで買ったお刺身の柵でさえ、これで切れば極上の一品に」

2. 〈マイクロプレイン〉のグレーター…料理家・井澤由美子さんの推しツール

〈マイクロプレイン〉のグレーター

仕上げのひと手間が変わる魔法のツール。
グレーターという調理ツールを世界中に広めた米国発の〈マイクロプレイン〉。「まだ日本であまり取り扱いがなかった25年ほど前、アメリカに行く知人に頼んで買ってきてもらったもの。日本製のおろし金とはまた違う削り心地で、削った食材がふわりとエアリーな食感に。薬膳で使う硬いナツメグもパスタの仕上げにかけるパルミジャーノも、これで削ると仕上がりがぐっと味わい深くなる、頼れる相棒です」

3. 〈辻和金網〉の手付焼網…フォトグラファー・小林キユウさんの推しツール

〈辻和金網〉の手付焼網

食パンもお餅も、劇的にうまくなる。
以前からその存在は知っていて、“欲しいものリスト”に入っていたという京都の伝統工芸品でもある手付焼網。「出張時にたまたま店の前を通りかかったタイミングで購入しました。電子レンジやトースター任せにするのではなく、自分の手で直火にかける。ちょっと油断すると焦げちゃう、そんな緊張感のある時間がなんとも好き。実際、これで焼いたほうがおいしく感じるんです」

4. オリジナルのふたつき鉄製揚げ鍋…文筆家・ツレヅレハナコさんの推しツール

ツレヅレハナコさんプロデュースの揚げ鍋

おいしい揚げ物で、食卓の幸せ度は格段に上がる。
『オレンジぺージ』とコラボし、自らプロデュースした“理想の揚げ鍋”は、小ぶりの鉄製で縁の部分がカーブしているのが特徴。「フライパンで代用する人もいると思うのですが、火入れにムラが生まれ、かつ少ない油で揚げようとして失敗しがち。熱伝導のよい専用の揚げ鍋を使えば、驚くほど簡単です。ふたと揚げ網もセットなので、あれこれ買い足す必要もなし。気軽に揚げ物を楽しんでほしい!」

photo_Kiyu Kobayashi text & edit_Yoshie Chokki

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