日本を代表する茶道の流派と煎茶道が一堂に集結 銀座の歩行者天国で野点 (のだて) !秋の風物詩「銀茶会」をハナコラボが体験
今年も大盛況のうちに終了した、年に一度の恒例行事「AUTUMN GINZA 2022」。様々なイベントが実施される中、ハナコラボは銀座通りを会場にした茶席「銀茶会」に参加。青空のもと、おいしいお抹茶と和菓子をいただく…五感で楽しむ、壮大な野点をリポートします。
祝20回目の開催を迎えた「AUTUMN GINZA 2022」
10月19日(水)〜11月3日(木・祝)に開催された「AUTUMN GINZA 2022」は、“五感で味わう秋の銀座”をテーマに、イベントや企画で街全体を盛り上げる恒例行事。50年以上の歴史をもち、銀座通りを舞台にブラスバンドやバトントワラーのパフォーマンスが圧巻の「交通安全ゴールデンパレード」、銀座に鎮座する12のお社で開運スタンプを集める「銀座八丁神社めぐり」、一流レストランのコースメニューが特別価格で楽しめる「銀座レストランウィーク2022 Autumn」、そして、今回紹介する「銀茶会」など盛りだくさん。編集部が取材で訪れた10月30日(日)は休日ということもあり、歩行者天国にはたくさんの人で賑わってました。
「銀茶会」に参加したのは…
「学生時代に茶道の授業を受けて以来なので、どきどきしている」と語る金原麗子さんと土屋志織が参加したのは、「銀茶会」の茶席体験。青空のもと、無料でお抹茶と和菓子がいただけるカジュアルなお茶会で、所用時間は20分、服装も自由だから初心者でも安心です。銀座通り周辺の各スポットに5つの流派と煎茶道があり、2人は江戸千家の会場へ。
目の前で芸妓さんの所作を見学できる、贅沢な時間
江戸千家は、千利休の孫である宗旦の三男が基礎を固めた流派・表千家の7代目で、川上不白が1750年に千家の茶を広めるために江戸で始めた流派。稽古を重ね、芸を磨き上げた新橋芸者の美しい所作に、参加者はもちろん、通行人まで釘付けになります。いただく和菓子は、多くの人から絶大な人気を誇る〈空也〉の「空也最中」。「さくさくとした皮で挟んだ餡は甘さ控えめでシンプル。お抹茶と合いそう」(金原さん)。お点前を見学しながら最中をいただいていると、順番に点てたお抹茶を持ってきてくれます。少し緊張した面持ちでお茶碗を回し、いただく2人。
「銀座の街で、気軽に茶席体験ができるなんてすごい!」
「茶席初心者の私たちでも気軽に参加できてうれしい。日本文化に触れることができる貴重な経験でした」(金原さん)。「秋晴れの気持ちのいい日になってよかったです。来年も参加したいですね」(土屋)
今回の「AUTUMN GINZA 2022」を始め、お店やイベントなど、銀座に関する情報は、街の公式サイト「GINZA OFFICIAL」で発信中。銀座をもっと好きになるインフォメーションが満載です。