ゴルフ歴11年、勝間和代さんに聞いた“ゴルフの今”とは?
「おじさんのスポーツ」「お金がかかる」というイメージは過去のもの。ゴルフを取り巻く環境は、この20年で大きく変化しています。ドレスコードからプレースタイルまで、“ゴルフの今”をご紹介。
Navigator…経済評論家・中央大学ビジネススクール客員教授・勝間和代さん
42歳でゴルフを始めて11年が経ちました。今は、平均スコアは90台。調子が良い時は80台前半が出ることも。ラウンドの頻度は週に2回、練習は週に1回といったところでしょうか。こう書くと、すごくゴルフにハマっている人のようですが、始めたきっかけは、かなり消極的な理由でした。「ゴルフやらないの?」という周囲の友人たちからのプレッシャーに耐え切れず…。渋々、始めたという次第です。始めてみてからも、正直、進捗もはかばかしくなく、ポテポテと120くらいのゴルフが続いていました。でもある時、「このままではいけない!」と、一念発起。スクールの門を叩くと、2年ほどで100を切ることができました。
ところが面白いもので、一度100前後で打てるようになると、エンジョイゴルフとしては特に支障がないので、そのまま習うこともやめ、100前後のスコアの時期をその後7年ほど過ごします。しかし、忘れもしない2019年の秋。友人からダブルスの競技大会に誘われたんです。いい経験になるかな、くらいの軽い気持ちでそのゴルフ大会に出場したところ…。スコア100なんて人はほとんどいなくて、80台の人ばかり。ダブルスですから、私が悪いと相手に迷惑をかけてしまって…。いやーーー、すみません(苦笑)。そこで再び、週1回のレッスンに通い始め、今に至ります。お陰様で、さらにスコアは縮んで、何とか90前後で回れるまでに。今は安定して80台で回るべく試行錯誤中です。
始めた当初は、まさか生活の約3割をゴルフが占める人生になるとは想像もしなかったけれど、ゴルフは社交にも役立つし、心身の健康にもいい。あの時、重い腰を上げて始めて本当に良かったと思っています。ゴルフを取り巻く環境はどんどん変化して、選択肢も格段に増えました。スコアの追求がすべてではないですし、若い世代の方も、今ならきっと始めやすいはず。臆せず、どうぞ飛び込んでみてください。