さあ、行くわよ? きゃりーぱみゅぱみゅの 「大人なLADYになるわよコラム」第26回〜『ペン習字を始めたわよ』〜
きゃりーぱみゅぱみゅが「大人なLADY」を目指す日々を綴る連載。おかげさまで、話題沸騰です。第26回は「きれいな字」のお話。
『ペン習字を始めたわよ』
皆さま、ごきげんよう。最近字を書く練習をしている、きゃりーぱみゅぱみゅです。なんでそんなことを始めたのかといいますと、最近日記を書くようになったからです。
日記を始めたキッカケは1月に東急ハンズでやった、とあるテレビのロケでした。撮影までの空いている時間は店内を自由に見て回ってていいですよと言われたので、なんとなく文房具コーナーを見ていたら、たまたま素敵な日記帳を発見。毎日1回書く必要のない、自分の好きなタイミングでつけていいという日記帳です。
まあ、要はメモ帳みたいな感じなんですけど、その気軽さがいいなと思ったし、人間というものは本当に不思議なもので、いつでも書いていいよと言われると毎日書くもんなんですよね。おかげで日記なんてこれまで3日坊主で一度も続いたことがありませんでしたが、そんな私でもちゃんとつけるようになりました。
サイズも小さくて持ち運びやすいので、今、ちょうど全国を回っているツアー先にも日記帳を持っていって、毎日感じたことや、アイデア、食べたもの、見たもの、始めたこと、やめたことなんかを綴って、久しぶりにお母さんに会ったときに見せたりしています。大した内容じゃないけれど、楽しそうに読んでくれるので、これもある種の親孝行になっているのかな?なんて思っています。
ただ、改めて自分が書いた日記を読み返してみて思ったんですけど、私の肉筆って超絶汚いんですよね…。なんでこんなに小学生みたいな文字なんだろうと落ち込んでしまいます。
ぶっちゃけ前々からずっと気づいてはいました。ファンの人から「字が汚い」と言われたこともありますし、私はけっこう友達にプレゼントとか渡すときにちっちゃい手紙を添えるタイプなんですけど、そのたびに「字がまじ汚ねー」とか散々笑われてきました。
それに、デビュー10周年のときにお世話になっているダンサーの皆さんから「きゃりーちゃんへ」というお祝いのお手紙をもらったんですけど、みんなめっちゃくちゃ字がきれいで、「うまいのはダンスだけじゃないのか!」とショックを受けたんです。
対して私はというと、ライブやイベントのたびにあんな小学生みたいな字をでっかいスクリーンにどーんと映し出されて…めっちゃ恥ずいやん?
だから、かねがね字を矯正したいと思ってはいたんです。でもなかなか重たい腰があがらなくて…。だけど日記をつけるようになったことで、この字のままじゃダメだと本気で思うに至り、ついに本屋さんでペン習字のドリルを購入。ひらがなの「あ」から順に、点線をなぞって字を書く練習を始めてみることにしたんです。
すると面白いことに、本当に字の形が変わっていったんですよ。まずはビフォー画像ということで、もともと私が書いていた字をご覧ください。 ⬇
独特の字ですよね…。これでもわりと丁寧に書いたほうなんですが、“はね”とか“はらい”とかめちゃくちゃでほんと子どもの字です。大人になったらきれいになるだろうとずっと思っていたけど、字って全然なりません。しかし、これがペン習字ドリルをやったおかげでアフターはこうなりました。 ⬇
いかがでしょうか? けっこう大人っぽい字になった…はず? 形とか“とめ・はね・はらい”とかに気をつけるようになったらどんどん字が変わっていって、私はそれが面白くて、ひらがな編、漢字編、アルファベット編とドリル全部をやり遂げることができました。
しかし、まだまだ油断はできません。イライラしたり不安に思ってることがあると、雑になってたちまち昔の字に戻っちゃうんです。メンタルって本当に字に表れると思うし、あと、性格も表れますよね。字ってその人の中に秘められた意外な性格が見えてくるみたいで面白い。きれいな字の人だとドキッとします。
そういえば、手越祐也くんの字が意外ときれいでしたよ。インスタのストーリーに載ってたのを見たんですけど、ヤンチャでオラついた印象とは違って、実は繊細でいいやつそうな字で驚きました。やっぱり肉筆を見ると、その人の印象って急に変わりますよね。
今はSNSもメールもやり取りは全部デジタルになって、みんな基本的に同じフォントを使っています。だからこそ肉筆の味わいが際立つんじゃないかと思います。いつか私も大人なLADYに相応しい、大人の余裕が感じられるきれいな字が書けるようになれたらいいなと思っています。
と自慢げに語っていますが、実は現段階では日記やめちゃってます! てへぺろ~!!!