いつでも、好きなだけ食べられる機内食!? KLMオランダ航空のビジネスクラスミールを体験してきました。
オランダのフラッグキャリアである、KLMオランダ航空。主にアムステルダム・スキポール空港と各都市とを繋ぐ航空会社で、日本からは成田国際空港と関西国際空港からの2路線が運航しています。3月26日から成田国際空港発の路線でワールドビジネスクラス向けミールサービス「Anytime For You」がスタートし、7月2日からは関西国際空港発にもサービス導入が決定しました。
先日、新サービスの説明会&機内食の試食会が開催されましたので、その様子をレポートします。
KLMオランダ航空って?
1919年、オランダ王立として創設されたKLMオランダ航空は、アムステルダム・スキポール空港を拠点とする、オランダのフラッグキャリアです。社名が変わらぬまま現存するエアラインとしては最も古い歴史があり、来年100周年を迎えます。
コーポレートカラーである「KLMブルー」をまとった機体がトレードマーク。王立なので、ロゴには王冠が用いられています。
新しいミールサービス「Anytime For You」。
先日ホテルオークラにて、KLMオランダ航空の新サービスの説明会と試食会が開催されました。
KLMオランダ航空では、世界中の乗客の要望に見合うサービスを提供するため、ビジネスクラスを「ワールドビジネスクラス」と呼んでいるそう。そして日本路線には、日本の言葉や文化に理解のある客室乗務員が常に乗務します。
日本・韓国・ニューカレドニア コマーシャルディレクターのタイス・コメン氏
また、世界的に有名なデザイナーのヘラ・ヨンゲリウスとのコラボレーションにより実現したインテリアは、アットホームな気分になれるリラックス空間。アムステルダムまでの11時間のフライトを快適に過ごせるよう、フルフラットになるシートや17インチのフルスクリーンモニターなどを設置しています。
中でも目玉となるのは、成田発の便で提供がスタートした「Anytime For You」。
「Anytime For You」は通常の機内食の他に、好きな時に、好きなものを頼めるミールサービス。
5種類のメニューが、レストランスタイルの盛り付けで提供されます。
こちらはチーズバーガー
とんかつ
和風弁当
イタリアンサラダ
チョコレートムース バニラソース添え
これらがいつでも好きなタイミングで、何度でも食べられるんです。なんて豪華なんでしょう……!
搭乗から到着まで豪華な機内食を用意。
搭乗後すぐにウェルカムドリンク、離陸前にアミューズとして一口オードブルを提供。そして離陸後には、クイックミールとして前菜やサラダ、スープなどを用意します。
前菜の一例。海老の手まり寿司など。
メインは、〈ホテルオークラ アムステルダム〉の富川正則シェフが手がける和食と、オランダの3ツ星レストラン〈De Librije〉のジョニー・ボア氏による洋食から選べます。
和食メニューの一例。「ロール白菜巻き」「鮭の木の芽味噌焼き」「鯛とわかめの茶碗蒸し」「筍ご飯、人参、えんどう豆、どんこ椎茸旨煮」といった具合に、少しずつ、たくさんの種類を食べられるスタイルです。
洋食メニューの一例「カラスガレイのソテー、サフラントマトソース添え」
洋食メニューの一例「ビーフステーキ赤ワインソース」
オランダならではのこだわりが随所に。
オランダの文化を身近に感じてもらえるようにと、ワールドビジネスクラスでは、テーブルウエアやアメニティもオランダ人デザイナーが手がけます。
テーブルウエアはオランダの有名デザイナー、マルセル・ワンダースの手がけたもの!
アメニティは、ファッションデザイナーのヤン・タミニュがデザイン。
また、ワールドビジネスクラスへの搭乗者全員に、オリジナルギフトをプレゼントしています。オランダの伝統的な家をかたどったデルフトブルーのミニチュアハウスで、「ジュネーヴァ」と呼ばれるオランダのジンが入っているそう。コレクターズアイテムとしての人気も高いとか。
夏の旅先にオランダはいかが?
これから夏旅の計画を立てるなら、オランダも選択肢に入れてみては?
KLMオランダ航空
https://www.klm.com/home/jp/ja