台湾の今をアートを通して体感。 <KITTE>に台湾の花が咲いた?台湾のアートイベントが日本で開催!ぜひ、体験してみよう。
日本と台湾をアートで交流しようと、東京駅の<KITTE>でアーティストやクリエーター、デザイナーが参加する「Taiwan NOW」が開催されている。実際に会場での展示とパフォーマンスに加えて、バーチャル会場(オンライン)でも開催されている。台湾に行けなくなってもう2年近く、アートを通して台湾に触れて感じるチャンス!ぜひ出かけてみてはいかがでしょうか?
<KITTE>の1階に花が咲いた?インスタレーションが登場!
「ともに花を咲かせよう」をコンセプトに日本と台湾の文化交流イベント「Taiwan NOW」が東京・
<KITTE>で開催中だ。映画、舞台、音楽などバーチャルで楽しむこともできるが、なんといっても身近かに日本とアートのコラボレーションを感じることができることが最大の魅力となっている。
写真の花柄のベンチは台湾の伝統的な「台湾花布」がモチーフ。台湾人アーティストのマイケル・リンがデザインをし、世界で活躍する日本の建築事務所であるアトリエ・ワンがベンチやテーブル、スツールとして作り上げた。実際に座ったり、写真に納めたりとアート作品を体験できる。
パフォーマンス上映も。
<KITTE>の中にある<東京大学総合研究博物館JPタワー学術文化総合ミュージアム [インターメディアテク]>では、開館中の14時からパフォーマンスの上演もある。台湾生まれでNYとパリを拠点とするリー・ミンウェイさんのパフォーマンス作品「如実曲怪/私たちのラビリンス」だ。ミャンマー旅行がきっかけとなって生まれたパフォーマンスは静かで幻想的。花が咲き、満開となり、枯れるという一連の季節のリズムをダンスで表現したもの。ダンサーの動きとパフォーマンスの美しさが印象的だ。
そして、台湾の高雄の会場では、日本人美術家 やなぎみわさんが女性の歌劇団によって演じる「歌仔戯」から影響を受けての新作《アフロディーテ 〜阿婆蘭(アポーラン)〜》を上映する。やなぎさんは台湾を訪れ、現地スタッフと共に演出を手がける。アートを通した日本と台湾の交流にぜひ、「参加」してみてはどうでしょう。
「Taiwan NOW」は11月14日まで。
Taiwan NOW
■東京都千代田区丸の内2-7-2
■03-3216-2811
https://www.taiwannow.org/jp/
photo Kenya Abe
巻頭写真:林明弘(マイケル・リン)×アトリエ・ワン《Untitled Gathering (Tokyo 2020)》