全国の有名ラーメン店が約100日ごとに登場する長期企画の第2弾。 『ご当地ラーメンチャレンジ by 東京ラーメンストリート』に熊本〈天外天〉登場。
東京駅一番街にラーメンの名店が並ぶ〈東京ラーメンストリート〉。今年7月から『ご当地ラーメンチャレンジ by 東京ラーメンストリート』が行われています。約100日ごとに出店する7つのご当地有名ラーメン店の第2弾は熊本の有名店〈天外天〉。東京初出店となるお店に伺ってきました。
ニンニクが効いたパンチのある一杯。熊本の人気店〈天外天〉のラーメン。
「東京で真っ先に食べたいお店」をコンセプトに2009年に開業した〈東京ラーメンストリート〉。バラエティ豊かなラーメンの名店、8店舗が並びます。
その一角で今年7月15日から開催されているのが『ご当地ラーメンチャレンジ by 東京ラーメンストリート』です。これまで東京の有名ラーメン店が並んでいた〈東京ラーメンストリート〉に全国の有名店が順番に出店するという企画です。11月12日からの第2弾として登場したのが、熊本の〈天外天〉。今回が東京初出店となります。
〈天外天〉は平成元年に熊本の市街地にオープン。熊本ラーメンといえば、ニンニクを焦がした香味油、黒マー油を特徴とする店が多い中、その概念を一新した人気店です。
〈天外天〉のスープは豚骨のゲンコツを砕けるまで煮込み、鶏ガラと地元熊本の薄口醤油に魚醤を加えています。材料は4種類とシンプルながら、スープができるまでにかかる時間は6時間。煮込む時間とスープの温度がポイントだそう。
最大の特徴はガーリックパウダーです。弱火でじっくり時間をかけてローストしたニンニクを粗目に挽いたもので、パッとみてわかるほど、全体に振りかけられています。
熊本で常連客に人気という「辛口天外天ラーメン」をいただきました。基本の「天外天ラーメン」に自家製辛味噌を溶かした辛さがポイントのラーメンです。
テーブルに運ばれてくると、香ばしいニンニクの香りに食欲が湧いてきます。
自慢のスープはほどよい濃さで、満足感のある味。辛味噌も効いています。麺は中太ストレートで、食べ応えもあります。
トッピングは、柔らかさとお肉を食べる満足感が両立したチャーシューが3枚。九州のラーメンにはお決まりのキクラゲに加えて、〈東京ラーメンストリート〉の店だけの特別なトッピングとして、「佐賀一番摘み海苔」と「糸島メンマ」が加わっています。
熊本のお店では、さらにニンニクの醤油漬けを加えるお客さんが多いとのこと。歯応えもおいしく感じます。
豚骨スープに辛味噌とニンニクが加わって、食べ終わる頃には全身ポカポカ。これからの季節にぴったりのラーメンです。
熊本が産んだ元祖ふりかけ「御飯の供」も。
初の東京出店に当たって、このお店を熊本のような空間にしたいと店主の小田さん。「一口だけでも」と勧められたのは熊本では知らない人がいない「御飯の供」というふりかけです。大正時代から作り続けられていて、元祖ふりかけとして認定されているんだとか。
いりこの味わいと海苔の風味にどこかなつかしさを感じる「御飯の供」は、各テーブルに置かれています。九州のラーメンなので、お腹に余裕があれば替え玉(150円)をオーダーしたくなりますが、せっかくなのでご飯(150円)を注文して「御飯の供」と味わうのもよさそうです。
これから寒い季節にいっそうおいしく感じる〈天外天〉のラーメン。〈東京ラーメンストリート〉で熊本の味に触れてみてはいかがでしょうか?
〈東京ラーメンストリート〉
■東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅一番街B1
■営業時間は各店舗による
■無休
■公式サイト
『ご当地ラーメンチャレンジ by 東京ラーメンストリート』第2弾〈天外天〉
■出店期間 〜2022 年2月24日(木)(予定)
■20席
■10:30〜23:00(22:30LO)
※11月18日~11月30日は11:00~22:30(22:00LO)
※新型コロナウィルス感染症の影響により臨時休館や営業時間の変更があります。
最新情報については、東京駅一番街ホームページを確認してください。