ずっと使えるお気に入りを探そう。 使い捨てられたビニール傘がおしゃれバッグに!プラを使わない・減らすブランド5選

LEARN 2021.11.22

国内で供給される衣服の製造から廃棄までには、約9500万トンの二酸化炭素が排出されている。衣服が何からどうやって作られているのかを知ろう。今回は、プラを使わない・減らす取り組みをしているブランドをご紹介します。

廃プラスチックで、アップサイクル。

プラスチックの生産や廃棄時に出る二酸化炭素は、だいぶエコが意識されてきたとはいえ、今後まだまだ増えると予測されている。プラを使わない・減らす取り組みをしているブランドから、ずっと使えるお気に入りを探そう。

1.使い捨てられたビニール傘がしゃれた小物に変身。

1年間で約8000万本が捨てられるというビニール傘。それを分別洗浄し独自の方法でプレス、透明な窓ガラスに流れる雨のような、表情ある素材としてアップサイクル。もちろん防水、軽量だ。そうして小物に仕立てているブランドが自ら宣言するのは「10年後になくなるべきブランド」。さて、どうなる?サコッシュ8,800円、ウォレット13,200円(共にPLASTICITY|モンドデザイン 03-6419-7361)

2.プラスチックごみからできた、森を守るプラバッグ

インドネシアで回収されたプラスチックごみでできたハンドメイドのカゴバッグは、1つ購入ごとに1本の木が、絶滅が危惧されるオランウータンのすむ島に植えられる。今回のプロジェクトにより1/4ヘクタールの土地の取得、植樹、管理を予定。あなたが関わる森ができる。ステンシルアーティスト・守矢努の手によるメッセージも楽しい。12,000円(マニスファンクラブ)

https://www.fcmanis.org/

3.空を飛んでいた生地が、色とりどりのバッグに。

「プラスチックごみゼロ宣言」をしている京都・亀岡市。パラグライダーが盛んなこの地で、使えなくなったパラグライダーの素材からバッグができた。デザインに関わっているのは〈シアタープロダクツ〉。豊富なサイズ、そしてさまざまなカラー。空を飛んでいたバッグだと思うと、なんだかワクワク。ワインバッグ各3,960円(ホズバッグ×アコテ)、Mサイズ3,960円、Lサイズ4,950円(ホズバッグ|全てアコテ 03-6873-7623)

コスメの容器もプラスチック減が新常識。

オーガニックなどコスメ原材料への関心は高まった。けれど、パッケージはまだまだ使い捨てが多い。環境先進国のアイテムを中心に多く見られるエコな容器。日本でも増えていくよう、パッケージの表記もチェックしよう。

1.海に優しい日焼け止めは、容器も珍しい紙製でプラフリーに。

紙製の生分解性容器を採用しているハワイ島のオールナチュラルな日焼け止め。ハワイでは、日焼け止め成分が海を汚し、魚たちのよりどころでもあるサンゴを破壊するとして販売規制がある。こちらは、海に有害となる化学物質を使わずにSPF40+のウォータープルーフを実現。繰り出し式スティックタイプで色は2色。日焼け止め各28g 3,300円

■EARTH FRIENDLY SHOP:https://earth-friendly.life/

2.ゼロカーボンにつながる、サトウキビからできたボトル。

パーム油など環境破壊を引き起こす素材を使わず、サステナブルな素材だけで作ったハンドウォッシュとクリーム。ウォッシュは天然の軽石で角質をオフ、クリームは華やかだけれど癒される香りがふんわり長持ちする。ボトルには、再生可能で二酸化炭素の量を増やさないサトウキビ=バイオマス原料が使われている。ハンドクリーム各500ml 7,150円、ハンドウォッシュ各500ml 7,150円

■ロー:https://lo.studio/ja/

(Hanako1202号掲載/photo : Akiko Baba styling : Nami Kagiyama text : Miho Arima edit : Nao Yoshida cooperation : UTUWA)

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