一緒に暮らしたい、家電のこと。 【あの人と、家電。】クリエイティブコンサルタント・市川 渚さん『長く大事にしたいからこそルックスは譲れない。』
みんなが憧れるような心地よい生活を送る人たちには、どんな“相棒”がいるの?その相棒と、どんな風に付き合っているの?スタイルのある人たちの家電ライフを覗き見。今回は、クリエイティブ コンサルタント・市川 渚さんにお気に入りのアイテムを教えてもらいました。
Thema『家に来た時点で愛着の持てるものを選びます』
ガジェットに関するコラムを多数執筆し、新しい家電にも常にアンテナを張っている市川渚さん。市川さんは、家電を選ぶとき、絶対譲れない条件があるそうで…。
新しい道具を試すのが昔から好きだったという市川さん。「面倒くさがりで、道具に助けてもらいたい、というベースの考えが、家電好きの理由です。新しい家電はまずどういうものか試してみたい。ただ、デザインも機能の一部だと思っているし、好きで気に入ったものを大事に長く使いたいから、どんなに使い勝手が良さそうでも、ルックスが気に入らなければ買いません」
家電を買うときは、海外サイトまでチェックしてベストと思えるデザインを徹底的に吟味する。そして、市川さん愛用の家電たちを見せてもらうと、ほとんどの色が白!「まず最初の大きな基準が『白』か否か。白が好きというのもあるけれど、家電はそもそもデザインされているものが多いので、ゴチャゴチャさせず、統一感を出すという目的もあります」
さらに、新しい家電メーカーで気になる商品を見つけた場合、バックグラウンドなども購入の基準に。「たとえば、優秀なサーモスタットの開発で知られていた〈Nest〉を〈Google〉が買収して発売したセキュリティカメラの性能は間違いないだろう、とか。“安物買いの銭失い”がいちばん悲しいので、値段は気にしません。ただし、最安で買うことには命をかけます(笑)」
Profile…市川 渚(いちかわ・なぎさ)
海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。ウェブなどで、ファッション、テック&ガジェット、ライフスタイル関連のコラムなどを執筆。