ご近所と仲良しの「OMOレンジャー」が地元のモツうま店を案内してくれる⁉ 〈OMO5東京大塚 by 星野リゾート〉の『大塚モツパクツアー』に参加してみた話。
「観光後はホテルに帰って寝るだけじゃなく、ホテル界隈のローカル店を巡ってみたい。だけど常連客が多い店にはなかなか行きづらい……」。これ、多くの旅人の本音かもしれませんね。都市ホテル〈OMO5東京大塚(おも)by 星野リゾート〉では、そんな悩みを解決してくれる『大塚モツパクツアー』を 11月30日までの期間限定で開催中。東京・大塚を知り尽くしたご近所ガイド“OMOレンジャー”が、モツがおいしい地元店巡りへといざなってくれる食いしん坊ツアーです! 1泊して体験してきました。
寝るだけで終わらせない!下町の体験を満喫できるホテル。
都電荒川線が走り、地元に愛される昔ながらのお店と、都市開発で生まれたお洒落な新店が共存する下町「大塚」。JR山手線大塚駅北口から徒歩1分という、観光の拠点としてかなり便利な場所に〈OMO5東京大塚 by 星野リゾート〉は位置しています。
現代的な和のくつろぎ空間「やぐらルーム」に宿泊。
まずはチェックインして、ユニークすぎる客室「やぐらルーム」へ。天井高2.9mの部屋の中にはその名の通り「やぐら」が存在し、階段で中二階(やぐらの上)へのぼると、そこには屋根裏部屋のような寝室が。
入室するとソファーベッドの上に、パジャマとしても使える浴衣、そして地元散策の手引となる「大塚湯上マップ」、そしてご近所の銭湯〈大塚記念湯〉入浴券が置かれていました。これは『下町大塚のんびり銭湯プラン』で予約したゲスト限定の特典なんですって。
ツアーの前に「モツレッスン」。
『大塚モツパクツアー』の案内役であるOMOレンジャーは、まるで友達に地元を案内するようなフレンドリーさで、地元民しか知らないようななディープなローカル体験へといざなってくれます。
ツアーに出かける前に、まずはロビーで“モツのあれこれ"を学ぶ「モツレッスン」を15分程度受けました。モツ料理が東京の下町グルメになった理由など、知ってるようで知らないモツの知識を学ぶことができました。途中、お店の看板犬の名前や、店主お気に入りのメニューは何?といったクスリと笑えるクイズも挟まれ、退屈しませんでした(笑)。
【モツパク1軒目】〈ホルモンかみふく〉でホテルとコラボした「OMOTSUセット」をパクリ。
OMOレンジャー・青木さんが知る限り、大塚の街にはモツを堪能できるお店が10軒ほどあるそうで。戦後、大塚駅周辺に闇市や飲み屋があったという歴史も、モツ料理が”大塚のソウルフード“になったことと少なからず関係があるようです。
というわけで早速ツアーに出発〜!
まず訪れたのはホテルから歩いてすぐ、大塚駅北口にある〈ホルモンかみふく〉 。七輪でゲスト自ら焼くスタイルです。メニューを見ると「豚のどぶえ(喉軟骨)」528円、「豚おっぱい(乳房)」528円、「牛ギアラ(第四胃)」583円など珍しいモツがズラリ!
さっそく〈OMO5東京大塚 by 星野リゾート〉とコラボした「OMOTSU(おもつ)セット」をオーダー。日替わりのオススメ部位5種類をまとめていただけるお得なセットです。ツアーは飲み歩き前提なので、少量ずついろいろ試せるのがうれしいね!
「ホルモンと聞くとなんとなく脂っこいものをイメージしがちですが、部位によってはとてもヘルシーなんですよ」(OMOレンジャー・青木さん)
モツ=ホルモン(関西地方の方言「ほおるもん」が語源という説も)はもともと廃棄されていた部位だったため、いまでも値段が比較的安価。それでいて養分を溜め込む内蔵だから、栄養価が高い食べ物なのです。
せっかくなので普段馴染みのないモツ「牛フワ」も注文。部位は肺なんですって。コリコリと歯ごたえがよく、脂身が少なくてあっさりヘルシー。これはクセになる……!
モツ鍋を1人前からオーダーできるのがこの店の売りの一つ。あっさり香ばしい醤油ベースのスープのなかに、フワフワの「シマチョウ」がイン。上質な脂がスープに溶け出して絶品でした。
店を出たら、南口へ移動。キラキラとネオンが輝くバッティングセンターを横目に、いざ千鳥足で2軒目へ……!
【モツパク2軒目】70年以上地元で愛される〈やきとん 富久晴〉。
到着したのは、昭和にタイムスリップしたような店構えにぐっとくる〈やきとん 富久晴〉。祖父と父から店を受け継いだ兄弟ふたりが店を切り盛りしています。
「地元のディープなお店って、正直、なかなか入店しづらいですよね。そんなお店でも、ご近所さんと仲良しなOMOレンジャーが入店からオススメメニュー、オーダーまで、おせっかいに(笑)サポートするのでご安心ください。常連さんたちとの会話の橋渡し役にもなりますから、きっと大塚とモツ料理をとことんご堪能いただけると思います!」(OMOレンジャー青木さん)
辛味噌とネギをのせて食べる独特なスタイル。モツは味付けされていないから素材そのものの味を楽しめます。1軒目とはまたひと味ちがったモツ料理に満足!
昭和元年創業の銭湯〈大塚記念湯〉でひとっ風呂。
『大塚モツパクツアー』を終えホテルに戻ると……OMOレンジャー青木さんが、笑顔で「ヨーグルッペ」を差し出してくれました。こ、これは……?
「モツ料理をご堪能いただいた後は、ご自身のモツ(内蔵)もいたわっていただきたく……食後の胃腸にやさしい乳酸菌ドリンクのプレゼントです(笑)」
なんとまぁ、いたれりつくせりなんだ……。
心遣いに感動しつつ部屋で乳酸菌を摂取したあとは、昭和元年生まれのレトロな銭湯〈大塚記念湯〉でひとっ風呂浴びてきました。5種類の浴槽でスッキリ爽快!
冒頭でも紹介したとおり、『下町大塚のんびり銭湯プラン』の宿泊者は入浴券(風呂からでた後のドリンク券付き)がもらえるから、行かなきゃ損ですね。
朝食は〈OMOカフェ〉で「OMOrning(オモーニング)リゾット」を。
ホテルステイの楽しみのひとつといえば朝ごはん。ホテルのロビー階にある〈OMOカフェ〉ではボリュームたっぷりの「アメリカンブレックファースト」1,250円か、7種類から選べる「OMOrning(オモーニング)リゾット」をいただけます。
『下町の雰囲気が残る大塚で、都電を見つけるお散歩ツアー』へ。
お腹が満たされたら『下町の雰囲気が残る大塚で、都電を見つけるお散歩ツアー』へ出発。昨晩に引き続きOMOレンジャーの青木さんが案内してくれました。大塚にはJR線と都電荒川線が走っており、3つの車両が同時に駅に乗り入れている様子も撮影できました(上の写真)。電車好きにはたまらないかも⁉
大塚には地元民と観光客の両方から愛される、昔ながらの個人商店がたくさん。大塚、こんなに風情ある街だったのか……。
大塚は正直、筆者にとって通過駅のひとつだったのですが、今回のツアーでその魅力に気づくことができました。下町の風情と人情、おいしいモツ料理に触れてすっかりトリコに……。
1週間後、自分の家族を大塚のモツ料理店に誘い、OMOレンジャーに教えてもらったように街を案内。気がついたら、自らが"大塚モツパクレンジャー“になっていた後日談を、ここにこっそり報告します(笑)。
〈OMO5東京大塚 by 星野リゾート〉
■東京都豊島区北大塚 2-26-1
■0570-073-099(OMO予約センター)
■チェックイン15:00〜、チェックアウト〜11:00
■宿泊料金:1泊16,000円~(1室あたり、税込、食事別)
※『大塚モツパクツアー』は要事前予約