NEWSなコーヒー、7つのキーワード。 10周年の節目にブランチカフェ〈ONIBUS COFFEE 自由が丘〉が誕生!ロースターが思い描いた、カフェの理想形。

LEARN 2022.04.29

ゼロウェイスト、デカフェ、サブスクリプション、そしてインド…!?時代を敏感にキャッチするコーヒー界に、今年も新たな動きが。2022年のムーブメントを予感する、気になるワードをピックアップ!今回は、東京屈指の人気コーヒーショップとなった〈ONIBUS COFFEE〉の4号店となる新店舗〈ONIBUS COFFEE 自由が丘〉をご紹介します。4月27日(水)発売Hanako1208号「美味しいコーヒーと新しい習慣。」よりお届けします。

「まず質の高いコーヒーがあって、レストランのような皿盛りデザートや料理もある。これはオーストラリアのカフェでは人気のスタイルなんです。僕が現地で体験した“すべてがおいしい”カフェを、いつか自分でやってみたかった」バリスタの坂尾篤史さんが奥沢に小さなロースタリーを開いてから、今年ではや10年。いまや東京屈指の人気コーヒーショップとなった〈ONIBUS COFFEE〉が、4月1日、4号店となる新店舗を開いた。場所は奥沢店からもほど近い自由が丘。

〈ONIBUS COFFEE〉初のカフェスタイルであり、〈AZURet MASAUEKI(アズールエマサウエキ)〉で活躍したペストリーシェフ・山中浩平さんが手がけるアシェットデセール(盛りデザート)をはじめ、〈Burger Mania(バーガーマニア)〉の守口駿介さんが監修するハンバーガーなど、本格的なフード類が味わえるのが大きな魅力。お隣のワインショップ〈VIRTUS(ウィルトス)〉から日替わりでワインも入荷し、デセールとナチュラルワインという大人な楽しみ方もできてしまう。これらはすべて、坂尾さんが長年温めてきたビジョンだ。

内装にはスタッフや設計者が自ら伐採したという、静岡県川根本町の杉の間伐材を使用。カウンターの腰壁やテーブルの天板に活用し、温かな感触を生んでいる。敷地内に設置したコンポストを含め、これも「パーマカルチャー(永続可能な農業)について学んできた」という坂尾さんが発信するメッセージの一つだ。

カフェの個性となるうつわ類も心憎いセレクトで、店の代名詞であるイイホシユミコさんのカップ&ソーサーは、サンドブルーの新色を製作。お皿やカトラリー類は、坂尾さんがコツコツとコレクションしてきたという、日本やフランス、イギリスなどのヴィンテージ。また栃木の〈江連(えづれ)農園〉や和歌山の〈藏光(くらみつ)農園〉といった信頼できる生産者との繋がりも、10年の日々の中で育んだものだ。

八雲店で焙煎するコーヒー豆も販売。右から、ルワンダ、ホンジュラス各100g1,026円。
八雲店で焙煎するコーヒー豆も販売。右から、ルワンダ、ホンジュラス各100g1,026円。

“レストランのポテンシャルを持ったカフェ”は、〈ONIBUS COFFEE〉の10年間の集大成であり、次なるステージ。まずはアンティークの〈クリストフル〉のカトラリーで格別のデセールをいただく豊かさを、存分に楽しんでほしい。

〈ONIBUS COFFEE 自由が丘〉

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クラフトビールもあり。お隣〈VIRTUS〉のワインとデセールのペアリングコースも登場予定。
■東京都目黒区緑が丘2-24-8 arbre自由が丘1F
■03-6321-3283
■10:00~17:00(フード11:00~14:00LO、デセール11:00~16:00LO)不定休
■30席

(Hanako1208号掲載/photo : MEGUMI ( 〈ONIBUS〉〈æ〉〈Horiguchi Coffee〉), Wataru Kitao ( 〈BLUE TOKAI〉goods), Miyu Yasuda ( 〈Overview Coffee〉〈Torahebi Coffee〉goods) text : Yoko Fujimori, Emi Suzuki ( 〈æ〉〈Overview Coffee〉), Mako Yamato ( 〈Ogawa Coffee〉) edit : Yoko Fujimori)

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