超初心者でもできる!「投資」レッスン。第3回  投資を成功させる「3つのコツ」

LEARN 2022.02.04PR

「投資を始めてみたいけれど、何から始めていいかわからない…」。そんな投資ビギナーに向け、インスタライブを含め、ファイナンシャルプランナーの資格を持つ金融・証券インストラクターが丁寧にわかりやすく“お金との付き合い方”をレクチャーする短期集中連載。記事を4回とインスタライブ2回でお届けいたします。第1回「お金を増やす仕組み」、第2回は、「投資の種類」でした。3回目はリスクを抑えながら投資するための「3つのコツ」についてです。(PR/日本証券業協会)

3つのコツ

前回、「投資信託」は 

①プロが皆さんに代わって運用 
②少額で始められる 
③バランスよく分散投資

という点で、投資ビギナーの最初の一歩として向いているというところまで学びました。
投資のレッスンも山登りでいえばいまは6合目あたり。早く成功への秘訣を知りたい!と焦る気持ちを抑えて、投資のコツを一つずつ覚えていきましょう。

ここまで学んできても、投資が気になりつつもやっぱりリスクが怖いという方もいらっしゃると思います。
そんな方のために、今回はリスクをなるべく抑えて投資するコツをご紹介しますね。
そのコツとは「長期、積立、分散」です。
リスクが怖い!と思ったら、この言葉を呪文のように唱えましょう。

例えば、株式や債券などを組み合わせた金融商品の投資信託を毎月買っていくと、値動きが気になってしまうもの。
人間だもの、「いくら上がった」とか「下がってしまった」と喜んだり、悲しんだりしてしまいますね。
でも、「長期、積立、分散」の呪文を唱えて、その投資のコツをまもっていれば過度の心配はご無用です。
下がってもそう慌てる必要はありません。
それは慌てなくていい理由があるからなのです。その理由が分かれば、下がったときは「チャンス」と思うようになりますよ。

なぜ長期でコツコツがいいの?そのわけは?

長期(矢印取りました)

まずは「長期」についてご説明しましょう。

日本で投資する場合、アメリカの失業率(経済指標)は注目ポイントとされています。
例えば、アメリカが景気に沸いたとか、失業率が下がったといった話が流れてきます。
アメリカの失業率が下がったら景気が良いという証。そうするとアメリカでの株価は上がる傾向があり、日本の株価も上がります。

なぜかというと、日本はアメリカに製品を輸出している割合が大きいからです。だから、アメリカの景気がよければアメリカで日本の製品が売れる、つまり、企業の業績がよくなるから日本企業の株価が上がるのです。

もちろんその逆で、景気の落ち込みとともに株価が下がることもあります。
景気が落ち込むということは企業の業績が悪いということを意味しますので、株価の下げ要因になるのです。
株価は世の中の情勢に応じて常に上がったり下がったするなど、変化のあるものなのです。

また、ニュースでよく「日経平均株価」という言葉も聞いたことがありませんか?
日本の株価もまた、景気がいい悪いを判断する基準になります。

株はおすすめしている投資信託のパッケージの中に含まれている金融商品の一つです。
(未来のための投資レッスン 第2回)
https://hanako.tokyo/news/lifestyle/280965/
下のグラフのように株価は上がったり下がったりと波打つように動きます。
たとえ、投資信託が一時的に下がってしまっても、上がるまで待っていればいいのです。
「長期」という視点が重要なのはここにあります。

長期投資-ヨリ

上の図に注目しましょう。
スタートの時点で株式を購入したとしましょう。当初は株価が上がりますが1年後には下がってしまいます。そこで下がった時にあわてないことが投資のコツとなります。
その後、10年を過ぎた後に株価は上昇に転じていますね。
株価は上がったり、下がったりを繰り返します。
短期的な目線ではなく、長期的に見ると上がることがあります。だから、一時的に下がってしまっても、上がるまで待っていればよいのです。

それには重要なポイントがあります。
投資は当面使う予定のないお金で行うこと。これは前回お話しました。覚えていますか?
(未来のための投資レッスン 第1回)
https://hanako.tokyo/news/lifestyle/279000/

もしも、近く使う予定のお金で投資していたら、たとえ下がっていても売却しなければいけないことになってしまうかもしれません。それはとてもツラいことですよね。相場は良いときもあれば、悪い時もあり、長い目でみれば利益につながるチャンスが訪れるのです。大事なのは短期的なマイナスに動揺せず、どっしりと長い目でプラスになるのを待つことです。
「長期でコツコツと少しずつ投資する」姿勢で利益を出す道へと進んでいきましょう。

投資で理想の結果へつながる積み立て方法「ドル・コスト平均法」

積立投資

投資のコツの2つ目は「積立」です。
「積立」は1つの金融商品を少しずつ買い続けることです。投資に回せるお金を一度にどんと投資するのではなく、少しずつ投資していくということです。
収入の中から投資に回せるお金を毎月コツコツ積み立てる場合、金融商品の購入方法は2つあります。

:毎月一定の「金額」で買える数量(株数)を買う方法
:毎月一定の「数量」を必要な金額で買う方法
です。

1が投資ビギナーの皆さんにおすすめしたい方法です。
ちなみに、ちょっと難しい響きですが「ドル・コスト平均法」と呼ばれています。
上の図を見てみましょう。
1の一定の「金額」で株式に投資するとした場合(ドル・コスト平均法)、株価が1500円に上がったときは少なく6.6株の株式を購入し、逆に500円と下がったときには多い数量で20株の株式を購入できます。結果、1のドル・コスト平均法の方が1株あたりの単価858.3円と1株1000円になる定量で株を買う場合よりも1株あたり141.7円も安くなり、保有する株数6.6株も多くなりました。
株価が下がるとより多くの株式を購入し、1株あたりの単価が安くなる絶好のチャンスなのです。
毎月コツコツと「ドル・コスト平均法」で投資すれば、株の価格によって購入する数が調整されるので、リスクを抑えてくれ、しかも、利益が出やすくなります。

忘れてはいけない「分散」の言葉

分散投資

毎月コツコツ(積立)とあせらずに(長期)という2つの投資のコツについて説明しました。
最後に忘れてはいけないコツが「分散」です。

投資の世界では「ひとつのカゴに卵を盛るな」という格言があります。
卵を自分の資金、カゴを投資先だと考えてください。
1つのカゴ(投資先)にすべての卵(資金)を入れてしまった場合、そのカゴを落としたら(投資先のリターンがマイナスになったら)全てがダメになってしまいますよね。
でも、卵を複数のカゴに分散して入れれば(分散して投資すれば)、1つのカゴを落としても、残りのカゴの卵は無事です。
つまり、例えば一つの会社の株式だけに沢山のお金を投資するとリスクは大きくなりますが、国内外の株式、債券など様々な投資先に分散して投資すればリスクが抑えられるということです。
ただ、自分で1つ1つ商品を選んで分散するのは大変ですよね。
そこで、「国内、海外の株式、債券、などがパッケージ」された投資信託だと、その投資信託を1つ選べばそれだけで分散投資ができるので、投資ビギナーでも簡単に実践できるのです。

3つのコツを実現するためには?

それでは、この3つのコツ(長期、積立、分散)はどうすれば実現できるのでしょうか?
答えは簡単。毎月、一定額で投資信託をコツコツ買っていけばよいのです。

第1回で、毎月の収入から、投資する額を「先取り」して残りのお金でやりくりする「お金をふやす仕組み化」をお話しましたよね。
(未来のための投資レッスン 第1回)
https://hanako.tokyo/news/lifestyle/279000/

投資する額を、給与天引きや銀行引き落としにしておき、分散投資ができる投資信託をコツコツ購入すればOK。あとは長期間ほったらかしにしておけば「長期、積立、分散」の3つのコツの出来上がり。
簡単だと思いませんか?

投資を始めたばかりですと、ちょっとした値動きを不安に感じるかもしれません。でも、投資は長距離マラソンです。「長期、積立、分散」の3つのコツを忘れずにいたいものです。

2月13日はNISAの日!でお会いしましょう

まだ投資をしたことがない方や初心者の方向けに、無料オンラインセミナー「投資を体験!NISAって、なんですか?―はじめての資産運用講座―」を開催いたします。
当日は一般NISAとつみたてNISAの違いなどについて分かりやすく解説する他、簡単なシミュレーションで投資を体験できます。
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日時は2月13日(日) 10:00~12:00*終了致しました。
セミナーの動画は以下のリンクからご確認いただけます。

illustration Maori Sakai(title) Mariko Matsumoto text Keiko Kodera

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