会津のシンボル、鶴ヶ城を鑑賞しながら、会津の食を堪能。 時速5キロメートルの自動走行モビリティを用い、”城コンテンツ“の概念を覆す類をみない食体験と旅、『会津新晩餐』。
幕末には戊辰戦争の舞台となった福島県会津若松市。その会津若松市のシンボル、鶴ヶ城を見ながら、会津のおいしい食材とお酒を堪能する1日1組だけが体験できるツアーが開催されました。しかも時速5キロメートルの自動走行モビリティに乗って、お城の周りを周遊して食事をするというもの。現地に伺ってツアーを体験してきましたのでその様子をご紹介します。
旅のスタートは、猪苗代米農家の日常を贅沢に間借り!?
郡山駅から鶴ヶ城へはハイヤーで送迎が行われます。途中、食材を提供する米農家に立ち寄って、美しい茶器とともにお茶を飲む時間が用意されています。夕焼けに染まる磐梯山の美しさに言葉を失います。
「城泊」ならぬ「城食」。モビリティを活用し、城全体をレストラン化する演出。
会津若松市のシンボルである鶴ヶ城、その天守閣は市内のほぼ、どこからでも望むことができます。春には桜、夏には青葉、秋には紅葉、冬は雪化粧と季節ごとに風情が変わるだけでなく、朝昼はもちろん、夜間はライトアップされる会津市民の憩いの場です。
時速5キロメートルで自動走行する「iino(イイノ)」と名付けられた新しい乗り物に乗ります。専用に設けられたソファの上に横たわり、寝転んだり座ったり。ドライバーはいないので、「iino」の上は極上のプライベート空間と化します。
「iino」が移動するとき、乗客は寝そべった状態。しかも後ろ向きに進むことで、視野がどんどん変わっていきます。
鶴ヶ城のビュースポットで提供されるこだわり抜かれた会津のごちそうとお酒。
料理は地元のシェフが腕を振るいます。地元のブランド牛である会津牛のサーロインステーキや福島県をはじめとする東北の郷土料理の三五八漬け、皇室に献上されることもある立派な身しらず柿など郷土色豊かです。
日本酒も料理に合わせて会津地方の地酒が用意され、器も会津塗り、会津本郷焼などで揃えられました。
〈いろりの宿 芦名〉に宿泊し、会津東山温泉で癒される。
鶴ヶ城での食事のあとは、ハイヤーで会津東山温泉の〈いろりの宿 芦名〉に移動し宿泊。暖かな囲炉裏の前で〆のお料理と、源泉掛け流しの貸切温泉でゆったり癒され、翌朝には、囲炉裏の前で和朝食をいただくというプランです。
もちろん翌日も会津地方の観光名所を巡ります。
『会津新晩餐』は12月5日まで5組限定で開催され、すぐに予約が埋まったとのこと。今後も季節に応じたプランが計画されています。
モビリティに乗って美しい鶴ヶ城を様々な角度から眺めながら、福島会津地方の食を堪能する『会津新晩餐』。特別な思い出になりそうなプランです。
『会津新晩餐』
■2021年12月5日まで 期間中5組限定
■1日1組2名まで
■40万円~(税抜)
■特設サイト