『LOCKER ROOM』はみだしレポート 【バドミントン】渡辺勇大選手/『LOCKER ROOM』はみだしレポート

LEARN 2022.03.19

Hanako本誌の人気連載「LOCKER ROOM」で紹介しきれなかった写真&こぼれネタをご紹介。今回は1206号から、バドミントン・渡辺勇大選手。

渡辺勇大選手

今回、『LOCKER ROOM』に登場してくれたのは、東京五輪のバドミントン混合ダブルスで銅メダルに輝いた渡辺勇大選手。オリンピックで同種目のメダル獲得は日本史上初。3位決定戦の感動と興奮を伝えると、「僕が一番興奮していたんじゃないですかね」と、勝利の瞬間を思い出し、笑顔で話す。

インタビュー後には、「しょうもないことばかり話してしまいましたが、これで記事になりますか? 大丈夫ですか?」と苦笑するひと幕も。「優等生っぽいイメージを持たれがちなんですけど、僕は基本、不真面目な人間なので(笑)」と茶化すが、不真面目なのではなく、とことん真っ直ぐで、裏表のない正直な人。どんな質問にも飾ることなく素直な思いを語ってくれる。本誌でも紹介したが、「練習しなくても勝てるなら、キツい練習はしたくない」というコメントも、ここまでストレートにさらけ出すスポーツ選手は珍しいかもしれない。でも、本人は「『隠す必要あるかな?』と思って。アスリートはこういうもの、こうあるべき、といったイメージがあるんでしょうけど、僕は自分を偽ることなく、このままでいきたい。苦しい生き方はしたくないなと思うんです」と、ポリシーを口にする。

帰り際、展望もポツリ。「もっともっとバドミントンの競技人口が増えて、市場が広がったらいいなと思いますね。いつか、バドミントンクラブも作りたい。僕のクラブなので、方針は『練習しなくても勝てばいい』。もちろん、結果を残してなければ言いますけどね」と、最後まで渡辺勇大節さく裂でした。

バドミントンをやっていて楽しいと思うのは勝利を手にしたとき。「東京五輪の3位決定戦で勝ったときは最高に楽しくて、うれしい瞬間でした」。
バドミントンをやっていて楽しいと思うのは勝利を手にしたとき。「東京五輪の3位決定戦で勝ったときは最高に楽しくて、うれしい瞬間でした」。

・Birthday 1997/6/13
・Blood type B
・Height 167cm
・Birthplace TOKYO

わたなべ・ゆうた/「日本ユニシス」所属。種目は男子ダブルス、混合ダブルス。小学1年生から競技を始める。昨年の東京五輪では日本の混合ダブルス史上初の銅メダルを獲得、男子ダブルスでも5位入賞を果たす。同年12月の世界選手権では混合ダブルスで準優勝。

(photo:Rie Odawara text & edit:Naoko Sekikawa)

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