お気に入りの伝統工芸品に出合おう! 全国の伝統的工芸品が東京に集う『JAPAN TRADITIONAL CRAFTS WEEK 2021』。青山を中心に開催!
都内のライフスタイルショップをめぐりながら、日本各地の伝統的工芸品に出合えるイベントとして、今年8回目を迎えた『JAPAN TRADITIONAL CRAFTS WEEK』。10月29日(金)〜11月11日(木)まで開催し、今年は38のショップが参加。それぞれの見立てで選んだ伝統的工芸品とコラボレーションしています。メイン会場の〈伝統工芸 青山スクエア〉では、工芸品に親しめるワークショップも。楽しみかたのポイントをレポートいたします!
どんな工芸品に出合えるの?
TOKYO2020オリンピックで注⽬され、サステナビリティの観点でも広がりを⾒せる⽇本の伝統的⼯芸品。一流の職人の手によりつくられた確かな品は、その歴史の深さもさることながら、永く使えることでも人気が高まっています。
そもそも伝統的工芸品とは‥
【 工芸品の特長となっている原材料や技術・技法の主要な部分が今日まで継承されていて、さらに、その持ち味を維持しながらも、産業環境に適するように改良を加えたり、時代の需要に即した製品作りがされている工芸品 】と定められています。
簡単に言うと、(1)そのほとんどの部分が手づくりであり、(2)日常的に使われ、(3)地域産業として成立している品物。いま全国には、236の伝統的工芸品があるんですって!
⻘⼭⼀丁⽬駅より徒歩3分の〈伝統⼯芸 ⻘⼭スクエア〉は、全国の伝統的⼯芸品を取り扱うギャラリーショップ。このイベントの拠点地でもあり、参加する38店舗がセレクトした全国各地の工芸品をすべて目にすることができますよ!
とはいっても、伝統工芸品ってちょっと敷居が高いイメージ。
どんなものを選べばいいの? 日常使いする際のコーディネートはどうしたら?
イベント期間中、青山スクエアの特設スペースでは、「リビング」「ダイニング」「キッチン」3つのシーンに分けて、日常での工芸品の取り入れかたを紹介しています。
「キッチン」には、雑誌などでもよく見かける、三重県の土楽窯の土鍋も。こんな風にさりげなく取り入れられたら素敵だなと、とても参考になりました。
憧れの曲げわっぱも、こんなにたくさん!実際に見て選べる機会って、実はなかなかありませんよね(思わずバターケースをお持ち帰りしてしまいました‥)。
職人さんに学ぶワークショップ。
この日は、江戸指物の職人さんによる、お箸づくりのワークショップに参加。
指先の感覚が伝わりやすいといわれる、八角箸をつくります。
江戸指物は、名前のとおり江戸時代から伝わる技法。釘や接着剤などを一切使用せずに、削った木のみで家具や雑貨を組み立てる工芸品です。
真四角の檜(ヒノキ)の木を、手のひらサイズのカンナを使いながら、八角形に削っていきます。緊張しながら、ゆっくり進めていくと、しっかりと八角形に!
削る前の箸と比べると、その差は一目瞭然!
握ってみてさらにびっくり。四角い箸は、ものすごく使いづらい‥!
八角形に削っただけで、箸としての機能が格段に上がるということに驚きました。
「道具というのは、いかに使いやすくするかを考えてつくるんです」と、この日の講師である佐藤さんが教えてくださいました。
ひとくちに工芸品といっても、見た目だけでなく、いかに日常的に使いやすいかをとことん考えてつくられているんだなと実感。ますます工芸品が好きになりました!
巡って楽しむスタンプラリーも。
イベント期間中、参加する38店舗をめぐってスタンプを5つ集めると
青山スクエアにて工芸品が当たるガラポン抽選に挑戦することができます!
(ハズレなしとのこと‥!豪華すぎる!)
※抽選は景品がなくなり次第終了で、残り僅かとのこと!参加される方は急いでくださいね♪
クラシックな青山・表参道、老舗の銀座、最新カルチャーの中目黒。今年はこの3エリアに絞って開催しているため、ラリーしやすいのも嬉しいですね。
スタンプラリーだけでも、ワークショップに参加しても。〈青山スクエア〉に全ラインナップを見にいくのも。お散歩がてら工芸品に触れ合うチャンスです、ぜひ参加してみてくださいね!
『JAPAN TRADITIONAL CRAFTS WEEK 2021』
■公式サイト
■2021年10月29日〜11月11日
■参加38店舗はこちら
〈伝統工芸 青山スクエア〉
■東京都港区赤坂8-1-22 1F
■03-5785-1301
■11:00〜19:00
※状況により営業時間が変更になる場合あり。
■無休